インサイター

insight : the ability to understand and realize what people or situations are really like

2008年08月

2008夏のパチ怪獣まつり 10

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大協というメーカーによって1970年頃に発売され、発売当時から最近に至るまで長きにわたって「一つ目のレッドキングみたいなやつ」と称されてきた怪獣。これが『世界の怪獣』(秋田書店)という本で「ザゴラ山中の怪獣」と紹介されている怪獣をモチーフにしたものだとコレクターに広く認知されたのは21世紀に入ってからだろう。

もともと素材が薄くて脆い上に、ウルトラ怪獣ではないとして存在価値を認められずに破棄されることが多かったため、現存する数は多くないとされる。しかし近年その禍々しい造形美が改めて評価され、更に一つ目という奇形性がある種の聖的なイメージを与えたことで、多くの人の収集欲と創造欲をかきたてた。あらゆる意味でパチ怪獣の象徴的な存在と言える名品。

それではまた来年夏のパチ怪獣まつりをお楽しみに。


ザゴラ

2008夏のパチ怪獣まつり 9

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ウルトラセブンに登場するカプセル怪獣「アギラ」をパチったと思われるパチアギラ。昨年紹介したゴルゴジラ(仮名)を発売したメーカーの作品で、これも1970年代に相当数が市場に出回っていたようだ。デザインも配色も地味で、アクの強い連中が多いパチ怪獣ワールドにあっては日陰の存在ながら、愛嬌のある顔は見ていて飽きない。

パチアギラ

禁断の露出狂広告

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コートの前をガバッと開けて裸体を見せつける露出狂の生態を応用したゲリラ広告。オーストラリアのクイーンズランドが広告主で、「冬でも水着で過ごせるくらい温かい」ということをアピールするためにシドニーやメルボルンで実施しているらしい。

露出狂広告

2008夏のパチ怪獣まつり 8

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昭和の怪獣ブームを象徴する国民的玩具、マルサンのゴジラ人形。の、ポリエステル製パチ。本家マルサンゴジラから違法に型取りして作られたと思われるものの、背びれや体表など細部の作りが本家と異なるので、もしかしたらオリジナル造形なのかもしれない。

パチでありながら意外な品格を感じさせるのは。水色の成形色に濃紺のスプレーという落ち着いた配色ゆえか。このパチゴジラは他にも赤成形バージョンの存在が確認されている。

あまり関係ないけれど、最近マルサン社のホームページを久しぶりに確認してみたら、「ソフビバンク」という名でソフトバンクの犬のお父さん似のソフビ製貯金箱(「ソフトバンクの犬とは一切関係ありません」と小さく小さく書いてある)の発売を告知していて、昭和は遠くなったなと改めて思った。

ゴジラ

2008夏のパチ怪獣まつり 7

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ヨネザワが1970年前後に発売していたゼンマイ怪獣シリーズの代表作、発火親子怪獣。アニマル浜口親子もビックリな一心同体っぷり。いまでも玩具屋の倉庫などから箱入りの新品が発掘されたりする。

親子怪獣

2008夏のパチ怪獣まつり 6

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これは僕が最も好きなパチ怪獣グッズのひとつ。1970年代に売られていたミニ怪獣ネックレスで、パチ怪獣の魅力のすべてがここにある。台紙を吊るすとパチカネゴンやパチヒドラたちが見事なバランスで整列するようにチェーンの長さが巧みに調整されていて、本当に美しい。

夏祭りの夜店のカラーひよこ、人口着色料だらけの溶けたアイスキャンディー、行きずりの女の剥げたマニキュア、地獄の三丁目の夕日、夢。。。

古代怪獣

ドラマ『四つの嘘』は意外な良作か?

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『デスパレートな妻たち』の日本版といえるドラマ『四つの嘘』(テレ朝)が意外に面白い。「物語冒頭で死ぬ主婦によるナレーション」「それぞれに秘密を持つ主婦仲間」「コメディとサスペンスのブレンド」と、かなり露骨にデス妻のエッセンスを無断借用しつつ、上手い具合に次の展開を期待させるストーリー作りに成功している(寺島しのぶに接近するイケメン家庭教師は悪人フラグ立ちまくり)。視聴率も直近で8.1%→9.2%→10.8%と低空飛行ながら上昇気味。今後もF2層と主婦を中心にコアな支持者が増えそうだ。いまさらだけど高島礼子って美人なんだな。

このドラマの最大の弱点は、本家デス妻の最大の魅力でもあるファッション性がバッサリと抜け落ちていること。そのせいで地味で貧乏臭いムードが漂っていて華が無い。著名なスタイリストをつけて適度な御伽話感を纏ったほうが高視聴率が望めたのでは?



2008夏のパチ怪獣まつり 5

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世界一のパチものパラダイス=中国で開催されている北京オリンピックが盛り上がる中、日本でもパチ怪獣ブームが過熱してマニアが80人から160人に倍増(インサイター総研推定)!過去のパチ怪獣グッズを愛でるのみならず、新たにパチ/オリジナル怪獣を創造するつわものも続々と現れている。

そんな怪獣クリエイターのひとつが、期待のインディーズ系フィギュアメーカー「ヤモマーク」だ。ヤモマークが今年発売した怪獣フィギュア「キングコアラン」は、第二次怪獣ブームの頃にウルトラマンタロウやミラーマンに実際登場したかもしれないようなハッタリの効いたデザインが素晴らしい。このレベルの作品を続々と作ってくれたら、日本のKAIJYU文化もあと10年は安泰だ。

キングコアラン

2008夏のパチ怪獣まつり 4

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1967年に発売された中岡俊哉の奇書『世界の怪獣』(秋田書店)は、実際には実在しない怪獣をまるで実在するかのように紹介した子供向けフェイク・ドキュメンタリーで、今日に至るまでマニアックな支持を得ている。そんな存在そのものがパチものっぽい本で紹介されたていたのが、胴体に穴のあいた六本足の龍のような形状の挿絵が印象的な宇宙怪獣マイティだった。

大協というメーカーが当時発売したマイティの人形は、ボディこそ平凡な形状に再解釈されてしまっているものの、バッテンの描かれた眼鏡のような目と河童のくちばしという超個性的な顔を見事に再現しており、かなりカッコいい。怪獣人形としては相当なイケメンの部類に入る。

手前に写っているのは、三栄貿易という会社が当時発売していた「怪獣ボーシ」のマイティ。今となってはありえない類の玩具で、当時の怪獣ブームが偲ばれる。

マイティ

今週のガセネタ

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■鳴り物入りで創刊した『ZINO』をひっそりと終わらせた元『LEON』編集長が、またしても富裕層向けバブル雑誌を創刊するらしい。

■映画版『セックス・アンド・ザ・シティ』の劇中で、サラ・ジェシカ・パーカーがカップヌードルを食べているらしい。タイアップ?

■汁男優の給料は一発五千円らしい。



Profile
真実一郎
心に茨を持つリーマン。吐き気がするほどロマンチスト。好きな言葉は「巨悪も美女も眠らせない!」。

サラリーマン漫画の戦後史 (新書y 240)
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