2010年02月01日
2009年グラビアアイドル ベスト10
現在のグラビア界を総括する的な文章は既にこことかここに書いたので、今年のベスト10企画はシンプルに。
1位 西田麻衣

1990年代半ばのグラビアアイドル勃興期に活躍したビッグネームたちを彷彿させる、まさに王道回帰な色気と肉体美を誇る純グラビアアイドル。そのたたずまいは、どこか懐かしさすら感じさせる。アラサーと幼児体型に占拠されるかと思われたグラビア界は、ギリギリのところで彼女に救われた。もう少しお尻が大きければバランス的に完璧。
2位 うしじまいい肉

単なるコスプレではなく、コスプレという行為自体をメタ視点で模倣する「メタコスプレ」で自らをプロデュースし、ネットに画像を氾濫させたゲリラアイドル。ボンキュボン体型ではない華奢な体躯だからこそ、その批評性が強烈に浮かび上がる。彼女の活動にはさまざまなビジネス上のヒントが詰まっている。グラビアアイドル事務所は彼女をプロデューサーとして雇用すべきだと本気で思う。
3位 木口亜矢

ここ数年で相当ジム通いに精進したようで、もともとくびれていたウエスト周りが更に絞り込まれた結果、巨乳とくびれのコントラストが他の追随を許さない域に達した。そのアスリートばりの努力に敬意を表したい。
4位 原幹恵

他のアイドルだったら着るのを躊躇してしまいそうな、帯状の布が胸の前でクロスしただけの、乳房を下から支えるものが無い水着的ななにかを果敢に着こなすことで一世を風靡した原幹恵も、さすがにグラビア的には燃え尽きてしまった感がある。女優に転身できるかどうか、今年が勝負の年になるだろう。
5位 杉ありさ(杉麻李沙)

「キャンパスナイトフジ」のメイン格として頭角を現した女子大生タレント。名曲「エロくないのにエロく聞こえる歌」のソロパートを歌う時の上から目線のフェロモンは尋常じゃない。「ミスFLASH2009」にエントリーされていた頃は、まさかここまで華があるキャラだとは思わなかった。今後のグラビア展開に期待したい。
6位 池田夏希

プロポーションは抜群ながら、どこか地味な印象を拭えなかった彼女も、2009年はメジャー事務所所属のグラドルとしては限界灘を越えた露出に挑戦し続けて大成した。しばらくはこの原幹恵路線で頑張ってほしい。
7位 一双麻希

黒目がちな瞳、バランスのとれた美巨乳、うっすらと浮き出た腹筋、引き締まった下半身。せっかくオスカーに所属しているんだからもっと積極的に活動して欲しい逸材。たぶん女子大生なので「キャンパスナイトフジ」への出演を望む。
8位 護あさな

乳とアンダーバストの落差が尾田栄一郎の漫画みたいな、我が目を疑う超肉体の持ち主。デビュー当初から大物感が漂っていて、彼女を2009年のブライテストホープとして推すメディアも多い。確かにその気持ちも分かるけれど、果たしてここまでCG的な極端さを我々はリアルワールドでも臨んだんだろうか?見る者のグラビア観を揺さぶる踏み絵的な存在。
9位 中島愛里

西田麻衣と同じく王道グラドルの系譜を継ぐ10代。護あさなとは対極をなすリアルな日本人体型が親近感を抱かせる。あともう少し垢ぬければ化ける可能性も。
10位 小野恵令奈

昨年後半から雑誌グラビアを席巻しているAKB48勢の中で、個人的には彼女に注目してみたい。こんな顔してキングギドラやJay-Zを聴いているというハイブリッド感にのびしろを感じる。
1位 西田麻衣

1990年代半ばのグラビアアイドル勃興期に活躍したビッグネームたちを彷彿させる、まさに王道回帰な色気と肉体美を誇る純グラビアアイドル。そのたたずまいは、どこか懐かしさすら感じさせる。アラサーと幼児体型に占拠されるかと思われたグラビア界は、ギリギリのところで彼女に救われた。もう少しお尻が大きければバランス的に完璧。
2位 うしじまいい肉

単なるコスプレではなく、コスプレという行為自体をメタ視点で模倣する「メタコスプレ」で自らをプロデュースし、ネットに画像を氾濫させたゲリラアイドル。ボンキュボン体型ではない華奢な体躯だからこそ、その批評性が強烈に浮かび上がる。彼女の活動にはさまざまなビジネス上のヒントが詰まっている。グラビアアイドル事務所は彼女をプロデューサーとして雇用すべきだと本気で思う。
3位 木口亜矢

ここ数年で相当ジム通いに精進したようで、もともとくびれていたウエスト周りが更に絞り込まれた結果、巨乳とくびれのコントラストが他の追随を許さない域に達した。そのアスリートばりの努力に敬意を表したい。
4位 原幹恵

他のアイドルだったら着るのを躊躇してしまいそうな、帯状の布が胸の前でクロスしただけの、乳房を下から支えるものが無い水着的ななにかを果敢に着こなすことで一世を風靡した原幹恵も、さすがにグラビア的には燃え尽きてしまった感がある。女優に転身できるかどうか、今年が勝負の年になるだろう。
5位 杉ありさ(杉麻李沙)

「キャンパスナイトフジ」のメイン格として頭角を現した女子大生タレント。名曲「エロくないのにエロく聞こえる歌」のソロパートを歌う時の上から目線のフェロモンは尋常じゃない。「ミスFLASH2009」にエントリーされていた頃は、まさかここまで華があるキャラだとは思わなかった。今後のグラビア展開に期待したい。
6位 池田夏希

プロポーションは抜群ながら、どこか地味な印象を拭えなかった彼女も、2009年はメジャー事務所所属のグラドルとしては限界灘を越えた露出に挑戦し続けて大成した。しばらくはこの原幹恵路線で頑張ってほしい。
7位 一双麻希

黒目がちな瞳、バランスのとれた美巨乳、うっすらと浮き出た腹筋、引き締まった下半身。せっかくオスカーに所属しているんだからもっと積極的に活動して欲しい逸材。たぶん女子大生なので「キャンパスナイトフジ」への出演を望む。
8位 護あさな

乳とアンダーバストの落差が尾田栄一郎の漫画みたいな、我が目を疑う超肉体の持ち主。デビュー当初から大物感が漂っていて、彼女を2009年のブライテストホープとして推すメディアも多い。確かにその気持ちも分かるけれど、果たしてここまでCG的な極端さを我々はリアルワールドでも臨んだんだろうか?見る者のグラビア観を揺さぶる踏み絵的な存在。
9位 中島愛里

西田麻衣と同じく王道グラドルの系譜を継ぐ10代。護あさなとは対極をなすリアルな日本人体型が親近感を抱かせる。あともう少し垢ぬければ化ける可能性も。
10位 小野恵令奈

昨年後半から雑誌グラビアを席巻しているAKB48勢の中で、個人的には彼女に注目してみたい。こんな顔してキングギドラやJay-Zを聴いているというハイブリッド感にのびしろを感じる。
2010年01月25日
サラリーマン漫画座談会
『みんな漫画を読んで大人になった ――【学園漫画&サラリーマン漫画座談会】』という座談会に参加したので、興味のある方は是非。何故か島耕作に関して喋る時間が全然無かったので、いつか誰かと語りあいたい。あと、島耕作のエロ同人誌があったら読んでみたいんだけど、あるのかなあ?
2010年01月17日
幻のヒーロー「突撃!ヒューマン!!」が収録されたDVDを見た
YAHOO!ニュースで「幻のヒーロー奇跡の復活!DVD化「突撃!ヒューマン!!」」という記事を読み、早速DVDを取り寄せてみた。まさか2010年にもなって突撃ヒューマンの名をYAHOO!ニュースで見るとは思わなかった。
マスターテープが現存しない作品なので、放映されたものをVTR録画した人が現れない限り、「当時放映された番組のDVD化」は実質的に不可能。今回は「当時のヒーローショーを8ミリフィルム撮影した映像のDVD化」ということで、厳密には「復活」とは言い難い。それでもこの『懐かしのせんだい・みやぎ映像集 昭和の情景』というDVDに収録されたヒューマンの映像を見ると、のび太がタイムマシンで過去に戻り、おばあちゃんを見て言った「生きてる!歩いてる!」という言葉が思わず口をついて出た。
ヒューマンの映像は計1分半ほど。バリハイセンターというレジャーランドでのショーと、エンドーチェーンというスーパー屋上のヒーローショーの2つが収録されている。後者では超満員の観客席もチラッと映っていて、当時のヒューマンの意外な人気に驚かされる。先日後楽園で見たシンケンジャー・ショーよりも人が入っている。
肝心のヒューマンは、視界が異常に狭そうなマスクのために、アクションはやや緩慢。それでも顔と胸がピカピカ光っていてカッコイイ。怪獣も3匹収録されていて、写真でしか見ることが出来なかった成田亨デザインの「メガヘルツ」と「インパルス」、あともうひとつ謎のキノコ型怪獣が動く姿を拝むことが出来る。メガヘルツは動き方がエイのようでとてもチャーミングなのに、両腕をヒューマンにぶっこ抜かれてかわいそう。
残念なのは、音声がBGMによって全て消されていること。もとの音声を生かして欲しかった。
このDVDには他にもスペクトルマン・ショーや帰ってきたウルトラマン・ショーが収録されていて、昭和40年代の怪獣ブームの凄さが垣間見える。アマゾンではなく仙台放送のホームページから購入可能。

マスターテープが現存しない作品なので、放映されたものをVTR録画した人が現れない限り、「当時放映された番組のDVD化」は実質的に不可能。今回は「当時のヒーローショーを8ミリフィルム撮影した映像のDVD化」ということで、厳密には「復活」とは言い難い。それでもこの『懐かしのせんだい・みやぎ映像集 昭和の情景』というDVDに収録されたヒューマンの映像を見ると、のび太がタイムマシンで過去に戻り、おばあちゃんを見て言った「生きてる!歩いてる!」という言葉が思わず口をついて出た。
ヒューマンの映像は計1分半ほど。バリハイセンターというレジャーランドでのショーと、エンドーチェーンというスーパー屋上のヒーローショーの2つが収録されている。後者では超満員の観客席もチラッと映っていて、当時のヒューマンの意外な人気に驚かされる。先日後楽園で見たシンケンジャー・ショーよりも人が入っている。
肝心のヒューマンは、視界が異常に狭そうなマスクのために、アクションはやや緩慢。それでも顔と胸がピカピカ光っていてカッコイイ。怪獣も3匹収録されていて、写真でしか見ることが出来なかった成田亨デザインの「メガヘルツ」と「インパルス」、あともうひとつ謎のキノコ型怪獣が動く姿を拝むことが出来る。メガヘルツは動き方がエイのようでとてもチャーミングなのに、両腕をヒューマンにぶっこ抜かれてかわいそう。
残念なのは、音声がBGMによって全て消されていること。もとの音声を生かして欲しかった。
このDVDには他にもスペクトルマン・ショーや帰ってきたウルトラマン・ショーが収録されていて、昭和40年代の怪獣ブームの凄さが垣間見える。アマゾンではなく仙台放送のホームページから購入可能。

2010年01月12日
サラリーマンと社歌
釣りバカシリーズの最高傑作『釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった』(2005)の中で最も印象的なシーンは、鈴木建設の社歌を全社員が合唱するシーンだ。正社員と派遣社員、ホワイトカラーとブルーカラー、役員とヒラ、男性社員と女性社員、受付嬢や掃除のオバサンに至るまで、階級も職種も関係無く、歌によって全ての会社関与者がフラットに溶け合う理想的な会社世界。釣りバカが描いてきた昭和的な会社家族主義のエッセンスがここに凝縮されている。
鈴木建設の社歌は久石譲が作曲した最初のバージョンも良かったけれど、テンションが上がるのはやっぱりこの16で披露された新しいほうの社歌だろう。イギリス人の同僚に聞いたところ、欧米では社歌というものを耳にしたことは無いらしく、恐らく日本独自の文化なのではとのこと。数年前にタモリ倶楽部を起点としてちょっとした社歌ブームが巻き起こり、コンピレーションCDが発売されたりもしたものだ。それでも鈴木建設社歌のクオリティを上回る社歌はなかなか存在しない。
社歌はたぶん今後ゆっくりと失われていく昭和カルチャーなので(楽天やサイバーエージェントには社歌ってあるんだろうか?)、そうした意味でも『釣りバカ日誌 ファイナル』は昭和ノスタルジー保存コンテンツとして鈴木建設の社歌を効果的に使うべきだったと思う。エンディングは社歌であってほしかった。
2010年01月05日
「日本サラリーマンの原風景」の終幕 〜『釣りバカ日誌20 ファイナル』
釣りバカシリーズを濃厚に覆うのは、馴れ合い上等の和気あいあいとした家族的会社組織や、酒を飲んで腹を割って語り合う飲みニケーション、セックスレスとは無縁(合体!)な円満家族といった、高度経済成長時代のノスタルジックなサラリーマン像だ。
主人公のハマちゃんこと浜崎伝助(西田敏行)は、そうした「日本サラリーマンの原風景」の中、組織に守られつつ競争から解放された、つまり「安定」と「自由」を同時に手に入れた理想的なポジションで人生を謳歌する。観客はその温かいファンタジー世界に浸ればそれでいい。
最終作となる今作は、とりあえず鈴木建設会長スーさん(三國連太郎)の肉体的な衰えがハンパない。こんな老人が会社のトップに居座っていたら確かに業績は良くならなさそうだな、と思わせるだけの説得力がある。物語後半で、臨死状態のスーさんが賽の河原で頭に天冠(白い三角布)を装着するシーンなど、あまりに似合い過ぎていてギャグになっているかギリギリのライン。
もともとシリーズを通して経営の才能を見せることが無かったスーさんは、結局今回も会社の窮状を打開するビジョンや戦略を披露することは無かった。そんなスーさんが800人の社員を前に退任スピーチをするシーンで、この映画は長い歴史に幕を閉じる。そのスピーチに感動する人もいるようだけれど、昭和の名言を引用して精神論を語っているだけなので、一見明るいエンディングに見えながら、実は鈴木建設の明るい未来に繋がる具体的なものはなにも無い。
昭和ノスタルジーに貫かれた釣りバカらしい、無責任だけど憎めない最後だった。たぶん鈴木建設もそう長くはないだろう。ハマちゃんの定年退職も近づいている。釣りバカ日誌の社会的な役割は終わったのだ。
主人公のハマちゃんこと浜崎伝助(西田敏行)は、そうした「日本サラリーマンの原風景」の中、組織に守られつつ競争から解放された、つまり「安定」と「自由」を同時に手に入れた理想的なポジションで人生を謳歌する。観客はその温かいファンタジー世界に浸ればそれでいい。
最終作となる今作は、とりあえず鈴木建設会長スーさん(三國連太郎)の肉体的な衰えがハンパない。こんな老人が会社のトップに居座っていたら確かに業績は良くならなさそうだな、と思わせるだけの説得力がある。物語後半で、臨死状態のスーさんが賽の河原で頭に天冠(白い三角布)を装着するシーンなど、あまりに似合い過ぎていてギャグになっているかギリギリのライン。
もともとシリーズを通して経営の才能を見せることが無かったスーさんは、結局今回も会社の窮状を打開するビジョンや戦略を披露することは無かった。そんなスーさんが800人の社員を前に退任スピーチをするシーンで、この映画は長い歴史に幕を閉じる。そのスピーチに感動する人もいるようだけれど、昭和の名言を引用して精神論を語っているだけなので、一見明るいエンディングに見えながら、実は鈴木建設の明るい未来に繋がる具体的なものはなにも無い。
昭和ノスタルジーに貫かれた釣りバカらしい、無責任だけど憎めない最後だった。たぶん鈴木建設もそう長くはないだろう。ハマちゃんの定年退職も近づいている。釣りバカ日誌の社会的な役割は終わったのだ。
2009年11月12日
ニュータイプ・サラリーマンの誕生 〜『私をスキーに連れてって』
私をスキーに連れてって [DVD]出演:原田知世
販売元:ポニーキャニオン
発売日:2003-11-19
おすすめ度:
クチコミを見る
以下のアマゾンレビューを読めば、『私をスキーに連れてって』(1987)の歴史的価値が分かる。
実際、その時の場内の観客たちの受けようは凄まじく、エンドロールが始まったら、拍手が巻き起こった程だったのだ。
若い方たちには及びもつかない事だと思うが、その当時の日本映画は、まだ70年代の"政治&運動"のイデオロギーを引きずって、反社会、反体制的で暗い、重い、激しいテーマの作品が主流だった。それだけに、明朗健全で能天気な今作は、硬派な映画ジャーナリズムからは叩かれたが、時代の流れに乗って、観客からは大喝采を浴びた。その後、この映画の影響で、フジテレビはトレンディ・ドラマでブームを作り、映画界に於いても、明るいエンターテイメントの時代が到来した。
ただの楽しい娯楽映画にとどまらず、日本映画界にとって、大きな転換となったエポック・メーキングな作品なのだ。
この映画の評価をストーリーの完成度という視点で論じても、たぶんあまり意味は無い。煎じ詰めれば単なるボーイ・ミーツ・ガールなラブコメであり、記憶に残るのはスキーシーンとユーミン(松任谷由美)の曲ばかり。軽い。骨と骨の間の柔らかい肉を刺すような会話は一切交わされない。でもそれは、監督の馬場康夫自身が自覚していることだ。彼はなにか意味のあることをこの映画で伝えたいわけではなかったんだと思う。
かつて実験アニメーションの巨匠、ノーマン・マクラレンは「私にとって、すべての映画は一種のダンスである。」と語った。彼が創造した、ストーリーはなにも残らないけれど面白い映像群。それは、たとえば無数の人が踊り続けるダンスホール、色とりどりの熱帯魚がゆらゆらと泳ぐ水槽、そういった風景を眺めるのと同様の快楽を提供してくれる。『私をスキーに連れてって』も、そういう<ダンス>のような映画だった。
スキーが大好きな主人公(三上博史)は、商社の軽金属部に配属されているにもかかわらず、仕事はいつも上の空のダメ社員。そのかわり隣のスポーツ部で扱っているスキー・ブランドの仕事に勝手に顔を突っ込み、イベントを企画し、趣味と仕事を一本化しようとする。あとはひたすら社外の仲間とスキー三昧。つまりこの主人公は、組織の壁から軽やかに躍り出てゲレンデで舞うという、二重の意味でダンスを披露したわけだ。あとはもうユーミンの曲が流れればそれでいい。
1970年代以降、サラリーマンを描くコンテンツは自虐的な社畜エンターテイメントが主流となり、「理想のサラリーマン像」は失われた。あの課長島耕作ですら、1980年代半ばまではションボリ冴えない中年管理職として描かれた。『私をスキーに連れてって』の主人公は、そうした70年代的サラリーマン像に新しい理想像を上書きしたサラリーマンのニュータイプ(=新人類)となった。会社よりも仲間、仕事よりも遊び、そしてブランド消費。踊らされるより踊りたい。劇中でそんな主人公に反感を抱く一部のスポーツ部社員(竹中直人)が、縦割りの組織に縛られて踊れないオールドタイプとして対照的に配置され、ニュータイプは強烈なコントラストで浮かび上がる。
あの頃、確かにサラリーマンは輝いていた。しかし結局、バブルの崩壊とともに再びションボリ冴えない存在に戻り、この映画も下の世代に語り継がれないまま、トレンディドラマと共に風化していった。もしあのままバブルが続いていたら、サラリーマンは踊り続けたんだろうか。
2009年11月07日
今週のガセネタ
■coccoはユタ(沖縄のシャーマン)の家系の生まれらしい。
■沖縄の方言は台湾でも通じるものが多いらしい。
■石原伸晃はフラダンスが好きらしい。
■沖縄の方言は台湾でも通じるものが多いらしい。
■石原伸晃はフラダンスが好きらしい。
2009年10月26日
1970年代のサラリーマン・ディストピア(5) 〜『団塊の世代』 堺屋太一
団塊の世代 (文春文庫)著者:堺屋 太一
販売元:文藝春秋
発売日:2005-04
おすすめ度:
クチコミを見る
1975-76年に『現代』誌に連載された、ご存じ堺屋太一の出世作。超有名な本なんだけど恥ずかしながら初めて読んだ。
戦後生まれのロンゲの若者たちがスクラム組んでフォークソング歌いながら日本を変えていく、みたいな暑苦しい話なのかなと勝手に想像していたら全然違って、統計データをもとに日本終了を予言した鬱展開の未来予測小説だった。
物語は4部構成で、それぞれ舞台は80年代前半、80年代後半、90年代半ば、そして2000年。各話の主人公たちは皆1947年から1949年に生まれた「団塊の世代」。4つの物語は完全に独立していて、主人公たちは全く別の会社や組織に所属する人物で、全く別の人生を生きている。それでも人口のボリュームゾーンであるがゆえに、時代が変わっても直面する悩みの根っこは共通している。4部を通して浮かび上がるのは少子高齢化による日本民族の黄昏だ。
堺屋太一なんて過去の人だと思っていたので、これまで興味が持てなかった。でもこの小説は、なんでこれが直木賞を取れなかったんだろうというくらい面白い。特にグッときたのが第3話の「ミドル・バーゲンセール」。
46歳という働き盛りの中間管理職の主人公(銀行員)が、若くて美人で賢い部下の女性銀行員の脚を眺めながら「一緒に出張にいきたいなー」みたいな微笑ましい妄想を膨らませているうちに、その女性が考案した画期的なリストラ案にいつのまにか巻き込まれている、という中年エレジー。
終身雇用や年功序列はいずれ崩壊するという予測のもとに、飽和する管理職、企業の人員整理、働きがいの喪失といったサラリーマンの諸問題が今読んでも全く違和感なく描かれている。他人事とは思えない。島耕作でいえば『部長 島耕作』あたりの時代の話なんだろうけど、部長島耕作よりもずっとリアリティがある。
これだけ団塊世代に欝な未来を見せておきながら、2005年に発売されたこの文庫版では「団塊世代の老後は明るい!」と鼓舞するデータ・パートが書き加えられているけれど、どうにも空虚に感じられてしまう。まるでリアリティがない。どうせなら、子供世代に明るい未来を残せなかった団塊世代の悲惨な最期を描いて第5部として加えたほうが、小説として完結したように思う。
1977年に発売された『出世って何だ』(毎日新聞社編)という本によると、当時のニューファミリー(ほぼイコール団塊世代)にとってのサラリーマンの理想像は、松下幸之助でも本田宗一郎でもなく、堺屋太一と深田祐介だったらしい。暗い時代の若いサラリーマンたちは、希望を「企業人」ではなく「企業に所属しながら自分ブランドを確立する個人」に託していた。今はサラリーマンの理想像って誰だろう。サラリーマンを辞めて(あるいはドロップアウトして)日本の企業を恨みがましく批判する、そんな人ばかりが名を成しているように見える現状はなにかさみしい。
2009年10月16日
1970年代のサラリーマン・ディストピア(4) 〜『商社の赤い花』 諸星大二郎
夢みる機械 (ジャンプスーパーコミックス)著者:諸星 大二郎
販売元:集英社
発売日:1993-08
おすすめ度:
クチコミを見る
近未来、なにもない荒涼とした惑星の駐在員となった若きエリート商社マン。会社の期待にこたえようと資源開発や農地開拓を試みるも、ことごとく失敗する。何も無い土地に、何故会社は自分を派遣したのか。自分の使命はいったい何なのか。なにも分からないままにモクモクと働き続ける彼に、ゆっくりと破滅が訪れる。
1979年にヤングジャンプで発表された、悲しくも美しい短編。不毛地帯で身を粉にして働く商社マンという設定は、山崎豊子の『不毛地帯』からヒントを得たのかもしれない。会社のために働き、会社に忠誠を尽くせば幸せになれる、そう信じて疑わない極端な会社家族主義が文字通り遺伝子レベルにまで組み込まれてしまったサラリーマンが荒野に倒れるとき、その顔がわずかに微笑んでいるのが印象的だ。
2009年10月12日
今週のガセネタ
■弘兼憲史は『黄昏流星群』のラブシーンを描く際に熟女クラブを参考にしているらしい。
■メルマガ「週刊ビジスタニュース」に「グラビアアイドルの明日はどっちだ?」という駄文を寄稿しました。
■マイコミジャーナルのコラム「アイドル☆ベンチマーク」を更新しました。今回のアイドルはラブプラスの姉ヶ崎寧々。
■メルマガ「週刊ビジスタニュース」に「グラビアアイドルの明日はどっちだ?」という駄文を寄稿しました。
■マイコミジャーナルのコラム「アイドル☆ベンチマーク」を更新しました。今回のアイドルはラブプラスの姉ヶ崎寧々。










