インサイター

insight : the ability to understand and realize what people or situations are really like

2005年09月

六本木24時

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しょぼくれたバーで、仕事先の人に「『巨人の星』と『聖闘士聖矢』の最大の違いはなんだと思いますか?」と問い詰められる。その後ろでは、若いサラリーマンがキャバ嬢っぽい女に、リリー・フランキーの『東京タワー』と江國香織の『東京タワー』の違いについて熱っぽく語っていた。

スターバックス新商品、コンビニで売り切れ続出

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ディスカバリーズ今日から首都圏コンビニで発売された、サントリーのチルドカップ飲料『スターバックス ディスカバリーズ』。朝からコンビニを7件回って探したけれど、全て売り切れ。210円という高額にもかかわらず、ヘルシア、伊右衛門以来の品切れドリンクになった。チルド商品だからもともと在庫が少ないのかもしれない。誰かもう飲んだという人が居れば、コメント欄で味の感想を聞かせてください。

ちなみにアメリカでは既にスターバックス・ブランドの缶コーヒー(極甘)と瓶入りコーヒーが売られていて、デリやスーパーで普通に手に入る。スターバックス店内でも売っているけれど、店内で買おうとすると店員に「なぜここで缶を買うのだ」とたしなめられることが本当にあるので勇気が必要だ。

昭和フラッシュバック

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朝青龍対琴欧州が、北の湖対貴ノ花に見えた。

チェ・ホンマン対ボブ・サップが、ジャイアント馬場対ブッチャーに見えた。

レイザーラモンHGが全米でバカウケ!?

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レイザーラモンHGがヤフーのCMキャラクターになろうとした件が、英語ブログで多数紹介され、世界中でバカウケしている模様。彼の分かりやすいキャラクターが国境を越えて理解されると同時に、ハードゲイがヤフーという一流ブランドの宣伝に絡むというリベラルさ(奇怪さ)が大いに評価されているようだ。これぞ最高のバイラル・キャンペーンだと絶賛するアメリカのブログまであった。
http://www.boingboing.net/2005/09/11/hard_gay_visits_yaho.html
http://blog.kung-foo.tv/archives/001535.php

ジョーイ伊藤も参戦。
http://joi.ito.com/archives/2005/09/13/yahoo_goes_hard_gay.html

この流れでいくと、レイザーラモンHGが参戦するハッスルなんかもアメリカで受けるような気がしてきた。

下流化する日本

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下流社会 新たな階層集団の出現
三浦 展 (著)

中流社会だったはずの日本で下流化が(特に若い男性の間で)進んでいると指摘する、団塊ジュニアにちょっと厳しい階層社会論。これまでは勝ち組/負け組という<ビジネスの問題>として語られがちだった階層化を、<意識と価値観の問題>として浮き彫りにする。『女王の教室』『ドラゴン桜』『百ます計算』、あとちょっと違うけど齋藤孝といった21世紀型のスパルタが支持され始めているのも、下流意識への反射的な防衛本能なのかもしれない。

著者の三浦展は、批判も多いキーワード「かまやつ女」を提唱したことで一部から眉唾マーケター扱いされることもあるけれど、この本は(サンプル数は少ないながら)定量調査と取材に基づいた丁寧な分析で説得力がある。今後日本で本当に階層意識・消費が固定化するかどうかは、トヨタのレクサスが成功するかしないかで判断されるだろう(今朝の新聞に折り込まれたレクサスのチラシが意外としょぼかったのには驚いたけど)。

ナンバーワンになれない缶コーヒー

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オンリーワンキリンビバレッジの『ファイア オンリーワン』を見るたびに、「ナンバーワンにならなくていい、オンリーワンになれだぁ? ふざけるな! オンリーワンていうのはその分野のナンバーワンのことだろうが。」という『ドラゴン桜』のセリフを思い出す。

「パチ」の文化史(その2) パチパチ怪獣総進撃

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1970年代の怪獣ブーム全盛期には星の数ほどのパチ怪獣が登場した。面白いことに、当時のパチ怪獣人形をパチったアイテム、つまり「パチパチ」怪獣人形が、なぜか今年相次いで発売されている。

そんなパチパチ怪獣を紹介する前に、まずはオリジナルであるヘドラのソフトビニール人形を見ていただきたい。

ヘドラ

これが1970年代にブルマァク社から発売されたヘドラだ。もちろん東宝公認。『ゴジラ対ヘドラ』に登場した公害怪獣ヘドラを、リアルでありながらどこかユーモラスでかわいい絶妙なディテールと彩色で処理した、傑作ソフビのひとつとされている。

このブルマァクのヘドラをオリジナルとして、ほぼ同時期の1970年代に脅威のパチ怪獣が登場した。IKBという玩具メーカーが発売したもので、その名もヘドラ1号、2号、3号。

ヘドラ1号

これが1号。ヘドロというより溶岩の塊みたいなド迫力。大雑把にも程がある造形。これを初めて見たときは膝がガクガクした。でも良く見ると顔がちょっと犬みたいでかわいい。うまくしつければなつきそうな感じだ。

ヘドラ2号

2号。これはもう顔の崩れ方が凄い。特に口のあたり。これを初めて見たときはトキの北斗有情拳をくらったように昇天した。はだしのゲンに出てきてもおかしくないピカドンなセンス。僕が最も好きな怪獣人形だ。

ヘドラ3号

3号。もう炎天下のアイスクリームみたいにドロドロ。可動部分無し。人形というより汚物に近い。これを初めて見たときは日本をあきらめた。当時これを買ってもらった子どもはどう思ったんだろう。

オリジナルの豪快な崩しっぷりが評価されて、怪獣ファンの間で人気が高まりつつあるこのパチヘドラ三部作。その勢いに乗じて、ヘドラ2号を模した「ヘドラン」というパチパチ怪獣人形が、ガーガメルというホビーショップから今年発売されたのだった。
http://www.gargamel.jp/index.html

パチパチヘドラ

左がヘドラン。後ろから見るとゴーヤみたいで、ヘドラ2号とはまた違った味わいがある。ガーガメルのサイトでは即日完売となっていて、その人気の高さをうかがわせる。

パチパチヘドラの元になったパチヘドラを発売したIKBは、ヘドラシリーズの他にもスモゴンというパチ怪獣を発売していた。

スモゴン

車とタイヤをモチーフにした分かりやすい造形で、当時の公害ブームを今に伝えてくれる。スペクトルマンに出てきそうなピープロ系のデザインセンス。なかなか愛嬌がある。

このスモゴンの死蔵品タグ(某所で目撃)をよく見ると、これはスモゴン1号であり、スモゴン2号という公害怪獣も存在したことが分かる。しかし現段階でスモゴン2号の立体物は誰にも発見されておらず、当時ほんとうに発売されたのかどうかも確認されていない。

タグ

そこで、どうせ見つけられないならスモゴン2号を自分で作ってしまおう、というマニアが今年になってあらわれ、実際に作って販売までしてしまった。それがこれ。

スモゴンズ

販売名は「公害怪獣」となっているけれど、これはどう見てもスモゴン2号(のパチモン)だ。パチヘドラに勝るとも劣らないドロドロっぷりながら、まだ彼の心までは汚れていないことを、その円らな瞳が物語っている。当初は限定30個の販売だったところ、好評につき増産しているらしい。

こんな感じでパチモンのパチモンまで作らせてしまうパチ怪獣ブーム。これらの「パチ」が持つ独特のたたずまいは、みうらじゅんが追い続けている「ゆるキャラ」の魅力に近いものがある。(つづく)

「パチ」の文化史(その1) 密かに盛り上がるパチ怪獣ブーム

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愛・地球博の公式マスコット「モリゾー&キッコロ」の偽者が登場して話題になっているらしい。その名も「キリゾー&モッコロ」。
http://www.asahi.com/national/update/0919/TKY200509180192.html

これまでも、キャンディーズが流行ればアパッチやスリーヤンキースが登場し、CCガールズが売れたらT-BACKSからピンクサターンまで類似品が大量発生した。ガンダムだと思って買ったらガンガルだった、という経験を持つ人も少なくないだろう。ビッグコーン(ロッテのアイス)だと思って買ったらビックリコーンだったのは今でもトラウマだ。人気者・人気ブランドの影には常に偽者=「パチモン」が存在する。

もともと「パチモン」という言葉は、盗む、万引きするという意味の大阪弁「ぱちる」を語源としている。パチモンといえば粗悪な模倣品であり、間違って買わされてしまうものであり、金を払って愛でるには値しない存在だった。

しかし近年、キリゾー&モッコロ人気に代表されるように、「パチモンだから愛しい」という感性、つまり「パチ萌え」が目立ち始めているように思えてならない。

なぜ現代人はパチに萌えるのか。なぜ我々は平成の世にピンクレディーよりもキャッツ★アイのCDを買ってしまうのか(それは僕だけか)。現代の「パチ」にまつわるあれこれを、これから数回にわたって書いてみたい。

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普通に社会生活を営んでいる人は気づいていないだろうけれど、最近アンダーグラウンドでひっそりと「パチ怪獣」ブームが巻き起こっている。1960-70年代の怪獣ブームの頃に大発生したパチ怪獣グッズが、好事家たちの間で再消費されていたりする。

その象徴が、9月17日に新宿のロフトプラスワンで開催された「パチ怪獣サミット」というトークイベントだ。内容は、カルタやソノシートなどのパチ怪獣グッズを唐沢なをき等のパネラーが紹介するといったもので、今回が既に第二回目であり、来春には第三回目も予定されている。
http://amapro.hp.infoseek.co.jp/patch2.html

このイベント、素人さんには少々敷居が高かったかもしれない(マニアの彼氏に無理やり連れてこられたであろう長谷川京子にそっくりの超美人が、終始無表情のまま彼氏の股間に手を入れてモゾモゾ動かしていたのが印象的だった)。とはいえ、100人を余裕で超えるパチ怪獣好きが全国から集まり、会場は終始盛り上がっていた。

このパチ怪獣サミットでは、さまざまなパチ怪獣グッズの販売も実施された。なかでも人気が高かったもののひとつがコレ、「水素獣エッチ」のソフトビニール人形。水素獣エッチとは、怪獣ブームに便乗して昭和40年代に広く配られた逸品「怪獣トランプ」↓に登場するパチ怪獣だ。
http://www.kyoto.zaq.ne.jp/e_fuji/item/kaicard/kaicard.htm

H

身長1000メートルという無茶な設定と卑猥なネーミングで、このパチ怪獣が記憶に残っているオーバーサーティーも多いはず。それが21世紀になって突然立体化されたというわけだ。どうですか、この食べたくなるほどの愛らしさ。パチ萌えは30年という時間を軽々と飛び越えた。これを発売した「えむぱい屋」は、エッチをはじめパチ怪獣が大挙登場する自主映画『モーレツ怪獣大決戦』も製作している。

もちろん、パチ怪獣再評価の動きはこのイベント以外にも見つけることが出来る。(続く)

「顔出し」ビジネス本増殖の謎

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最近、新聞の書籍広告欄を見ると、本のカバーに女性著者の顔を大きく配したビジネス本がやたらと多いことに気づく。少し前までは、相当有名でないと著者がビジネス本の表紙になるということは無かったような気がするんだけど。

顔出し1顔出し2顔出し3顔出し4顔出し5

この顔出しブームの元祖は、おそらく2003年9月に発売された和田裕美の『世界No.2営業ウーマンの「売れる営業」に変わる本』。この本のヒットを受けて、そこそこ美人であれば顔を晒したほうがウケる、という「顔出しメソッド」がダイヤモンド社あたりのビジネス本業界(?)に普及したようだ。

女性の場合はブログやSNSでも顔出ししたほうが人気を集めやすい(だよね?)、というのと同じ構図か?

ミンティアガールズのサンプリングCM

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MガールズMINTIAガールズ大作戦!
http://www.asahi-fh.com/mintia/index.html

全国6大都市で実施されるサンプリング・イベントをテレビCMで告知する、という実験的な企画。15秒間まるまるサンプリングの説明になっているので、商品のことは驚くほど何も言ってない。トライアル促進に全てを賭けるという、フリスクに追いつけない後発ブランドならではの正しい奇策といえる。

CMに登場するビビる大木はイベントには参加しない、という点は中途半端な印象を与えるものの、各都市の劇団による芝居を交えたイベントになるらしく、気合は充分そうだ。ミンティアガールズにグラビアアイドルを起用していれば、もっと盛り上がったと思うんだけど。ちなみに東京は9月25日(日)、渋谷マークシティ前で実施されるらしい。
Profile
真実一郎
心に茨を持つリーマン。吐き気がするほどロマンチスト。好きな言葉は「巨悪も美女も眠らせない!」。

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