インサイター

insight : the ability to understand and realize what people or situations are really like

2007年05月

資生堂ウーノ(uno)のビキニCMにはもう少し刺激が欲しかった

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ユニリーバのフレグランスボディスプレーAXEの本格的な日本上陸を迎え撃つ形で、資生堂ウーノ(uno)デオドラントスプレーの新キャンペーンが開始された。AXEのエロエロ広告を意識してか、歴代ミスマガジンという一流どころのグラビアアイドルを一挙に7名も起用するというサービスぶり。公式サイトでは7タイプのCMを視聴することが出来る。

とはいえやはり資生堂、AXEほど露骨な表現は避けたかったらしく、CMはどれもソフトなアイドルイメージビデオ然とした仕上がりで、正直刺激に乏しい。そもそも安田美沙子や岩佐真悠子、瀬戸早妃あたりはグラビア活動期間が長いために、もう普通の水着姿は見飽きてしまい、ありがたみを感じられなくなっている。山崎真実は良いとしても、倉科カナは声がちょっと。

GO!ヒロミ44'というカルト芸人の持ちネタに「優香」という曲がある。長淵剛の「勇次」の替え歌で、優香が最近グラビアを拒否してデカパイを見せないので腹が立っちまう、服を着たお前じゃオナニー出来ない、といった内容の歌詞を長淵そっくりの歌い方で歌うというものだ。その気持ちは理解できる一方で、優香はもう十分過ぎるほど水着姿を見せてくれたわけだし、いまさら彼女のグラビアを見たいとは思わない、どうせなら新しい才能にめぐりあいたい、という気持ちも皆の中に厳然としてあるだろう。そんな後者の気持ちを、ウーノのCMは感じさせる。

UNO

地球温暖化を警告する画期的な屋外看板

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ミニミニパイ投げ

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サムソンの薄型携帯電話のバイラルCM。薄さをアピールするために、直径3mm前後のパイを昆虫に向かって投げまくっている。虫が苦手な人は見ないように。

CDジャーナルのゴス特集にダメ出し

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「CDジャーナル」2006年6月号はゴス特集、オートモッドのジュネ師匠のインタビューが掲載されるということで買ったんだけど、この特集は結構ひどい。そもそも表紙からしてゴス特集とは分からない。「黒く激しく美しく 世界に広がる妖艶ロックの波」というコピーに、マイケル・ブーブレという人がスーツを着たモノクロ写真。この人がタキシードとか着てロキシーミュージックみたいな音楽をやってるという特集なのかと思った。ゴス特集というからには表紙の人間は白塗りパンダメイク、背後に蜘蛛の巣、唇に火の酒、コピーもホラーフォントが筋だろう。

シーン紹介コラムもゴスの歴史を中途半端になぞったものばかりで、熱気が圧倒的に不足している。現在のゴスがどうなっているのか、なぜ今ゴスが盛り上がっているのかを教えてくれるものがあまりに少ない(アメリカのパンク/エモ世代におけるキュアーの影響を指摘した山口智男氏の文章だけは有益)。こんな特集を読んでも、今のゴスに興味を持って聴き始める人はいないのでは? こうしてみると昔の「フールズメイト」や「ニューズウェイヴ」のポジパン特集、ネオサイケ特集、ネオアコ特集等は良く出来ていたと改めて思う。これからどんな刺激的なことが起るんだろう、という幻想を膨らませてくれた。

CDジャーナル唯一の収穫は、かつてインサイターのグラビアアイドル・ベストテン2002で第3位に選出された高杉さとみが「高杉さと美」としてアーティスト・デビューした、という事実を知ったということくらいか。映画版西遊記の主題歌を歌うらしい。

CD

コカ・コーラ + フェイスレス

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海外で評価の高いコカ・コーラの「Coke Side of Life」キャンペーン。ヨーロッパではこの夏、イギリスを代表するダンス・ポップ・ユニット、フェイスレスがコカ・コーラと組んでこのキャンペーンを進化させている。キャンペーンサイト Coke + Faithless で公開されているフェイスレスの新曲"I Never Stop"のプロモーションビデオは、真っ黒いキャラクターが世の中のネガティブな事柄をポジティブに変えていく様を描いた秀逸なアートアニメで、これはそのままCoke Side of Lifeの理念になっている。ビデオクリップも楽曲もキャンペーンサイトでダウンロード可能。良く出来たタイアップだ。

「ある女優からの手紙」

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5月20日の朝日新聞朝刊が、「家族」という連載コラムで江角マキコからの手紙を掲載している。父親と弟の死を告白する手記で、どこまで編集されているのか分からないけれど、なんだか凄くストレートで感動的な文章だ。幻冬舎あたりが明日にでも出版化を持ちかけるに違いない。

セーラー服と夢の島

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DOESの新曲『修羅』は曲もビデオも凄くいい。埋立地と少女。このビデオを作った人は佐々木昭一郎の傑作ドラマ『夢の島少女』にインスパイヤされているような気がする。今ならYouTubeで『夢の島少女』を全編見ることが出来るので、未見の人は週末に是非。

DoCoMo 2.0 が気になる

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NTTドコモの新キャンペーン「DoCoMo 2.0」が随分と目立っている。大家族のキノコがホノボノと踊っていた牧歌的なムードとは一転、クセのある若手タレントばかりを8人も起用したり、どぎつい原色を多用したり、「さて、そろそろ反撃してもいいですか?」という挑発的なコピーを採用したり、いろんな意味でドコモらしくは無い。次世代ケータイライフを伝えるために、ターゲットを完全に若者(10代20代)に絞り込んでブランドイメージを一気に若返らせよう、という戦略が気持ち良いほど見えすぎちゃって困る。

ネットでは早速「ドコモにーてんぜろ=ドコモに移転ゼロ」と揶揄されるなど、いまのところ評判は芳しくないらしい。表現に対する生理的な好き嫌いがはっきり分かれるキャンペーンであることは確かだろう。しかしながら、契約純増数が競合に抜かれてしまったドコモ社内の沈滞ムードを一掃して社員(特に新しいことをやりたがっている若手社員)のモチベーションを上げるという効果が、こういう派手で鼻息荒いキャンペーンにはあると思う。現場が売る気になれば、モノは意外と売れたりするものだ。

保守・安心・無難・万人向けイメージの古参No.1ブランドが、サービスやイメージを急に若返らせて再活性化に成功したという事例は、日本では非常に少ない、というか思い浮かばない(思い浮かぶ人は教えてください)。キリンラガーの失敗ばかりが脳裏をよぎる。というわけで、もしもこのDoCoMo 2.0が成功したら日本のマーケティング史に残るキャンペーン成功事例になるんだけど、さて。

(追記)
大前研一が早速ドコモ2.0を大批判。もし自分がドコモの社長だったらこの広告を作った人を解雇する、とまで言い切っている。でもこのキャンペーンは値引きをアピールしているわけではなく、他社に無いとされる新サービスを続々とアピールして新しい土俵を作ろうとしているわけだから、彼の批判は少々筋違いだと思う。

ナショナル掃除機のCMに登場した怪獣「ゴミラ」のフィギュア

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1972年に放映されたナショナル電気掃除機「隼」のCMは、ウルトラマンもどきのパチヒーローがゴミの怪獣ゴミラと戦う楽しい特撮大作だった。このCMは『帰ってきたウルトラマン』のスタッフが制作に参加した立派な円谷作品で、昨年はYouTubeにもアップされ、8万ビューを超える視聴を獲得するなど再び人気を集めている。

CMの再評価が契機となり、幻の怪獣ゴミラがなんとフィギュアとなって平成の世に舞い戻ってきた。ぶたのはなという玩具メーカーが先ごろ発売したゴミラは、こうしてみると顔が浜田幸一か小池聰行かといった感じで、いかにも昭和なたたずまいで微笑ましい。



ゴミラ

今週のガセネタ

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■「CanCam」の姉妹誌「AneCan」は創刊号に続き2号も完売したらしい。

■「週刊プレイボーイ」の販売部数が苦戦しているらしい。

■浅尾美和が表紙の「SABRA]最新号は、かなり売れているっぽい。
Profile
真実一郎
心に茨を持つリーマン。吐き気がするほどロマンチスト。好きな言葉は「巨悪も美女も眠らせない!」。

サラリーマン漫画の戦後史 (新書y 240)
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