北海道新聞に、シンガポールの英字紙で蟹工船ブームが取り上げられたことが報道されている。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/111489.html

「蟹工船」海外も注目 シンガポール英字紙が紹介 「日本の格差」論評
(08/15 07:53)


 【シンガポール14日斎藤正明】シンガポールの英字紙ストレーツ・タイムズは十三日、プロレタリア作家の小林多喜二(秋田県出身、小樽育ち)の「蟹工船」が日本で異例の売れ行きを示していると国際面トップで伝えた。低賃金に苦しむ人々の共感を得た結果だとして、日本の格差社会の進行の現れと論評している。

 東京発の記事は「オホーツク海でカニを捕って缶詰にする労働者を描いた約八十年前の文学作品が、結婚できず家庭も持てない現代の『ワーキングプア』の関心を集めている」と指摘。新潮社の文庫版が今年に入り四十八万部売れたと紹介した。

 日本の格差社会の現状について「約一千万人が年収二百万円以下で暮らしている」と報告。「多くの若者は、高校や大学を卒業した後、定職を見つけることができないでいる」と説明している。

 同紙は、こうした状況が一九九〇年代からの経済自由化政策で進行したとして、「小泉純一郎元首相が悪化させたといわれている」と指摘した。