2013年08月

2013年08月31日

1909 下水汚泥の焼却も進めます

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 福島県郡山市の県中浄化センター内において、下水汚泥仮設焼却施設が完成し、副知事や郡山市長などを招いて落成式を挙行しました。
 福島第一原発の事故により、下水汚泥も放射性物質に汚染され、その処理が大きな課題となっています。保管場所の逼迫や悪臭の発生などの問題が生じる中、地元の住民の皆さまからの要望に応じ、今般、国が下水汚泥を焼却する最初の施設を完成することができました。
 そうは言っても、もう原発事故から約2年半、第2、第3の焼却施設の整備や、焼却後に発生する焼却灰の処分場の整備など、さらなる課題にスピードアップして取り組んで行かなければなりません。

inoue_shinji at 17:44|Permalink

2013年08月29日

1908 為公会2013夏季研修会

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 ヨコハマ・グランド・インターコンチネンタルホテルにおいて、私が所属する「為公会2013夏季研修会」が1泊2日で行われました。
 公務のため、残念ながら、麻生太郎会長と米国国務省日本語研修所長の講演を聞くことはできませんでしたが、その後の夕食会と翌日のJ−POWER磯子石炭火力発電所の視察に参加しました。
 私も国会議員になって早や10年目ですが、所属グループの1泊研修会というのは初めてです。自民党内の各グループが同じような研修会を実施するということで、マスコミでは「派閥復活」「古い自民党」などと批判されていますが、同じ主義主張を持つ仲間同志が一緒に勉強することは、決して悪いことだとは思いません。公務と重なり、とても慌ただしい2日間でしたが、とても有意義でした。

inoue_shinji at 21:15|Permalink

1907 国の決意と覚悟

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 今日は重要な会議が連チャンで続きました。「第9回環境回復検討会」を終えた後、大急ぎで新幹線に飛び乗って宇都宮に向かい、「第3回栃木県指定廃棄物処理促進市町村会議」に出席しました。
 言うまでもなく、福島第一原発事故の被害は甚大であり、事故に起因した放射性廃棄物の処理も、国が責任を持って実施しなければなりません。他方、民主党政権時代に、地元の意見を全く聞くことなく、政府が独断で最終処分地の立地場所を決めたため、猛反発を受けてしまった経緯があります。その反省から、関係5県で各々県知事と市町村長との会議の場を設け、議論を重ねてきました。他方、もうそろそろ地元の意見を踏まえた上で、国が決断をしてほしいと、という意見が大勢となってきました。
 今回、私からあらためて国が責任を持って放射性廃棄物の処分を実現するという強い決意と覚悟を示した上で、福島に持って行くのではなく、栃木県内のモノは栃木県内で処分することに概ね理解をいただくことができました。地元の方々にとっても身を切るような思いであり、福田富一知事をはじめ市町村長の皆さんのご協力に感謝します。
 これらの思いをしっかりと受け止め、次の段階に進めて行きたいと思います。

inoue_shinji at 20:59|Permalink

1906 専門家の意見も

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 現在、環境省で進めている除染計画の見直しや加速化方策について、昨日は地元の福島を代表する佐藤雄平知事の意見を伺って来ましたが、今日は専門家の意見を広く伺うため、「第9回環境回復検討会」を霞ヶ関の全日通会館で開催しました。
 予定の2時間をオーバーするほど熱心に議論してもらい、いろいろと有意義な意見を聞くことができました。また、正直言って私たちもかなり調査や議論を重ねながら作り上げた森林除染や再除染の方針案について、概ね賛同していただいたことには、ホッとした気持ちです。やはり大切な課題については、私たち行政だけで決めるのではなく、専門家の意見を聞くことはとても重要だと、あらためて感じました。

inoue_shinji at 20:46|Permalink

2013年08月27日

1905 除染計画の見直しを報告

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 本日、福島県庁に佐藤雄平知事を訪問し、除染計画の見直し等について報告し、意見交換しました。
 政府は、従来から2ヶ年の計画で今年度中に国直轄地域の除染を完了させるとしていました。しかし、仮置場の確保や住民の同意取得等に時間を要し、目標達成は困難な状況にあります。除染の完了は、今後の住民の帰還や生活設計に大きく関わることです。困難な計画をいつまでも掲げたままでただ達成に向けてがんばるというのはむしろ無責任であり、現段階で地元とよく協議しながら現実的な計画に見直していくことが必要と考えています。
 併せて、住民の皆さまからも要望の多い再除染や森林除染についても、住民の健康に悪影響を与えないように対策を実施することは当然と考えていますが、その具体的な方法について、どうすれば実効的か?という観点からもいろいろとご意見を伺いました。

inoue_shinji at 00:44|Permalink