インサイター

insight : the ability to understand and realize what people or situations are really like

夏のパチ怪獣まつり2016 「ダブラ」

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dabura


1970年代初頭の第二次怪獣ブーム期に米沢玩具が発売した怪獣シリーズのひとつ「ダブラ」。ダブルヘッドのゴジラだからダブラと名付けたのだと思う。体は完全にゴジラ体型。これもまたニセ・ゴジラの系譜といっていいだろう。

初期ウルトラ怪獣のデザインを多く手がけた成田亨が、畸形を怪獣のモチーフにすることを忌避したため、日本には双頭や一つ目の有名怪獣はとても少ない。だからダブラみたいに極端にいびつなバランスの畸形怪獣には、後ろめたい禁忌感と抗いがたい魅力を感じてしまう。

シン・ゴジラが明らかに放射能による深海魚の畸形的進化だったことを考えると、今後ダブラみたいに双頭のゴジラが出現しても不思議ではないだろう。

それではまた来年お会いしましょう。


夏のパチ怪獣まつり2016 「ゴガメジラー」

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gogamezilla


十数年前に、安楽安作という漫画家が趣味で造形に取り組んで少数販売した、ゴジラとガメラを合成したような不思議な名前を持つオリジナル怪獣。ユーモラスでありながらリアルな造形で、一部で熱狂的な人気を集め、オークションで高額な価格がつけられていた。

入手困難だったこのゴガメジラーが、昨年から量産されて入手しやすくなったので購入。マルサン/ブルマァクのスタンダードサイズよりもひとまわり大きく迫力がある。体型は漫画チックなのに、体表の細かいモールドはリアル志向のキングザウルスシリーズを髣髴させる。

夏のパチ怪獣まつり2016 「バギラ」

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bagilla


イマイが発売していたミニプラモ「怪獣シリーズ」のひとつ。昔はこのサイズの箱に入った100円のプラモデルが本屋で大量に売っていた。

箱絵のかっこよさに惹かれて買って、箱を開けてみてガッカリした記憶がある。生命感溢れる箱絵は、今見ても本当に素晴らしい。でもこんな小さな羽ではこの巨体を浮かばせられないはず、というのは子供ながら思った。あと名前がバギナでなくてよかった。

夏のパチ怪獣まつり2016 「ニセ・ゴジラvsニセ・スペースゴジラ」

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nisespacegodzilla


著作権意識が高まった平成以降、パチ怪獣人形を店頭で見かける機会は目立って減り、かわってアーティスト性の高いオリジナル怪獣フィギュアの時代が2000年代以降に訪れる。だから今回紹介するような平成ゴジラの露骨なパチものは結構珍しい。

タグには「HONEY BABY」と書かれていて、もちろんメイドインチャイナ。体を押すと底の部分についた笛が鳴るようになっていて、お風呂で遊ぶあひるちゃん人形の延長的な玩具になっている。たぶん100均ショップで売られていたのでは。

かなりディフォルメされているけれど、怪獣らしい怖さは失っていないギリギリのデザイン。この2体のほかにもガイガンや平成メカゴジラが発売されていた。

夏のパチ怪獣まつり2016 「キングゴジラ(ミニ)」

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マルサンのウルトラ怪獣シリーズ「キングゴジラ」の指人形サイズ。このシリーズは何種類発売されたのかいまだに謎で、成型色のバリエーションも豊富なので、集め始めるときりがない。

キングゴジラの指人形は、いかにも幼生体らしい愛らしい造形。当時はこうして一体ずつ袋に入ったものと、五体まとめて袋に入ったものが売られていた。ちなみにこの袋入りデッドストックのタグをよく見ると「プラモデル」と表記されているので、ひょっとしたらウルトラ怪獣シリーズのミニプラモも発売されていたのかもしれない。

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夏のパチ怪獣まつり2016 「特大キングゴジラ」

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先日紹介したマルサン「キングゴジラ」の特大サイズ。スタンダードサイズに比べて格段に凶悪さを増していてゴツい。シン・ゴジラの形態変化システムを先取りしていたともいえる。

マルサンはこの特大サイズを目玉商品にしていたようで、今でもかなりの数がオークション市場で出回っていて、入手は容易。しかしこの特大サイズの上に超特大サイズというものが存在し、そちらは現存するものがほとんど無い。最近まんだらけで開催されたオークションに出品された際はビックリするような値段がついていたので断念。。。

bigkinggodzikka

夏のパチ怪獣まつり2016 「大陸ゴジラ」

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ゴジラのパチ人形はコピー大国・中国でも多くの種類が確認されている。ほとんどは1980年代以降に作られたようで、マルサン/ブルマァク系とは違ってリアル志向の造形が目立つ。

これもそんな大陸産ゴジラのひとつ。肘や膝のたるみ、喉のシワなど、生物としての表現が細部まで行き届いていて、当時の本家ゴジラよりも逆にリアル。後に海洋堂が中国でフィギュアの大量生産を始めるけれど、中国の造形力の高さはこうしたパチもので蓄積されていたのかもしれない。材質が硬質ビニールではなくソフトビニールだったらもっと愛せたのに。

chinagodzilla

夏のパチ怪獣まつり2016 「キングゴジラ」

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1970年代に前半マルサンが発売したオリジナル怪獣「ウルトラ怪獣シリーズ」の中の一つ。ゴジラという固有名詞にキングをつけて、まるでこちらのほうが本家王道であるかのようなネーミングで、よく訴えられなかったなと思う。

ゴジラを名乗るだけあって、背びれや全体的なバランスは確かにゴジラだし、角が生えているところがキングを名乗る所以か。

あまり面白味のある人形ではないので、特に愛しているわけではなかったけれど、今見ると顔がシン・ゴジラの第二形態になんとなく似ていて興味深いものがある。

kinggodzilla

夏のパチ怪獣まつり2016 「ゼンマイゴジラ」

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第一次怪獣ブームの1960年代後半頃に、相川玩具工業という会社が「動く怪獣シリーズ」として発売していたゼンマイ歩行怪獣のひとつがコレ。このシリーズは「メカニカル・プレヒストリック・アニマルズ」と称して海外輸出もされていたらしい。あまり集めている人がいないようで、市場にもなかなか出てこない。

パチ怪獣としてはごく初期のものなので、デザインはとてもシンプル。ゴジラが怪獣デザインのスタンダードだった時代ならではの怪獣人形といえる。

zenmaigodzilla

夏のパチ怪獣まつり2016 「ツノゴジラ」

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ゴジラっぽいプリミティヴなデザインの怪獣に角を一本つけただけの、極めてシンプルなパチゴジラ。

サイズがマルサン/ブルマァクのスタンダードサイズより一回り小さいけれど、造形はブルマァク的なので、第二次怪獣ブームの頃に作られたパチものだと思われる。同サイズでゴモラのパチものも存在していて、そちらもゴモラに角を生やしただけ。パチりかたにも一本筋が通っている。

グレーの成型色に緑と黒と金の彩色は意外と上品で、偽物ながら怪獣王としての品格はギリギリ漂わせている。

tsunogodzilla
Profile
真実一郎
心に茨を持つリーマン。吐き気がするほどロマンチスト。好きな言葉は「巨悪も美女も眠らせない!」。

サラリーマン漫画の戦後史 (新書y 240)
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