インサイター

insight : the ability to understand and realize what people or situations are really like

夏のパチ怪獣まつり2016 「バギラ」

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bagilla


イマイが発売していたミニプラモ「怪獣シリーズ」のひとつ。昔はこのサイズの箱に入った100円のプラモデルが本屋で大量に売っていた。

箱絵のかっこよさに惹かれて買って、箱を開けてみてガッカリした記憶がある。生命感溢れる箱絵は、今見ても本当に素晴らしい。でもこんな小さな羽ではこの巨体を浮かばせられないはず、というのは子供ながら思った。あと名前がバギナでなくてよかった。

夏のパチ怪獣まつり2016 「ニセ・ゴジラvsニセ・スペースゴジラ」

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nisespacegodzilla


著作権意識が高まった平成以降、パチ怪獣人形を店頭で見かける機会は目立って減り、かわってアーティスト性の高いオリジナル怪獣フィギュアの時代が2000年代以降に訪れる。だから今回紹介するような平成ゴジラの露骨なパチものは結構珍しい。

タグには「HONEY BABY」と書かれていて、もちろんメイドインチャイナ。体を押すと底の部分についた笛が鳴るようになっていて、お風呂で遊ぶあひるちゃん人形の延長的な玩具になっている。たぶん100均ショップで売られていたのでは。

かなりディフォルメされているけれど、怪獣らしい怖さは失っていないギリギリのデザイン。この2体のほかにもガイガンや平成メカゴジラが発売されていた。

夏のパチ怪獣まつり2016 「キングゴジラ(ミニ)」

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マルサンのウルトラ怪獣シリーズ「キングゴジラ」の指人形サイズ。このシリーズは何種類発売されたのかいまだに謎で、成型色のバリエーションも豊富なので、集め始めるときりがない。

キングゴジラの指人形は、いかにも幼生体らしい愛らしい造形。当時はこうして一体ずつ袋に入ったものと、五体まとめて袋に入ったものが売られていた。ちなみにこの袋入りデッドストックのタグをよく見ると「プラモデル」と表記されているので、ひょっとしたらウルトラ怪獣シリーズのミニプラモも発売されていたのかもしれない。

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夏のパチ怪獣まつり2016 「特大キングゴジラ」

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先日紹介したマルサン「キングゴジラ」の特大サイズ。スタンダードサイズに比べて格段に凶悪さを増していてゴツい。シン・ゴジラの形態変化システムを先取りしていたともいえる。

マルサンはこの特大サイズを目玉商品にしていたようで、今でもかなりの数がオークション市場で出回っていて、入手は容易。しかしこの特大サイズの上に超特大サイズというものが存在し、そちらは現存するものがほとんど無い。最近まんだらけで開催されたオークションに出品された際はビックリするような値段がついていたので断念。。。

bigkinggodzikka

夏のパチ怪獣まつり2016 「大陸ゴジラ」

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ゴジラのパチ人形はコピー大国・中国でも多くの種類が確認されている。ほとんどは1980年代以降に作られたようで、マルサン/ブルマァク系とは違ってリアル志向の造形が目立つ。

これもそんな大陸産ゴジラのひとつ。肘や膝のたるみ、喉のシワなど、生物としての表現が細部まで行き届いていて、当時の本家ゴジラよりも逆にリアル。後に海洋堂が中国でフィギュアの大量生産を始めるけれど、中国の造形力の高さはこうしたパチもので蓄積されていたのかもしれない。材質が硬質ビニールではなくソフトビニールだったらもっと愛せたのに。

chinagodzilla

夏のパチ怪獣まつり2016 「キングゴジラ」

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1970年代に前半マルサンが発売したオリジナル怪獣「ウルトラ怪獣シリーズ」の中の一つ。ゴジラという固有名詞にキングをつけて、まるでこちらのほうが本家王道であるかのようなネーミングで、よく訴えられなかったなと思う。

ゴジラを名乗るだけあって、背びれや全体的なバランスは確かにゴジラだし、角が生えているところがキングを名乗る所以か。

あまり面白味のある人形ではないので、特に愛しているわけではなかったけれど、今見ると顔がシン・ゴジラの第二形態になんとなく似ていて興味深いものがある。

kinggodzilla

夏のパチ怪獣まつり2016 「ゼンマイゴジラ」

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第一次怪獣ブームの1960年代後半頃に、相川玩具工業という会社が「動く怪獣シリーズ」として発売していたゼンマイ歩行怪獣のひとつがコレ。このシリーズは「メカニカル・プレヒストリック・アニマルズ」と称して海外輸出もされていたらしい。あまり集めている人がいないようで、市場にもなかなか出てこない。

パチ怪獣としてはごく初期のものなので、デザインはとてもシンプル。ゴジラが怪獣デザインのスタンダードだった時代ならではの怪獣人形といえる。

zenmaigodzilla

夏のパチ怪獣まつり2016 「ツノゴジラ」

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ゴジラっぽいプリミティヴなデザインの怪獣に角を一本つけただけの、極めてシンプルなパチゴジラ。

サイズがマルサン/ブルマァクのスタンダードサイズより一回り小さいけれど、造形はブルマァク的なので、第二次怪獣ブームの頃に作られたパチものだと思われる。同サイズでゴモラのパチものも存在していて、そちらもゴモラに角を生やしただけ。パチりかたにも一本筋が通っている。

グレーの成型色に緑と黒と金の彩色は意外と上品で、偽物ながら怪獣王としての品格はギリギリ漂わせている。

tsunogodzilla

夏のパチ怪獣まつり2016 「ミウラのゴジラ」

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いわゆる第三次怪獣ブームが巻き起こった1970年代末期に、玩具メーカーのポピーが「キングザウルス」と称した怪獣ソフビ人形シリーズを発売した。マルサン/ブルマアクの怪獣人形よりひとまわり小さく、造形はよりリアル志向を強めたもので、かなりの種類の怪獣がラインナップされていた。

そのドサクサに紛れて、ミウラという玩具メーカーもキングザウルスと同サイズのパチ怪獣シリーズを発売。キングギドラ、ゴモラ、アボラス、そしてゴジラの四種類が確認されている。必ずしもメジャー怪獣ではないアボラスをなぜパチったのかは今でも謎のままだ。

ミウラは第二次怪獣ブーム時にもいくつかパチ怪獣人形を発売していて、そちらはデザイン、造形共に素晴らしい出来なのに、この第三次怪獣ブーム時のパチ4体は全て酷い。ずんぐりむっくり体型で、当時のリアル志向と逆行する漫画的ディフォルメ。かといってマルサン怪獣のような愛らしさもなく、子供だましにすらならないお粗末な出来で、このミウラ版ゴジラも全く華がない駄作。でも四体の中では一番マシに見えるレベルだ。

もともとゴジラという怪獣のデザインはシンプル&ボールドなので、造形師にセンスがないと、パチっても魅力的な人形にはなりにくいのかもしれない。

miuragodzilla

夏のパチ怪獣まつり2016 「ポリゴジラ」

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『シン・ゴジラ』公開記念で「ニセ・ゴジラ」特集。

1960年代にマルサンが発売したソフトビニール人形「ゴジラ」(写真左)。米オーロラ社のプラモデル版ゴジラを参考にデザインされたので、映画のゴジラとは顔つきが違うけれど、玩具として空前の大ヒット。マルサン倒産後もブルマァクで生産され続けた。

写真の中央および右のゴジラは、そのマルサンゴジラを安価なポリエチレンで再現したパチもの。たぶん第二次怪獣ブームの1970年代前半に、祭りの縁日や地方の土産屋で安価で販売されていたものだと思う。関節はゆるゆるで、体の真ん中に製造時のスジが残ってしまっていたりして、徹底的に低コストが追及されているザ・パチもの。

でも、最初はマルサンゴジラを型取りして複製していると思いこんでいたけれど、よく見たら実は結構違う。体の筋模様は新規にデザインされているし、手は開いているし、足のつめはないし、背びれもしっぽもオリジナル。たぶんマルサンゴジラを一度複製してから、ポリエチレンで片抜きしやすいように全体的に手を加えて、結果的に独自のフォルムになっていったのでは。

成型色は今のところ青と赤が確認されていて、特にゴジラを赤で作るという発想は後のバーニングゴジラを先取りしていて、かなり画期的だったのでは。ポリゴジラに似たポリエチレン製パチものとしてはレッドキングがあって、そちらは赤と緑が存在するので、もしかしたらポリゴジラにも緑が存在するかもしれない。

ちなみにこの写真に写っているマルサンのゴジラも、足裏にメーカー刻印も東宝の刻印もない謎の一品。マルサンからブルマァクへの移行期にこうした正規バージョンが作られていたという話もあるけれど、個人的にはマルサンの金型が流出して作られたパチものだというロマンを信じたい。

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真実一郎
心に茨を持つリーマン。吐き気がするほどロマンチスト。好きな言葉は「巨悪も美女も眠らせない!」。

サラリーマン漫画の戦後史 (新書y 240)
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