近代麻雀漫画生活:Wordleの麻雀版「Mahjong Handle」が面白い

2022年02月07日

Wordleの麻雀版「Mahjong Handle」が面白い

みなさんはWordleというゲームをご存知でしょうか？　5文字の英単語を当てるだけのシンプルなゲームで、入力した単語で答えでも使われている文字は黄色・位置も一緒の文字は緑色になるというのをヒントに、6回以内に正解を求めるというだけのルールです。古畑任三郎の津川雅彦回でやってた数字当てゲームとかNumer0n（ヌメロン）の英単語版といった感じでしょうか。ブラウザ上で気軽にできることや、SNS上で結果をシェアできることもあってか、いつからか私のTLでも目にするようになっていました。

Wordle 228 5/6

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— いのけん (@inoken0315) February 1, 2022

で、私も何回かやってみました。ですが、面白さはなんとなく分かるものの、私の圧倒的な英語力不足のせいで、私ではこのゲームを満足に楽しめなさそうだな、という結論になりました。答えの英単語やその意味が分からないのがザラなんですもんｗ

そして、「私でも楽しめるタイプのWordle的なゲームがあればいいなぁ」なんて思っていたら、まさにうってつけのものがありました！　それが、記事タイトルで言っているように「Mahjong Handle」です！！！

Mahjong Handle 4 4/6

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— いのけん (@inoken0315) February 6, 2022

牌は同じだけど場所が違うと赤色（Twitterの牌譜では黄色）、牌の位置も同じなら青色（Twitterの牌譜では緑色）というのはWordleと同じですね。ルールによると「1飜以上の役がある和了形」とのことで、点数などのさらに絞り込むヒントが皆無なのでかなり無理ゲーなのかと最初思ったのですが、萬子→筒子→索子→字牌の順で完全理牌されていることもあり、意外と絞り込むことができるものですね。まだ2回しかプレイできていませんが、2回とも正解を導き出すことができました。

Mahjong Handle 5 5/6

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— いのけん (@inoken0315) February 6, 2022

まだ2回しかプレイしていないので、攻略法のようなことを偉そうに書いても間違いまくっているかもしれませんが、とりあえず現時点で私が思ったこと・コツを書き連ねてみようと思います。

・まず牌の構成を探る
Wordleは実在する英単語しか入力できないため、「AIUEOと入れて母音を探ったろ！」みたいなことはできませんが、Mahjong Handleでは数牌は全て順子で繋げて使えますし、字牌も国士無双で一気に探ることができます。てゆーか、「初手国士無双」は必須かもしれません。中暗刻で1飜確保とかされてたら、普通に1つ1つ探ろうとするのは6手では無理です。「国士無双→（1つもヒットしなかったら）萬子と筒子のタンヤオ→（それでもヒットしなかったら）筒子と索子のタンヤオ」の3手で34種の牌の構成を探るのが最善手であり、これがこのゲームの定石になるのではないかと提案致します。

・面子構成を探る
面子構成を探る時のポイントは、当たり前ですが「完全理牌されている」ことを忘れないことだと思います。「123m」と入力して左から2番目の2mだけが青だったら、一番左は1mではないのなら2mしかないので「22m」であることは確定します。他のヒントと合わせていけば、4面子1雀頭の構成が徐々に絞れていくでしょう。鷲巣麻雀の見えているガラス牌から黒牌を推察する作業とちょっと似ているかもしれません。考え方としてはマインスイーパーともちょっと似てるかも？

・待ちを絞る
Wordleで最後分からない部分が1つや2つになったら、キーボード上から総当たりすることになったりします（答えの英単語をそもそも知らなかったりするので）。ただ、Mahjong Handleでは多面待ちになった時は当然そのどれもが和了牌になるため、答え（Wordleだと英単語）から逆算して絞り込むことができません。どれだって和了になるので、5面待ちなら5分の1じゃねーかよ！運ゲーじゃねーか！と思う人もいるかも知れません。検索してみたら実際そういうことを言っている人も居ました。これは違います。Mahjong Handleでは手数に猶予があれば待ちを絞り込むことが容易にできます。

例えば、こんな5面待ちで和了牌だけ分からなかったとしましょう。

4445666m456p456sX

和了牌だけ1つ1つ変えて試していくと最長5手も掛かってしまいます。このような場合、次の手ではすでに確定している

の部分を、例えば

のように和了牌の候補となるものに置き換えて入力すればいいのです。

4445666345567m

の5種のうち、この1手で増えた赤色が和了牌になります。たとえ5面待ちでも、たった1手で和了牌を導き出すことができるのです。

和了形の中で一番和了牌を特定するのが困難な国士無双13面待ちでも、

この2手でどの牌が雀頭＝和了牌なのかを当てることができます。Mahjong Handleは無理ゲーではない！

そんなわけで、製作者もその意図も存じ上げませんが、結果的には絶妙に「6手あればわりと正解できそう」な麻雀クイズになっていそうな気がします。問題が更新されるのは毎日0時です。1日1問、しばらく楽しませて貰おうと思います。

続編記事：Mahjong Handleの「初手国士」デッキをさらに進化させてみた