「だいじょうぶ? と声にして伝える」
(「いのちの授業をつくる」(さくら社)より)
・・・・・・
景子の闘病中、とても嬉しいことがありました。
「保育園に行っていいよ」と医師が言ってくれたのです。景子は「保育園に行ける!」とバンザイ。しかし、小児がんの景子を受け入れてくれるだろうか?
保育園に相談に行くと、園長先生が言われました。
「お父さんお母さん、頑張られましたね。だいじょうぶですよ。みんなで受け入れますので安心して来てください」。嬉しかったあ。小児がんの家族、難病の家族という社会の特別な視線をずっと感じていました。
年長さんのクラスに入りました。
治療などで一カ月のうち半分くらいしか行けません。お友だちの様子を見て、後ろをついていくのが精一杯。でも、景子はいつも笑顔いっぱいでした。お友だち、先生、お母さんたちが、小児がんの景子を「普通」の子どもとして接してくれたからです。
小学校に入学したとき、「髪の毛のないことで何か言われる?」と聞いたことがあります。
景子は、「私、だいじょうぶだから」と、自分に言い聞かせるように答えたことを覚えています。景子が安心した表情をするときもありました。「景子ちゃん、だいじょうぶ?」と聞いてもらえたときです。その表情に、私も何度も救われました。
「いのちの授業」に参加してくれた、闘病中の中学生のメッセージです。
「景子さんは、きっと小さな体で、本当に大きな心と体の“いたみ”をもったんだろうと思います。私も病状がでたとき、『ふつう』に接してほしい、『ふつう』に生きたいと思うことがあります。『だいじょうぶ』の言葉が本当に嬉しいです。
生きられる日数が決まっているなら、その『ふつうの一日』を大切にしたい。『だいじょうぶ?』と言える自分になりたいと心から思います」
もし、君の周りにハンディを持った人がみえたら、
普通に、普通に接してください。
だいじょうぶ?と声にして伝えてください。
一つ優しくすると、君も一つ優しくなれるんだよ。
・・・・・・・・
メルマガ「いのちの授業 あの日から」は、週1回(月曜日頃)、鈴木中人の著書&会報「いのちびと」&出会いなどからお届けします。
*会報「いのちびと」(12Pカラー)は、1年/1500円で定期購読できます。

(「いのちの授業をつくる」(さくら社)より)
・・・・・・
景子の闘病中、とても嬉しいことがありました。
「保育園に行っていいよ」と医師が言ってくれたのです。景子は「保育園に行ける!」とバンザイ。しかし、小児がんの景子を受け入れてくれるだろうか?
保育園に相談に行くと、園長先生が言われました。
「お父さんお母さん、頑張られましたね。だいじょうぶですよ。みんなで受け入れますので安心して来てください」。嬉しかったあ。小児がんの家族、難病の家族という社会の特別な視線をずっと感じていました。
年長さんのクラスに入りました。
治療などで一カ月のうち半分くらいしか行けません。お友だちの様子を見て、後ろをついていくのが精一杯。でも、景子はいつも笑顔いっぱいでした。お友だち、先生、お母さんたちが、小児がんの景子を「普通」の子どもとして接してくれたからです。
小学校に入学したとき、「髪の毛のないことで何か言われる?」と聞いたことがあります。
景子は、「私、だいじょうぶだから」と、自分に言い聞かせるように答えたことを覚えています。景子が安心した表情をするときもありました。「景子ちゃん、だいじょうぶ?」と聞いてもらえたときです。その表情に、私も何度も救われました。
「いのちの授業」に参加してくれた、闘病中の中学生のメッセージです。
「景子さんは、きっと小さな体で、本当に大きな心と体の“いたみ”をもったんだろうと思います。私も病状がでたとき、『ふつう』に接してほしい、『ふつう』に生きたいと思うことがあります。『だいじょうぶ』の言葉が本当に嬉しいです。
生きられる日数が決まっているなら、その『ふつうの一日』を大切にしたい。『だいじょうぶ?』と言える自分になりたいと心から思います」
もし、君の周りにハンディを持った人がみえたら、
普通に、普通に接してください。
だいじょうぶ?と声にして伝えてください。
一つ優しくすると、君も一つ優しくなれるんだよ。
・・・・・・・・
メルマガ「いのちの授業 あの日から」は、週1回(月曜日頃)、鈴木中人の著書&会報「いのちびと」&出会いなどからお届けします。
*会報「いのちびと」(12Pカラー)は、1年/1500円で定期購読できます。
