インサイター

insight : the ability to understand and realize what people or situations are really like

2006年02月

荒川静香の活躍でPUMAが売れる?

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2月25日(土)の『NHKスペシャル「荒川静香・金メダルへの道」』は、21.9%という高い視聴率を記録した。演歌歌手のような名前にふさわしい、彼女の山あり谷ありの人生を追ったドキュメンタリーで、競技の性質上「足」をアップで映すシーンが多く、NHKの番組であるにもかかわらず、シューズに描かれたPUMAのブランドロゴが繰り返し画面を占拠していたのが印象的だった。

トリノオリンピック中継では、非スポンサー企業のロゴの露出に対する取り締まりが従来よりも厳しかったらしいから、(確か公式スポンサーではない)PUMAにとっては、今回のNHKスペシャルは最高のプロダクト・プレースメントになったのでは。

ちなみに、同時間帯にフジテレビで放映された天海祐希主演ドラマ『キッチンウォーズ』は味の素の一社提供で、ドラマ内容に合わせて作られたオリジナルCMをドラマに溶け込ませる工夫が施されていた。

PUMAと味の素。カタチは違えど、コンテンツと広告のシームレス化がますます加速化する時代を改めて実感させられた。

YouTubeで振り返る80年代ポジティヴ・パンク

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ウワサのYouTubeで、80年代当時のポジパン(ポジティヴ・パンク=ゴスの先祖)関連映像を集めて時代順に並べてみた。


スージー&ザ・バンシーズ

SIOUXIE AND THE BANSHEES / Israel (1980)
ジョン・マクガフの繊細なギターが耳に心地よい、時代を超えた名曲。この頃のバンシーズは後のポジパンに多大な影響を与えた。スージーの顔と体型は、このまえ街で見かけた林真理子に良く似ている。 


バウハウス

BAUHAUS / Ziggy Stardust (1982)
永遠のマスターピース。地下の秘密集会みたいな映像で超カッコイイこのPVは、何回も繰り返し見た思い出の一品。ピーター・マーフィー=上半身裸で痩躯の筋肉質、というイメージで、僕の中では遠藤ミチロウとキャラが被っていた。


ヴァージン・プルーンズ

VIRGIN PRUNES / Pagan Lovesong (1982)
一番人気があった頃のライブ映像。動くプルーンズは初めて見た。レコードでは良さが伝わらないバンドと言われたけれど、いまこうしてビデオを見ても、さほど衝撃は感じられない。生で体験してみたかった。


セックス・ギャング・チルドレン

SEX GANG CHILDREN / Sebastian (1983)
初期のライブ映像。30秒しか見られない。ポジパン御三家のひとつ、というよりポジパンというムーブメントを良くも悪くも象徴する存在だった割には、残された映像の数は意外と少ないようだ。


スペシメン

SPECIMEN / Kiss Kiss Bang Bang (1983)
スペシメンのPVも始めて見たけど、ここまで完全にロッキー・ホラー・ショーの世界を再現していたとは。。。ボーカルのオリーはもうフランク・フルターにしか見えない。


バットケイヴ

SPECIMEN / Returning From a Journey [Live] + Interview (1983)
ゴシッククラブ「バット・ケイヴ」で繰り広げられるスペシメンのライブ映像。フロアは超満員で、当時のポジパン人気を垣間見ることができる。


デスカルト

DEATH CULT / Spiritwalker (1983)
変なメイクキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!! ウイラードはこれを真似したのかも。デスカルト時代でありながら、後のカルトで代表曲となる「スピリット・ウォーカー」を熱演。このギターは今聴いても血が騒ぐ。


クラン・オブ・ザイモックス

CLAN OF XYMOX / A Day (1985)
ザイモックスのPVがあるとは思わなかった。といっても、なんか薄暗い場所で歌ってるだけの低予算作品だけど。でもこの曲はイイよ。ゴスというより哀愁エレポップの超名曲で、12インチ・リミックスバージョンだったら尚良かった。


Xマル・ドイッチェランド

X-MAL DEUTSCHLAND / Matador (1986)
女性ボーカルを擁するドイツのアバンギャルド・バンド。初期はかなり暗くて攻撃的な音だったんだけど、この曲の頃は音も映像も小奇麗にまとまっていて刺激が少ない。ドイツは今でもゴス大国らしい。


ボルショイ

THE BOLSHOI / Away (1986)
デビュー当初は「第二のバウハウス」的な大物扱いをされていたものの、あっという間にフェイドアウトしていったボルショイ。カリスマ性が全く感じられないこの温いPVを見て納得。ネオサイケ調の曲は悪くないんだけど。


シスターズ・オブ・マーシー

SISTERS OF MERCY / This Corrosion (1987)
自分以外のメンバーが全員離脱してバンド崩壊の危機に直面したアンドリュー・エルドリッチが、やけくそで産業ロック人脈のジム・スタインマンにプロデュースを依頼したこの曲が、なんと全英メジャー・チャートでトップを獲得。アンドリューはPVでも乳首出しまくりでロック救世主を熱演。あの暗い子がねえ、と大評判に。


クリスチャン・デス

CHRISTIAN DEATH / Church of No Return (1988)
中心人物だったロズの脱退後、ヴァローが主導権を握ったクリスチャン・デス。以後は評価が順調に右肩下がりしたものの、この曲だけはファンが多い。ひどい内容のPVだけど、女性ボーカルのジタンはクミコウダよりもエロかっこいい。


ポジパンに興味を持った人はポジパンDJを読んでね。近日更新予定。

今週のガセネタ

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『ウェブ進化論』で一発当てた梅田望夫の妹は、あの「愛人作家」梅田みからしい。

風物詩と化した「みすず学苑」のCM

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昨今の縄文ブームを先取りしていたことで(僕にだけ)再評価されている「みすず学苑」の広告。今年の新キャラ「ナポレオン」は、昨年の「合格してくれおパトラ」ほどの破壊力が無くて物足りないけど、そのぶん縄文太郎がいい感じにミステリアスに仕上がっている。毎年みすず学苑のCMを見るたびに、ああもう2月なんだな、と思う。

週刊誌が売れない時代

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月刊誌『創』2月号によると、週刊ポストの05年上期の平均販売部数は前年同期から9万5625部も減ったらしい。週刊現代、文春、新潮の三誌も、のきなみ前年同期を割り込んでいるんだとか。「朝のワイドショーで読み上げられちゃう問題」が大きいんだろうけど、最近は「きっこの日記」とかで先にスッパ抜かれちゃうから、週刊誌はますます苦しいだろうな。毀誉褒貶はあるけれど「きっこの日記」は相変わらず凄いからね。週刊誌はきっこ妨害策とか真剣に議論していると思うね。松岡きっこに「元祖きっこの日記」を書かせるとか。もう谷隼人情報満載。

ポーティスヘッド復活?

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セルジュ・ゲンズブールのトリビュート・アルバムにポーティスヘッドの名が。。。

ヤマトよ永遠に

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宇宙戦艦ヤマトは韓国のアニメだと思っていた、と韓国人の友人に言われて驚いた。

パリス・ヒルトンのバイラルCMをテレビCMが模倣

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デートムービーパクリというかパロディなんだけど。昨年全米が興奮したパリス・ヒルトン出演バイラルCMを、『DATE MOVIE』というバカ青春映画のテレビCMがパロったらしい。ネットとテレビの逆転現象と言えるかもしれない。ちなみにバイラルCMに関して先々週の『R25』にコラムを書いた記憶がある。

伊福部昭とアイヌと満州

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伊福部昭氏死去。戦時中、あの憲兵隊大尉・甘粕正彦に依頼されて作った満州国の委嘱作「寒帯林」は、伊福部自身の希望によって今も再演や録音が禁じられているという。一度でいいから聴いてみたいなあ。

「私は当時、アイヌの子供達ともよく遊びまして。(中略)彼らの生活はすべて歌に包まれておりまして、たとえば、出産しますと”オサノサヨイヨイ”という歌を歌い、子供が生まれたなら”イフムケ”という子守唄を、また、語りものとして”シノチャ”、それから皆さんよくご存知の英雄伝”ユーカラ”など、とにかくすべてのものに歌がついてきます。たとえば川を上るときの歌と下るときの歌はまた違いますし、また感情を相手に表すときにも”ヤイシャマネナ”という「我が心境を吐露すれば」の意味の歌を歌います。そうしたあらゆるものが歌に満ちている環境で少年期を過ごしたので、自発的に音を作りだすということにあまり抵抗を感じないようになりました。それと彼らは全てのものに神をつけます。いわゆるアニミズムのなかで私は育ったんです。」(伊福部昭『FOOL'S MATE』1983年10月号)


「スーパーボウル」の面白CM集

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ピザハット全米の注目を集めるスーパーボウルの生中継。そのスポンサー提供コストは膨れ上がる一方で、いまや30秒CMを一本流すだけで約3億円。それでも視聴者数が異常に多いことから提供を希望する企業は後を絶たず、いつしか各社ともスーパーボウルのために新CMをわざわざ作るようになり、スーパーボウル=CMフェスティバル状態に。

お祭り気分で楽しめるスーパーボウルCMは、これまでは原則的に試合中しか見られない一回限りのサービスだった。今年はグーグルビデオ等のおかげでネットでも広く見られるようになり、放映終了後も繰り返し楽しまれているらしい。2月7日付のニューヨークタイムズ紙によると、AOLスポーツの特設ページに限っても6日までに2300万回を超える視聴を記録したとのこと。

相変わらずバカバカしいギャグだらけのバドワーザー、「トゥルーカラー」のカバー曲がちょっといいダヴ、ジャッキー・チェンが登場するダイエットペプシ、カップヌードルの「ハングリー?」CMをパクったとしか思えないフェデックス、ジェシカ・シンプソンがエロかわいいピザハット、意外と普通だったバーガーキング・・・。今年は例年よりもユニークなCMが少ないものの、まあそれなりに見所はある。前出のニューヨークタイムズ紙で、TiVo(デジタルビデオレコーダー)のマーケティング担当副社長は、録画後に最も多く見られたCMはAmeriquest Mortgage社によるブラックユーモア系CMだった、と語っている。

昨年あたりから日本でもサッカー中継やマラソン中継で一回限りのオリジナルCMをオンエアする企業が現れ始めたけれど、ブログ界でもそれほど話題にはなっていないのは、単発で注目度が低いからだろう。高い視聴率が予想される今年のワールドカップ中継は、スーパーボウルのようなオリジナルCM祭りになるかもしれない。
Profile
真実一郎
心に茨を持つリーマン。吐き気がするほどロマンチスト。好きな言葉は「巨悪も美女も眠らせない!」。

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