9a21d7ba.jpg中国の大地震はえらいことだと思いながら今朝、「朝日新聞」を開いたところ、なんと社会面に3段で「蟹工船」の記事が組まれていた。先日の「読売」に続いて朝日にも。「蟹工船」感想エッセーコンテストグランプリ受賞の山口さなえさんの取材などが記事になっている。

今、若者にウケる「蟹工船」 貧困に負けぬ強さが魅力?
http://www.asahi.com/culture/update/0513/TKY200805120295.html
(写真も同記事から)

続いてみのもんたの「朝ズバ」を見ていたら、朝刊各紙の紙面紹介のコーナーでこの記事が取り上げられた。大分前のことになるが、みのさんはかつて「思いっきりテレビ」の「きょうはなんの日」コーナーで、多喜二の特集を扱ったこともある。今日も単に「蟹工船」だけを採り上げるのではなく、虐殺された多喜二の最期の紹介もきちんとして、「こんな時代があったということを、しっかり記憶しておかなければならない」といっていた。

いま湯浅誠さんの岩波新書『反貧困』を読んでいるが、現場のケースを通じて裏付けられる日本の貧困な有様は、もはやだれの目からも隠すことはできないところまできているということだろう。この本を読むと「自己責任」論の欺瞞、「貧困」の真の問題点がくっきり浮び上がってくる。つまり憲法25条の問題は、9条と直接にリンクするということ、戦争をしない、ということは、「生きさせろ」ということなのである。