あの日は、とても暑い夏空でした。

 がんばり屋さん、ちょっとお茶目な景子ちゃんは、一人で旅立ちました。
 病院を出るとき、私は「もう来なくていい退院だよ。お家に帰ろうね」と心の中で話しました。淳子さんは、ずっと抱っこしています。

 お通夜に、看護師さんが来てくれました。
 「景子ちゃんの人生は短かったけれど、お母さんやお父さんの愛情いっぱいの中で、すごく幸せだったと思います」。その言葉に、心が静まり、救われました。

 今日は、曇り、雨の日です。

 淳子さんとお参りに行きます。「景子ちゃん、どうぞ安らかにおすごしください。みんなを守ってね」と、いつものように。

 いのちの日。景子ちゃんといっしょに、ほほみながら、みんなの幸せを念じます。合掌。

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