今日は西武池袋線中村橋駅から徒歩数分の所にある練馬区立美術館を訪れました。

学生時代、「ランボー全詩集」を夢中で読んでいた私にとって、粟津則雄はとても身近な評論家でした。その彼が屯集したコレクションを見られるということで出掛けましたが、見所の多い質の高い展覧会でした。


展示されていた作品は、海外ではルドン、クレー、ルオー、日本では駒井哲郎、麻田浩、池田満寿夫などの版画、水彩、油彩、立体など多彩なものでした。
文学のみならず、絵画や音楽にも造詣が深く、また、骨太で深遠な人間探求を背景にした粟津さんのコレクションは、さすが、ひとつひとつの作品に複雑な思考と詩情が織り込まれていました。

会場では粟津さんのインタビュー映像も流れていました。詩や宗教、音楽にも言及するその力強い言葉に、彼の思考の変遷を垣間見ることができ、彼をよく知らない方にも大変興味深く見られるのではないかと思いました。