インサイター

insight : the ability to understand and realize what people or situations are really like

2009年06月

「ぶたのはな」が作るゆるふわ愛され怪獣人形の世界

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ゆるふわ愛され系の怪獣人形を作り続けているインディーズ玩具メーカー「ぶたのはな」の個展が高円寺のスラッシュアウトで開催される。

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ぶたのはな展 @ 高円寺スラッシュアウト
2009.6.27(土)〜2009.7.3(金)
営業時間:13:00〜20:00

ぶたのはな web site : http://www.butanohana.jp/
スラッシュアウト web site : http://www.gargamel.jp/thrashout/
ガーガメル blog : http://blog.livedoor.jp/gargamel/

「総務部総務課 山口六平太 裁判員プロジェクトはじめます!」

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終わりなき日常を生きるサラリーマン漫画『総務部総務課 山口六平太』についてモバイルブロスで書いてみた。「ろくへいた」ではなく「ろっぺいた」だったんだな。このビデオ↓を見て初めて知った。

http://www.youtube.com/watch?v=gJczch3mYGk


総務部総務課山口六平太 59 (ビッグコミックス)総務部総務課山口六平太 59 (ビッグコミックス)
著者:林 律雄
販売元:小学館
発売日:2008-12-26
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な・い・し・ょのエンペラーマジック

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なぜか突然思い出したので貼ってみた。山崎春美with坂本龍一。

サラリーマン映画としての『ハゲタカ』

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『ハゲタカ』は、いわゆる経済小説を原作とした映画だけれど、買収の駆け引きの勝ち負けだけを描いた経済ドラマではなく、団塊世代からポスト団塊ジュニアまで、さまざまな世代の働く人間たちの葛藤を描いた人間ドラマでもある。価値観が異なる者が、時に敵対し、時に共闘する。単純な外資系批判でも日本流批判でもないところが今風といえば今風だ。

舞台となるのは日本を代表する自動車メーカーとされるアカマ自動車。中国系ファンドに買収されそうになったため、企業買収のカリスマである鷲津が防衛のために立ち上がる。劇中では「アカマは日本そのものだ」と何度も語られる。

自動車産業は高度経済成長の時代から日本の象徴だった。植木等の『日本一のゴマスリ男』をはじめとする陽気なサラリーマン映画の舞台にもなってきた。クルマに夢があった時代は日本にも夢があった。それがいまや、クルマは必需品ではなくなり、単なる移動の道具になり、憧れの対象ではなくなった。もうエコカーしか売れていない。日本の自動車産業は曲がり角に来ている。そんな時代に自動車産業復活の可能性を見せることで、日本再生の希望を描こうとしたんだと思う。

「スポーツカーへの憧れ」という前時代的な価値が伏線になっているくらいなので、自動車産業の未来展望は正直描けていないけれど、柴田恭平演じる柴野という企業再生家のロマンチシズムに共感する人は多いだろう。「会社は生き物だから夢と希望が必要」「日本人の勤勉さを信じる」と熱く説く団塊世代の柴野の言葉は、陳腐で黴が生えているけれど、だからこそ普遍的なサラリーマンへのエールに聞こえた。東宝のサラリーマン映画の新作を久しぶりに観たような気分だ。

ただ、鷲津が終始痔を患っているかのような苦虫顔のままなのが結構気になった。


今週のガセネタ

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■高校三年生になると前略プロフを卒業してmixiを始めるらしい。

■「大前研一が再び注目されているのは勝間和代効果」説。

■コンビニ雑誌の雄「ウォーB組」も薄くなったなあ。

子供のトラウマになるミュージックビデオ

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曲も後半のアニメもいいんだけど、これに出ている子供には確実にトラウマでしょう。よくこんなビデオがアメリカで許されたなあ。

MGMT - Kids

昭和サラリーマンの保存装置 〜『釣りバカ日誌』

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釣りバカ日誌 [DVD]釣りバカ日誌 [DVD]
出演:西田敏行
販売元:松竹
発売日:2005-08-27
おすすめ度:5.0
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「映画館では見ないけれど、テレビや観光バスの中でうっかり見たことのある映画」の日本代表。

舞台は中堅ゼネコンという、高度成長時代の象徴で今や斜陽産業。主人公の浜ちゃんは怠惰なおちこぼれサラリーマンでありながら、趣味である釣りのおかげで社長と懇意になったり仕事が舞い込んだりして、クビにならずにうまくやっている。ただしそれを活かして成り上がるわけではない。

主人公に出世願望が全くないという点が過去のサラリーマン喜劇と大きく異なる。しかしながら、「和気あいあいとした会社家族主義」および「核家族愛」という主題は高度成長時代の幻影のサラリーマン像そのものだ。

この第一話が映画化されたのは、バブル景気真っ盛りの24時間タタカエマスカな1988年。つまりこのシリーズは平成日本における「古き良き」昭和サラリーマンの保存装置だったのだ。

昔は、こんなオヤジくさい映画には何の魅力も感じなかった。テンポは遅いしギャグも緩い。でも今見るとこの映画を愛した先輩サラリーマンたちの気持ちがなんとなく分かる。勤務能力C、勤務態度C、統率力C、向上心C、協調性A。これで定年まで働けて趣味を楽しめれば、それはそれで幸せな一生だ。実際にこういうスローライフオヤジ社員はたくさん存在する。それが許されない時代になったということだ。

それにしても当時の石田えりはエロかわいい。小池栄子にもこういう女優になってほしかった。

ロスジェネ世代による世代交代論 〜『働き方革命』 駒崎 弘樹

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働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法 (ちくま新書)
著者:駒崎 弘樹
販売元:筑摩書房
発売日:2009-05
おすすめ度:4.5
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若き社会起業家による実録型の自己啓発本、あるいはサラリーマン改造講座。「僕たち失われた世代が、働き方革命を起こし、我が国を変えるでしょう」という最後の一言に象徴されるように、これはロスジェネの「希望は戦争」というリセット願望と表裏一体をなす世代交代論でもある。

具体的には、各種小技で生産性を向上させることで残業を減らし、それによって出来た時間を家族や地域に投資することで自分だけでなく周囲や国まで豊かにしよう、というもの。これが『夢をかなえるゾウ』を彷彿させる軽いタッチで書かれている。

残業減らしの小技集は、実際に僕が使っているものもあるので納得できるし、コミュニティを重視しようというメッセージにも合意できる。まさに正論。後ろ向きになりがちな時代を前向きにする良書だと思う。でもこの拭い難い違和感はなんだ。

たぶん、自分はこういうウットリした感じで薔薇色の未来を語る人が苦手なんだ。書かれている内容は「改革」なのに「革命」と言いきって煽る感じが馴染まないんだ。きっと相性の問題だろう。

旧来のサラリーマンが地球連邦軍で、働き方革命を起こす人たちがジオン公国。そんな構図を連想した。著者は近い将来政治家になって、勝間和代たちと共に日本を変えようとすると思う。個人的には地球連邦軍に属しながらニュータイプに覚醒したアムロでありたい。なんだそれは。

喧嘩しかしないサラリーマン 〜『万年太郎』 源氏鶏太

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源氏鶏太の全盛期である1959年に『講談倶楽部』に連載された勧善懲悪サラリーマン小説。既に廃刊となっている講談社文庫版で読んだ。

女にモテて喧嘩も強い正直者の熱血漢、という主人公の設定はサラリーマン金太郎に通じるところがある。太郎と金太郎、名前も近い。しかしながら、サラリーマン金太郎と違ってこの小説には仕事の話は皆無。万年太郎のモテっぷりと、そんな万年太郎に嫉妬する悪徳社員とのイザコザのみが延々と描かれる。当時のサラリーマンは忙しくなかったのか?

万年太郎に対する悪徳社員の嫌がらせというのが、サラリーマンというより中学生レベル。文字通り喧嘩を売ったりヤリチンの噂を広めたりと、深みが無いにもほどがある。けれどそんな妨害によって主人公とヒロインの気持ちがすれ違い続ける様は、どこか1990年前後の量産型トレンディドラマを連想させる。舞台も丸の内と渋谷。だから思ったほど古臭さは感じさせない。そのかわり特に面白いわけでもない。

現在の視点で見ると、主人公である万年太郎よりもむしろ青山という定年間際の窓際上司の存在が興味深い。成果主義なんていう言葉が無かった時代でも、出世には残酷なほど明快な差があり、「姥捨室」と呼ばれるような閑職の吹きだまりまであったのだ。

なお、この小説は1960年に映画化されている。主役は高倉健。シリーズ化されているのでそこそこヒットしたんだと思う。DVD化希望。

万年太郎
Profile
真実一郎
心に茨を持つリーマン。吐き気がするほどロマンチスト。好きな言葉は「巨悪も美女も眠らせない!」。

サラリーマン漫画の戦後史 (新書y 240)
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