2016年12月12日

「この麻雀マンガがすごい!2017」を勝手に発表します!

「このマンガがすごい!2017」のランキングが発表されていますね。

このマンガがすごい! 2017

宝島社
売り上げランキング: 93
【ついに決定!】『このマンガがすごい!2017』 第1位を特別発表!  |  このマンガがすごい!WEB
   ↑
今年のオトコ編1位はなんと、「中間管理録トネガワ」です!! スピンオフ元である「カイジ」シリーズの作者・福本伸行先生は「アカギ」「天」などの麻雀漫画家としても有名ですし、「賭博堕天録カイジ」では十七歩という変則麻雀勝負をやっていました。さらには、トネガワの中でも左衛門三郎二朗によるパワポプレゼン回の時には、麻雀が喩えとして登場したこともあります。これはもう、実質的には麻雀漫画が1位だったようなものと言っても過言ではないかもしれませんね。(過言です)



さて、この麻雀マンガがすごい!2015以来、2年ぶりに行きますよ!




すごい漫画は宝島社が決めろ!

ひどい漫画はなめくじ長屋が決めろ!


だが、麻雀マンガは俺が勝手に決める!!



「この麻雀マンガがすごい!2017」開催!!







10位:「天竜牌」杉井光×松井勝法

マンガボックスで連載中。単行本はまだ出ていません。麻雀漫画の中でも、いわゆる「超能力麻雀」というジャンルに真っ向から挑戦している意欲作。実は「超能力麻雀」というジャンルは麻雀漫画50年の歴史においてそこまで異質のものではありません。しかし、逆にそのインパクトからメインストリームだと勘違いされがちですが、主流にもなっていません。一般層が言う「超能力」とは、せいぜい麻雀のルールの範囲内で確率的に微小な出来事を頻発させる程度のものであり、この「天竜牌」のように物理法則を捻じ曲げるほどの事象を発生させているものはとても少ないのです。そして、そういうガチの超能力麻雀の領域へ挑戦しているこの作品ですが、現状はまだストーリーの進展が少ないですが、ライトノベルで実績のある原作者が作っているものですし、2017年にどんな展開を見せるのかは要注目でしょう。








9位:「無敵の人」甲斐谷忍

無敵の人(4) (講談社コミックス)
甲斐谷 忍
講談社 (2016-12-16)
売り上げランキング: 3,637
「ライアーゲーム」「ONE OUTS」などの頭脳バトルもので名を挙げた甲斐谷忍先生が、週刊少年マガジンで麻雀漫画に挑戦しました。最終的には打ち切られてしまいましたが、週刊少年誌という場で麻雀漫画というニッチなジャンルに果敢に挑んだその意気や良しです。個人的には「友情」というテーマでのやりとりなんかはかなりグッと来ましたし、主人公やライバルの特殊能力の発想も面白かったと思うのですが、闘牌がそれを補い説得力を持たせられるだけのものになっていればというのは残念に思っています。ほんと、闘牌監修は何を監修していたんだろう。そのへんの話は単行本4巻が出た時に書ければと。
(過去記事:マガジンの麻雀漫画・甲斐谷忍「無敵の人」はどこへ向かうのか





8位:「赤鬼哭いた」小松大幹

麻雀鬼神伝地獄の鬼憑き闘牌 (バンブーコミックス)
小松大幹
竹書房
売り上げランキング: 306,656
近代麻雀で連載中。単行本は2巻まで出ていますが3巻は出ず、単行本未収録の話も収録されているコンビニ版が1冊出ています。
この作品のウリは、圧倒的なまでの胸糞悪さ! 麻雀を絡めながら基本的に前後編で終わる短編モノなのですが、物語が良い方向に傾かずにメインキャラが闇落ちしたまま終わるような話を平気でやるのです。現実というのはそういうものなのかもしれませんが、フィクションでそれをやられても…という難しさ。ただ、麻雀オムニバスとしての出来は良いと思うのですよ。最近は「意外なハッピーエンド」を迎える時もあるので、そういう意味で「最後までどうなるか分からない」作品になってきており、バッドエンドばかりの時よりも楽しめるようになっているのではないかと思います。単行本の続刊が出るのかどうか分かりませんが、とりあえず頑張ってください。
(過去記事:「麻雀鬼神伝 地獄の鬼憑き闘牌」は実質「赤鬼哭いた」の3巻だぞ





7位:「凍牌〜人柱篇〜」志名坂高次

凍牌~人柱篇~ 14―麻雀死闘黙死譚 (ヤングチャンピオンコミックス)
志名坂高次
秋田書店 (2016-11-18)
売り上げランキング: 3,045
ヤングチャンピオンで連載中。物語の基本は「麻雀が強い少年が、ヤクザが絡む代打ちの場で勝負する」という麻雀漫画としてはベタなもので、それをずっと続けているのですが、「主人公の少年は強いけど、無敵というわけではない」ってのと「メタ的に見て漫画としてはやっちゃいけないことも平気でやってしまう」という2つの要素が、この作品を油断のならない作品にしています。主人公は以前に麻雀勝負において首を吊って心停止した後遺症で車椅子が必要ですし、これまで何度も登場していたサブキャラだって命を賭けた勝負に負けてしまったら平気で死にます。現在物語は最終決戦と言ってもいいレベルの闘いに突入しており、「こいつを殺しちゃダメだろ…」と読者が思うキャラもバンバン死んでいっています。ほんとね、あの人とかあの子は殺しちゃアカンですよ…読者はそんなの望んでないですよ…w もはや主人公が勝っても負けても、主人公もファンも幸せにならねえだろって状況になっていますが、終焉まで闘い続けるしかないという悲壮な物語。最終戦争が勃発した人類の末路みたいですわ。来年には完結するのでしょうか。来年も気になる作品です。






6位:「麻雀小僧」押川雲太朗

麻雀小僧 15 (近代麻雀コミックス)
押川雲太朗
竹書房 (2016-11-01)
売り上げランキング: 3,238
近代麻雀で連載中。秀逸なキャラクター作りが完成したために、とうとう押川作品もいわゆる「シンプルなトーナメントバトル」をできるようになったんだなぁという感慨深さがありますね。そして、主人公・まー坊と樫原さんの勝負がまぁ最高に面白かったんですよ。こういうトーナメントって、どうしても「まぁ主人公はいいとこまで勝ち上がるんやろ」って見方をしてしまい主人公の勝負って盛り上げづらくなるものですが、主人公の成長を見せる過去最高クラスの緊迫した状況からの逆転劇を見せてもらえて、ほんと最高でした。







5位:「鉄鳴きの麒麟児 歌舞伎町制圧編」塚脇永久

鉄鳴きの麒麟児 歌舞伎町制圧編 5 (近代麻雀コミックス)
塚脇 永久
竹書房 (2016-11-15)
売り上げランキング: 5,188
ネット麻雀が絡んできたりルールは赤金入り東風戦だったりと現代的な要素も多いですが、麻雀しか取り柄がない主人公が麻雀で勝って代打ちになって大金を得るぞ!みたいな、やってることは古式ゆかしき麻雀劇画なんですよね。その中でも今年は、とある雀荘に巣食う強者を打ち破るというアツい展開を見せてくれて、ドラクエ靴埜世Δ肇ンダタを倒したような爽快感がありました。あ、カンダタさんはもう倒してるかw じゃあヤマタノオロチだ。麻雀小僧はやや「流れ」「食い取り」のような懐かしい闘牌をしていますが、こちらは闘牌も現代的な読みと効率を柱にしたもので、そのへん「本格闘牌」をウリにした麻雀漫画2作で対比を楽しめます。








4位:「怜-Toki-」小林立×めきめき

怜-Toki-(1) (ビッグガンガンコミックス)
小林 立 めきめき
スクウェア・エニックス (2016-12-24)
売り上げランキング: 252
月刊ビッグガンガンで連載中。単行本第1巻は12/24発売です。
「咲-Saki-」の第5弾スピンオフとして始まった本作ですが、怜と竜華という咲-Saki-シリーズを代表するカップルの過去を掘り下げていたり、過去に百合漫画を描いていためきめき先生が漫画を描いていながら、わりとガッツリと麻雀を打ってます。予想に反してと言いますか、私にとってはだいぶ嬉しいことなのですが。まぁ竜華はまだ怜に明かしていない秘めた想いが隠されてそうですし、怜と竜華の絆は2巻以降にも徐々に描かれていくのではないかと。現状は、たいへんお可愛い小学生女子たちがちゃんと麻雀を打っている作品があるというだけでもかなりの「スゴイ」ことではないでしょうか。

あ、でもね、やはりこれだけは言っておきたい。



こんなワガママボディの小学生が居るか!(歓喜)


(過去記事:「怜-Toki-」第6局[友達]プールだ!水着だ!麻雀勝負決着だ!






3位:「シノハユ」小林立×五十嵐あぐり

シノハユ(7) (ビッグガンガンコミックススーパー)
小林 立 五十嵐 あぐり
スクウェア・エニックス (2016-12-24)
売り上げランキング: 337
月刊ビッグガンガンで連載中。単行本第7巻は12/24発売です。
こちらは主人公達が進学して中学生になりました。思春期の少女達が、仲間達と麻雀部に入り、練習して、市大会に出場して、絆を強める。なんかもう「麻雀部モノの全てをやってくれている」という感じがします。女子中学生が、かなりガチで麻雀を打っている。これが楽園。幸せな世界。私はもう、この「シノハユ」で紡がれる美しい世界に入りたくないです。ただ、この世界を永遠に眺めていたい。そんな、人類の精神を1つ先のステージへと進化させる可能性を持ち得る作品だと思います。

(過去記事:「シノハユ」第39話、本常玲奈は告らせたい〜雀士たちの恋愛頭脳戦〜







2位:「咲-Saki-」小林立

咲-Saki-(16) (ヤングガンガンコミックス)
小林 立
スクウェア・エニックス (2016-12-24)
売り上げランキング: 117
咲ーSakiー 1―廉価版 (ヤングガンガンコミックス リミックス)
小林立
スクウェア・エニックス (2016-12-06)
売り上げランキング: 13,333
ヤングガンガンで連載中。単行本第16巻は12/24発売。
今年で連載10周年を迎え、「怜-Toki-」という新しいスピンオフの連載も始まり、実写ドラマ化の放送が始まり、来年には実写映画化も控えており、今年も麻雀漫画の話題の中心にずっと居続けていました。正直、「咲-Saki-」が1位にならなかった理由は、その「凄さ」に慣れすぎて麻痺しているということだけかもしれません。もはや麻雀マンガというジャンルに括るには存在が大きくなりすぎており、麻雀マンガとは別に「この咲-Saki-がすごい!」とやるべきかもしれませんね。咲-Saki-シリーズでこの回がスゴかった、みたいなのを。さて、今年の咲-Saki-は「5位決定戦」と「宮永家の過去」を追う1年でしたね。特に後者は物語の根幹に関わる部分でしたし、それが徐々に明かされてきたことに興奮を禁じ得なかったです。来年も原作・メディア展開ともどんな進展を見せるのか楽しみです。そろそろ全国準決勝編が発表されてもおかしくないですよね。実写劇場版のラストに特報として発表されたりしないかなー。








1位:「3年B組一八先生」錦ソクラ

近代麻雀で月一連載中。単行本は「こんなの出せるかボケ!」とばかりに発売されていません。
最初の読み切りが掲載されたのは2012年とかで、その頃はまだただの「金八先生のパロディ読み切りギャグ」だったのですが、徐々に悪ノリをしだして絵柄のパロディが一切の躊躇をしない露骨なものになっていき、またパロディ元の作風を完璧に麻雀漫画のフォーマットに落とし込む「ネタ」作りの巧みさもあって、月一連載が始まった今年からネット上で大きな大きな話題になりました。単行本を出せないような作品を1位にしていいのかとも少し考えましたが、今年この作品ほど「すごい」という形容詞がマッチするものもなかろうということで。
そんな作風のヤバさから単行本も出せないこの作品ですが、ただいま期間限定でネット上で毎日1話ずつ公開されています。正直、このへんはまだヤバさは軽めな方ですが、ヤバさの片鱗に触れてみてください。最近の連載では、これよりもさらにさらにヤバくてスゴいことをやっていますから。


(参考:【緊急予告!!】「3年B組一八先生」がキンマwebにて期間限定で復活!! | キンマ.Web



とりあえずザックリとベスト10を選ばせてもらいましたが、これ以外にもいろいろな麻雀漫画を楽しんだ1年でした。来年も様々な麻雀漫画を楽しめることを願っています。麻雀漫画の未来に乾杯!

このマンガがすごい! 2017

宝島社
売り上げランキング: 121
中間管理録トネガワ(4) (ヤングマガジンコミックス)
講談社 (2016-12-06)
売り上げランキング: 2


この記事へのコメント

1. Posted by お見せしよう、王者のコメントを!   2016年12月12日 13:56
一位は魔亜邪庵漫画でしたか
2. Posted by お見せしよう、王者のコメントを!   2016年12月12日 17:54
以前は、シノハユは青春ドラマが主体で闘牌はややもすれば淡白な面もありましたが、団体戦に入ってから駆け引きが面白くなってますね。
特に「逃げる杏果ちゃん vs 他家3人の包囲網」という図式は、逆転劇が定番の咲シリーズでは貴重でした。
3. Posted by お見せしよう、王者のコメントを!   2016年12月12日 20:57
凍牌を読むきっかけになったのがこのブログなのですが単行本が出てもあまり記事にしないんですね
4. Posted by とおっりすがっちゃった   2016年12月13日 07:20
「3年B組一八先生」よんでみたいが単行本でよんでるから…雑誌かうしかないか!
5. Posted by     2016年12月13日 21:54
一八先生はコンビニコミックも無理だよなあ・・・
6. Posted by お見せしよう、王者のコメントを!   2016年12月13日 22:44
> ※万が一、不測の事態により公開時間の短縮・中止などの事態になった場合はご容赦頂けますよう予めご了承ください。

wwwwwwwww
7. Posted by お見せしよう、王者のコメントを!   2016年12月14日 00:38
どうせ単行本にしないならもっと豪勢に公開してくれればいいのに
8. Posted by     2016年12月14日 20:41
>>7
豪勢にして目立ったらまずいでしょうが!!!

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
備忘録:太字は麻雀漫画
3/25 血まみれスケバンチェーンソー(13)
3/30 ラーメン大好き小泉さん(5)
4/1 近代麻雀1日号
4/6 喧嘩稼業(8)
4/7 弱虫ペダル(50)
4/7 ぐらんぶる(8)
4/8 SとM エクスタシー(5)
4/13 東京タラレバ娘(8)
4/15 近代麻雀15日号
4/15 アカギ(34)
4/15 福本ALLSTARS(3)

4/18 天野めぐみはスキだらけ!(6)
4/19 かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜(5)
4/19 天牌(88)
4/19 天牌外伝(32)

4/25 美食探偵 明智五郎(3)
4/25 八雲さんは餌づけがしたい。(3)
4/28 哭きの竜〜Genesis〜
4/28 幻想ギネコクラシー(2)
4/28 銀のニーナ(10)
4/28 千支天使チアラット(2)
5/1 近代麻雀1日号
5/9 天竜牌(2)

5/12 お酒は夫婦になってから(6)
5/15 近代麻雀15日号
5/15 鉄鳴きの麒麟児 歌舞伎町制圧編(6)
5/15 牌王血戦ライオン(5)
5/15 雀荘のサエコさん(3)

5/17 美味い話にゃ肴あり(10)
5/18 競女!!!!!!!!(16)
5/19 白衣のカノジョ(6)
5/19 嘘喰い(46)
5/19 惰性67パーセント(3)
5/23 デンキ街の本屋さん(14)
5/27 ぎゃんぷりん(1)
5/30 新黒沢 最強伝説(10)
5/30 黄昏流星群(54)
管理人:いのけん
顔バレ
いのけん


ツイキャス配信してたら映り込みで顔バレしちゃってたじぇ!
(作成:golem4さん
歴代管理人画像

連絡先:inoken_the_worldあっとまーくほっとめーるどっとこむ

近況はTwitterはてブ
リンク関係
Twitter(常駐)
はてブ(おすすめ)
はてな支店(放置中)
mixi
はこてんパラダイス(放置中)
天鳳のSNS(わりと放置中)
天鳳(ID:いのけん、猫似まい)
麻雀牌画像を挿入するためのタグを作るページ(通称:パイガ):麻雀王国

【近代麻雀漫画生活のリンク集のようなアンテナ】
私が気に入ったサイト・ブログはこちらに捕捉されます。

なお、このブログはリンクフリーです。相互リンクは受け付けておりません。
バナー使いたければお好きなものをどうぞ。いちおうトップ絵も募集中です。

月條現矢さん作成


あぐらさん作成



ひがしさん作成

管理人を騙ったり、誹謗中傷や宣伝など問題のあるコメントは削除する場合があります。ご了承下さい。
Archives