インサイター

insight : the ability to understand and realize what people or situations are really like

2009年07月

話題の漫画『モテキ』作者・久保ミツロウ氏インタビュー(前篇)

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モテキ2恋愛下手な童貞男子の心理をリアルに描いた久保ミツロウの連載漫画『モテキ』がとにかく面白い。

主人公である藤本幸世は、派遣社員で眼鏡で半童貞の29歳。貯金も夢もなければ彼女もいない、そんな漆黒の20代を終えようとしていたある日、知り合いの女性たちから次々にお誘いの連絡がくる。モテ期の到来だ。

一人目の女性「土井亜紀」は、以前派遣先の会社で知り合った、一見地味な隠れ美人。当時一緒にフジロックに行っていいムードになったけれど、それっきり。その彼女から一年ぶりに連絡があり、久しぶりに会って話をしているうちに…。

二人目の女性「中柴いつか」は、二年前に飲み会で知り合った数少ない女友達。ボーイッシュなルックスと性格の22歳処女。そんな彼女が東北地方への日帰りグルメ旅行を持ちかけてくる。そこで思いがけず旅館に泊まることになり…。

三人目の女性「小宮山夏樹」は、三年前に偶然知り合った無理目な超絶美人OL。藤本が人生で一番好きだった人で、いろいろあって連絡を絶っていた。そんな彼女と三年ぶりに再会し、自分を振った理由を聞いてるうちに…。

四人目の女性「林田尚子」は、地元に住む高校時代の同級生。元ヤンキーでバツイチ子持ちの彼女に恋愛相談をしているうちに…。

さまざまな漫画を元ネタにして笑わせつつ、人間関係に不器用な若者たちのコミュニケーション不全と試行錯誤を描く、『ふぞろいの林檎たち』にも匹敵する赤裸々青春譚。この稀代の漫画はいったいどんな想いで描かれているのか? 作者である久保ミツロウ先生と奇跡的に知り合うことが出来たので、四時間以上にわたって話を伺った。

注:2巻の内容のネタばれがやや含まれています。
注:久保ミツロウ先生は女性です。

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2009夏のパチ怪獣まつり 3

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これもマルサンのオリジナル怪獣シリーズのひとつ、バドラ。ウルトラマンのヒドラが元ネタなんだろうけど、顔がヒドラよりも人間的で、これはこれで個性的だ。南国フルーツのような配色もカッコイイ。

badora

加山雄三の「私の履歴書」が面白い

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人生そのものが映画みたいだ。というわけで、若大将のサラリーマン映画『フレッシュマン若大将』につてモバイルブロスで書いてみた。

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2009夏のパチ怪獣まつり 2

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ガラゴンと同じくマルサンのオリジナル怪獣であるメフィラ・・・いや失礼、フラン星人。成田亨の名デザインをここまで換骨奪胎させてしまうほど、当時の怪獣ブームは凄かった。時代の熱は本物よりもパチものにこそ表れる。

フラン星人

2009夏のパチ怪獣まつり 1

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1970年に膨大な種類が発売されたマルサンのオリジナル怪獣シリーズ。これはそのうちのひとつ、ガラモン、いや失礼、ガラゴンだ。菅原文太が見たら「オリジナルって、なにかね?」と詰問するに違いないであろうパチっぷり。この写真だと目つきが相当悪いように見えるけれど、実際は結構ゆるふわ愛され系で、個人的には気に入っている。

ガラゴン

2009夏のパチ怪獣まつり

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はじまるよ。


パチモン

今週のガセネタ

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■柳沢きみおの『特命女子アナ 並木容子』が堀越のり主演で映画化されるらしい

スーさんにリーダーの資格無し 〜『釣りバカ日誌2』

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発売日:2006-08-01
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1989年という、まさにバブルの真っ最中に公開された釣りバカシリーズの二作目。一作目よりもギャグが増えていて結構笑えた。マドンナ役の原田美枝子のメイクや服装がいかにもバブルといった感じで、昭和ノスタルジー臭の濃い世界観の中で妙に浮いている。

毎朝起立して社歌を斉唱する鈴木建設オフィスの様子はまさに昭和。この社歌もBGMと同じく久石譲の作曲なんだろうか。釣りバカでは鈴木建設の社歌は2つ存在するけれど、どちらもiPhoneで毎朝聴きたくなるくらいの名曲だ。

ストーリー的に特筆すべき点はないものの、スーさんに関しては、ここまで部下を信用しないリーダーもどうかと思う。自分で明快なビジョンを示さないくせに、部下の幹部連中の報告に対して高圧的に否定してばかり。挙句に浜ちゃんを未来の社長に指名しようとする公私混同っぷり。現在のような動乱期のリーダーには全く向いていない。今年公開される最終作では経営から身を引くことが予想されるけれど、鈴木建設のためにもそれでいいんだと思う。

メトリックが10月に来日するらしい

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いまでも読める源氏鶏太 〜『停年退職』 源氏鶏太

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著者:源氏 鶏太
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発売日:2007-03
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停年退職〈下〉 (河出文庫)停年退職〈下〉 (河出文庫)
著者:源氏 鶏太
販売元:河出書房新社
発売日:2007-03
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しかし、昨日も、今日も、そして、明日も、何百人、あるいは、何千人のサラリーマンが、停年退職のために、各職場から消え去っていきつつあるのだ、そして、最後の日には、何となく、こそこそと。

1962年に朝日新聞に連載された、源氏鶏太中期の代表作。定年退職を間近に控えた主人公の厚生課長が、娘の失恋に悩んだりバーのママとの再婚に悩んだり部下の女性社員の不倫に悩んだり派閥に悩んだりしつつ定年後の人生をどう生きるか悩むという、島耕作が課長のまま出世できなかったらたぶんこうなっていただろう的なストーリー。

「快男児サラリーマンの勧善懲悪ファンタジー」を描いた源氏鶏太作品の多くが時代の変化に耐えられずに廃刊になっている中で、この作品は時代に左右されにくい「定年退職の悲哀」「退職後の生き方」をテーマとしているため、今でも書店に残っている。といっても、いまや定年まで会社にいられるかどうか誰も分からない時代になってしまったけれど。

主人公は、好青年の後輩社員が自分の娘と結婚してくれれば、自分の定年後もその後輩を通して会社の人事や内情を知り続けることが出来ると思い、それを望む。会社が家族で家族が会社。最期まで会社にシンクロ率100%で寄り添いたいと願うその生き様は、今の感覚からすると滑稽だけれど、そういう時代だったんだろう。
Profile
真実一郎
心に茨を持つリーマン。吐き気がするほどロマンチスト。好きな言葉は「巨悪も美女も眠らせない!」。

サラリーマン漫画の戦後史 (新書y 240)
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