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田渕豊明 個展 「masqu」

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ギャラリーいのくま亭 京都では、4月29日(土、祝)より田渕豊明 個展「masqu」がスタートします。
今回は皆さんが良く知っているキャラクターたちをモチーフに、独自の技法で描いた新作の展示となります。どうぞよろしくお願いいたします。

田渕豊明 個展 「masqu」
期間:2017年4月29日(土、祝)~5月14(日)12~18時*月、火 休廊
ギャラリーいのくま亭 京都
604-8342 京都市中京区猪熊通六角下ル六角猪熊町603番地

【田渕豊明 略歴】
1985 大阪府生
2010 京都精華大学 芸術学部造形学科洋画専攻 卒業 
        
<個展>
 2012年 田渕豊明展展/ギャリー16 
            
<グループ展>
2014年 オープンスタジオ/アトリエ9、京都 
                
2013年 科学のあとに詩をかくこと/京都精華大学7号館7-23ギャラリー、京都
2012年 視域/京都精華大学7号7-23ギャラリー、京都 
                    
2010年 蓄積にらよる絵画/ギャラリー16、京都 DON'T FREEZE/くずはアートギャラリー、大阪
…………………………………………………………
                        
【田渕豊明 個展「masqu」によせて】
田渕豊明は企業や商品のロゴマークを油彩とエンカウスティック(蜜蝋)を使用し制作するアーティストです。
                            
本展は全てキャラクターをモチーフとした約5年ぶりの個展となります。
キャラクターやマスコットの語源を調べている中で、「masqu(何かに覆われた、隠された)」という言葉に行き当たりました。
本展に発表する田渕の絵画は、エンカウスティックが画面に「masqu」の効果をもたらしており、また一見可愛らしいキャラクターでも、田渕の手によってその内面に何かが隠されているような気配を感じさせます。
本来キャラクターはその可愛らしさから私達に親近感を抱かせてくれますが、田渕の絵画はまるでキャラクター達が可愛い「masqu」を被っているように見え、私はそれがアートの力なのだと信じています。
またフランスのプロヴァンス地方には、出産の際に羊膜に包まれて生まれてきた子供には幸運が宿っているという言い伝えがあり、そこから「masqu」という語が「家に幸運をもたらすもの」を表すようになったのではないかと言われているそうです。
そういったおまじないのような願いも込めて、沢山の面白みを含んだ作品を是非多くの方々に御観覧頂きたいと思います。
文:才本亜矢 (本展覧会企画者 京都精華大学芸術学部洋画コース卒業 京都外国語短期大学在籍)
                                            



アート見て歩き〜前田紗希・松野木望会 二人展

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アート見て歩き〜前田紗希・松野木望会二人展 「普遍的変化」ギャラリー知

ギャラリー知の前田紗希さんと松野木望会さんによる二人展を見て来ました。
共に京都造形芸術大学の卒業生ですが、それぞれ洋画と日本画を描く若手です。
現代美術においてことさらに洋画だ日本画だとジャンル分けする必要は今更ないのですが、それでもやはり絵画としての特質はあるわけで、そんなふたりが知のような本格的なギャラリーで一緒に展覧会をするのですから、余程お互いに共感するところがあるということなのでしょう。

成る程、作品はそれぞれの壁面に隣合わせて展示されていますが、違和感はなくて、そのミニマルな佇まい、ブルーを基調としたシックな色彩、直線による画面構成などが心地よく響き合っています。

しかし個別に見てみると、作品の持つ性格はむしろ対照的です。前田さんの作品はジグザグに鋭く起立する線によって、外界から遮断された、凝縮された抽象空間を作り上げているのに対して、松野木さんの作品はどこまでも、無限の彼方へと溶け込んで行くような広がりを持っています。その辺りのコントラストもまた、このふたり展の見所になっているのだと思います。

それぞれの作品の表面のマチエールも、写真では分からない工夫が凝らされています。前田さんの画面に散りばめられた凹凸は、鋭さを和らげるような温もりを。松野木さんの、和紙によるムラもまた、フラットな画面に独特の、光の質量なようなものを纏わせているようでした。

シンプルに描くことの背後にある熟成された思考や感性。控えめな中に追求される平面としての強度。その辺りのバランス感覚が、ふたりに共通するものなのかもしれません。

11月27日(日)まで12時~19時(最終日は17時まで)


展示風景

前田紗希

松野木望会

京都の冬と東京の冬

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冬といえば風邪。
毎年一冬に何回も風邪をひいていた私ですが、京都に来てからというもの、あまり酷いのはひかなくなりました。
一つには空気の乾燥がそれほどでもないことが考えられます。私は喉が弱い方なので、大抵喉痛から風邪をひくのですが、京都は関東のようなカラカラに乾燥することはなく、また、いわゆる空っ風が吹きすさぶということもありません。
気温は、少し低いかもしれません。足元から、体の芯まで凍らせるような、どーんとした底冷えは、本当に辛いです。
けれど風邪はあまりひかなくなりました。
あとは人口密度かもしれません。
東京ではどこに行くのも満員電車で、どんなにマスクをしても、うつされる危険性は他の地方都市より高そうです。
今年の秋は日中の気温差が大きいですね。皆さんも体調管理にはお気をつけてお過ごしくださいね。

井上裕葵 個展「between the land」

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一昨年の秋にカレント展で見た井上さんの作品は、巨大で、エネルギーに満ちたものでした。とても印象深く、私はすぐに彼女の名前を覚えました。そらから間も無く、井上さんがいのくまを訪ねて来られて、個展をすることになりました。

翌年秋の個展、そして卒業制作という過程で、井上さんの写真を使った作品は重厚さと力強さを増して行きました。6年間の大学生活の集大成ということなので当然かもしれないけれど、全てを出し尽くしたような卒業制作を見た時に、私はこれからの井上さんがどうなってゆくのか、一抹の不安を感じたものでした。

今回の個展のコンセプトについては、私のような無学なものがあれこれ言うのは控えますが、社会人として新たなスタートを切ったひとつの区切りとして、非常に充実した、美しい作品の展示になったと思います。美大で理論武装を重ねて来た作家が、一人になって陥りやすい迷走は見えず、むしろシンプルに、描きたいものを描いたという、一種の爽やかさすら伝わって来ます。生来の闊達なエネルギッシュさに、なんとなく、優しい情感のようなものが加わっているように思います。
京都を離れ、淡路島で教師をすることを選んだ井上さんの視野は、より広い世界へと広がってゆく予感がしています。
http://galleryinokumatei.jimdo.com

いのくま亭 三年目の秋に

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今日は井上裕葵さんが淡路島から来られ、個展「between the land」の設営&制作をして下さりました。絵肌から、昨年からの進化が感じ取られ、一つ一つの画面に見入っているうちに、あっという間に時間が過ぎました。

社会人となり、慣れない仕事で苦労も沢山あったと思いますが、その中で少しもテンションを下げずに制作できていることが瑞々しい筆跡から伝わり、深い感銘を受けました。

秋以降、家原恵太さん、松本さやかさん、そして今回の井上裕葵さん、いずれも現実社会で奮闘しながら、己のアーチストとしての矜持を保ち、エネルギーを損なわずに、新しい作品を生み出しています。その生業は、さらに広く遠い道を歩むべき価値あるものだと、私は感じます。その姿勢は、私自身もまた、現状に停滞せず、より広く新しヴィジョンを持って進まねばならないということを教えてくれているような気がしましす。





http://galleryinokumatei.jimdo.com


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