新入生、新人を迎える季節に、その人への思いを綴ります。
ご一読賜れば幸いです。
・・・・・・・・・・・・・・・
「その人の未来を信じる」
(「いのちびと」2022.3月号より)
「今の子どもは、学生は」「今どきの若い社員は」との声を聞きます。自分は、どうだっただろうかと思います。
「今の子どもは覇気がない、何を考えているのか?」
私:親や先生に話しても無駄と、相当しらけていました。中学生からは親とはほとんど会話しない。何か聞かれても、不愛想に「別に」「分かった」でした。
「今の学生は社会常識がない」
私:高校では遅刻の常習者。大学では、長髪でアルバイトばかり、徹夜マージャン大好き! 酔っぱらって、駅や公園のベンチで寝たことも。バックパックを背負って、ヨーロッパを二カ月間放浪一人旅。「俺は俺だ」と超マイペースでした。
「今の若い社員は指示待ちばかり。辛抱ができない」
私:新入社員、配属初日。「業務マニュアルはありませんか?」と何の抵抗もなく言いました。一年後、「会社を辞めます」と上司に打ち明けました。
その歳の自分に思いをはせるとき、二つのことを感じます。
一つは、我が身と比べて、今の若者は本当に素直、頑張っている、凄いなあ。
もう一つは、こんな私を、何とかしようと思ってくれた人がいてくれた。
祖母は、「あんたは優しい子だ」とずっと言ってくれました。中学のA先生だけは、「お前は本気になればできる」と同級生の前で褒めてくれました。新人時代の上司は、「仕事は人生勉強だぞ」と、深夜まで私の仕事をしてくれたことも。なぜでしょうか?未来を信じてくれたからです。
山本五十六・連合艦隊司令長官の名言です。
「今どきの若い者などと言う事を絶対に言うな。何ができるか、とその可能性を発見してやってくれ」
その人の未来を信じましょう―。
あなたも私も、そうして育ててもらったのですから。
(我が身の大反省をこめて…)
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メルマガ「いのちの授業 あの日から」は、週1回(月曜日頃)、鈴木中人の著書&会報「いのちびと」&出会いなどからお届けします。*会報「いのちびと」は、1年/1500円で定期購読できます。

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「その人の未来を信じる」
(「いのちびと」2022.3月号より)
「今の子どもは、学生は」「今どきの若い社員は」との声を聞きます。自分は、どうだっただろうかと思います。
「今の子どもは覇気がない、何を考えているのか?」
私:親や先生に話しても無駄と、相当しらけていました。中学生からは親とはほとんど会話しない。何か聞かれても、不愛想に「別に」「分かった」でした。
「今の学生は社会常識がない」
私:高校では遅刻の常習者。大学では、長髪でアルバイトばかり、徹夜マージャン大好き! 酔っぱらって、駅や公園のベンチで寝たことも。バックパックを背負って、ヨーロッパを二カ月間放浪一人旅。「俺は俺だ」と超マイペースでした。
「今の若い社員は指示待ちばかり。辛抱ができない」
私:新入社員、配属初日。「業務マニュアルはありませんか?」と何の抵抗もなく言いました。一年後、「会社を辞めます」と上司に打ち明けました。
その歳の自分に思いをはせるとき、二つのことを感じます。
一つは、我が身と比べて、今の若者は本当に素直、頑張っている、凄いなあ。
もう一つは、こんな私を、何とかしようと思ってくれた人がいてくれた。
祖母は、「あんたは優しい子だ」とずっと言ってくれました。中学のA先生だけは、「お前は本気になればできる」と同級生の前で褒めてくれました。新人時代の上司は、「仕事は人生勉強だぞ」と、深夜まで私の仕事をしてくれたことも。なぜでしょうか?未来を信じてくれたからです。
山本五十六・連合艦隊司令長官の名言です。
「今どきの若い者などと言う事を絶対に言うな。何ができるか、とその可能性を発見してやってくれ」
その人の未来を信じましょう―。
あなたも私も、そうして育ててもらったのですから。
(我が身の大反省をこめて…)
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