インサイター

insight : the ability to understand and realize what people or situations are really like

2012年08月

2012夏のパチ怪獣まつり 「スモゴン」

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スモゴン


1970年前後の怪獣ブーム全盛期にIKBという玩具メーカーが発売した怪獣「スモゴン」。スペクトルマンに出てくる公害怪獣をモチーフとしているようで、自動車の排気ガスが引き起こす光化学スモッグが怪獣化したものと考えられる。頭が事故車、身体がタイヤというアシッドなデザインが好事家たちの間で人気で、海外でもファンが多い。ハイブリッド車全盛の時代では絶対に生まれない、素朴な想像力の産物といえる。


2012夏のパチ怪獣まつり 「ドラギラス」

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ドラギラス


マルサンが1970年に発売した特大サイズの怪獣人形。ライバル社であるブルマァクが発売した大サイズのウルトラ怪獣人形に対抗し、それを上回る大きさで作られている。その大鑑巨砲主義が奏功したのか、市場にかなり出回ったようで、今でもネットオークションで見かけることが多い。怪獣としてのデザインも秀逸。

2012夏のパチ怪獣まつり 「グレイトバトル」

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グレイトバトル


超合金ブームの1970年代半ばに発売されたであろう便乗品。通常の超合金と比べてふたまわりほど小さいくせにグレイトを自称する、意識の高いパチっぷりが愛おしい。近年スマッシュヒットを記録した「コレジャナイロボ」に結構似ているけれど、あっちは個人的には愛せない。

2012夏のパチ怪獣まつり 「ポリマルト」

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ポリ怪獣


MKK/マルトという謎のメーカーが発売していた謎のポリ玩具。タグが英語表記なので、1960年代に輸出用に作られていた可能性がある。タグに描いてあるミッキーのパチモンみたいなキャラがヤバい。

この謎だらけの怪獣、昨年あたりにどこかの土産物屋の倉庫から箱ごと発見されたらしく、綺麗な新品が中古玩具屋やネットオークションに安価で多く出回った。まさにUMAが発見されたかのような驚きの珍品だ。ソフビ人形のスタンダード・サイズとほぼ同じ大きさなので、お得感がある。年に一回くらい、こういう未知の駄玩具が発見されるといいな。



2012夏のパチ怪獣まつり 「パチキングコング」

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キングコング


1967年に放映された日米合作アニメ『キングコング』に登場したキングコングの無版権ソフビ。正規品よりも良く出来ているという評価もあるほど、ディフォルメのセンスが抜群。

このアニメ、自分は見たことないんだけど、YouTubeで見てみたら、主題歌だけは何故か聴いたことがあるような気がする。そしてコメント欄が泣かせる…。

「47歳男です。子供の頃、キングコングは、父といっしょに見てお-りました。あれから長いときが流れ、父と私は、今は、別れて暮らしておりま-す。76歳になる父は、良くお酒を飲むのですが、酔って寝る際、この-歌を良く口ずさんでいます。父は、子供と暮らした楽しかった時を思い出しているようです。涙がこぼれる歌となっています。」

2012夏のパチ怪獣まつり 「ポリゴガメジラー」

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ポリゴガメジラ


100均ショップなどに行くと、ゾウの形をしたポリエチレン製ジョーロが売られていたりするけれど、70年代の怪獣ブームの頃は怪獣の形をしたジョーロもいくつか発売されていたようだ。これもそのひとつ。

一見ツチノコのように見えるものの、よく見るとちゃんと手足があり、背中にゴジラのような突起もあったりする。丸みを帯びたその頭部、そしてポツポツした独特の皮膚感は、ゼロ年代にパチ怪獣界に旋風を巻き起こした「ゴガメジラー」に何故か酷似していて興味深い。

2012夏のパチ怪獣まつり 「ポリゴメス」

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ポリゴメス


駄菓子屋や夜店の片隅で売られる、名も無き駄玩具たちは、低コストのポリエチレンで作られることが多い。「ウルトラQ」に登場した怪獣ゴメスを模したと思われるこの10cm程度の無版権人形もポリ製。背中にお金を入れる穴が空いていて、「怪獣貯金箱」と書かれた紙が付いている。たぶん40年くらい前のもので、「シマデン」というメーカー名も記載されている。怪獣自体のディテールは意外としっかりしていて、色を塗ったら一人前のフィギュアになりそうな感じ。

先日フジロックで越後湯沢に行った際、現地の射的屋をいくつか回ったんだけど、景品の駄玩具類の中に怪獣ものがひとつもなくて(ヒーローのお面はあったけど)、少しさみしい思いをした。

2012夏のパチ怪獣まつり 「キングゴジラ」

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キングゴジラ


1970年に発売された、マルサンのオリジナル怪獣のひとつ。あのゴジラの名前を勝手に拝借た上に「キング」を付けるという、不届きにも程があるネーミングで、デザイン的にもゴジラの鼻の上に角を一本生やしただけ。これぞパチのなかのパチ。しかしその表情は惚けていて覇気がなく、怪獣人形としてはどうにも迫力不足。歯も生えてないし、肉とか食べれなさそう。怪獣王の名前が泣いている。

しかし。実はキングゴジラには特大サイズという30cmほどのバージョンが存在して、そちらはちゃんと歯も生えているし、なかなかにイカツイ。ポケモンみたいに成長するタイプの怪獣なのかもしれない。

で、キングゴジラには更に大型の、50cmを超える幻の超特大サイズというものもあるらしい。しかしあまりにレアなため、ネットを探しても画像が全く見当たらない。本当に発売されたのか?と疑っていたところ、つい最近某オークションに出品されていて驚いた。初めて見たそいつは、とにかくド迫力の凶悪な面構えで、本家ゴジラと戦っても秒殺しそうな巨大狂獣。角も暴力的に大きくてかっこいい。そして誰が落札したのか、最終落札額も「超特大」だった。。。
Profile
真実一郎
心に茨を持つリーマン。吐き気がするほどロマンチスト。好きな言葉は「巨悪も美女も眠らせない!」。

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