全テノ革命的変態諸君。2005年のグラビア界は新スター不在というさびしい結果に終わった。強いていえば工藤里紗を代表とするスレンダー系が人気を博した年だったといえるけれど、これは「景気が悪いとポッチャリ系が流行り、景気が良いとスレンダー系が流行る」という定説が改めて証明されたに過ぎない(しかもこのトレンドは熊田曜子が台頭したときからすでに始まっていた)。

なぜ新スター不在なのか。その原因は、グラビア界に蔓延する「ワカツキズム(Wakatsukism)」と「フットサリゼーション(Futsalization)」という2つの動きに集約される。

「ワカツキズム」とは、バラエティ番組で奇天烈な発言をして存在感を獲得することを是とし、グラビアなんて適当に決めポーズとってベロ出しときゃいい、というスタンスで流そうとする、バラエティ番組至上主義・グラビア軽視思想のことだ。グラビアの地位を不当に貶めるこの危険思想が蔓延した結果、トーク技術に優れたタレントがフォトジェニックなタレントの活躍機会を奪ってしまう、という憂慮すべき事態を招いている。

一方「フットサリゼーション」は、メディア露出を増やすためにグラビアアイドルが大挙してフットサルを始めて熱中した結果、単なる集団スポーツ構成員として没個性化してしまい、本職のグラビア仕事が無くなってしまうという、「グラビアを飾らないグラビアアイドル」が急増する現象をあらわす。まったく、やるなら水着でやってほしい(怒)。

そんなこんなで、グラドルのバラドル化、アスリート化がなし崩し的に進行し、ぜんぜん「グラビア」では無くなり始めたグラビア界。新しいスターが登場する余地はもはや限りなく透明に近いブルーだ。グラビアではなくセルDVDを主戦場とする新しい水着アイドル層が出現したり、青木りんのように我を見失う者まで現れて、もうなにがなにやら。

「反ワカツキズム(Anti-Wakatsukism)」と「脱フットサリゼーション(DeFutsalization)」。これが混沌とするグラビア界再活性化のキーワードになるだろう。それではインサイターが選ぶ2005年のグラビアアイドル・ベスト10をどうぞ。


1. (空位)

本来であれば川村ゆきえが君臨すべきだったポジション。ワカツキズムともフットサリゼーションとも無縁な純粋グラビアアイドルとして天下を取る寸前だった彼女も、事務所移転トラブルでその姿を全く拝めなくなってしまったどころか、最近はブログまで削除される始末。彼女の不在は2005年のグラビア・シーンの停滞を象徴するようでもあった。


2. 滝沢乃南

滝沢乃南

膨張したり萎んだり反戦フォークを歌ったりと紆余曲折を経た末に、年末に発売された『フラッシュ・エキサイティング』の袋とじグラビアで傑作を発表して健在ぶりを証明。見るたびに体型が異なるけれど、現在は過去最高のグッドシェイプを誇る。グラビアだけで勝負できる貴重な存在なだけに、2006年も今のコンディションを維持してほしい。


3. リア・ディゾン Leah Dizon

レア・ディゾン


ネットで人気に火がついた、アメリカのレースクイーン兼グラビアモデル。昔の江口寿史のイラストにも似たポップでキッチュなエロカワイさがある。事務所パワーが全てになってしまった日本のグラビア界を変えるのは、彼女のような黒船なのかもしれない。


4. 山崎真実

山崎真美

常にピチピチの極小ひもパンツを着用するという「グラビア超ひも理論」を実践する太ももクイーン。見事なY字開脚で我々をQ方向の異次元にいざなってくれる。山崎春美と間違いやすいのが難。


5. ニーナ南

ニーナ南

なかなか見かけないだけに、稀に見かけたときの喜びが大きい「グラビア界のはぐれメタル」。新名美波からニーナ南へ改名して、さらに発見するのが難しくなったため、いまや「はぐれメタルキング」状態か。こういう人にこそブログを書いてもらいたいんだけど。


6. 佐藤寛子

佐藤寛子

一時期の激痩せスランプを脱し、最近は表現の幅が驚くほど豊かになった。ダムドで例えれば、デビュー初期のグラビアはイケイケのファーストアルバム『地獄に堕ちた野郎ども』で、現在はジットリと艶っぽい六枚目『ファンタスマゴリア』か。例えるんじゃなかった。


7. 次原かな

次原かな

たれ目でタラコ唇で浅黒い肌。南海の孤島でサヴァイヴしてそうなイメージがある「ひとり南海の大決闘」。パンチの効いた下乳が素晴らしい。


8. 北村ひとみ

北村ひとみ

身長152cmでIカップという童顔巨乳のニューフェイス。どっしりと安定したボディは、縄文時代の土偶のようにプリミティヴなパワーを感じさせる。


9. 疋田紗也

疋田紗也

秋葉系アイドルとして紹介されることが多いけれど、その肉体の説得力は川村ゆきえに勝るとも劣らない。もっと一般誌で見てみたい逸材。


10. 秋山莉奈

秋山莉奈

乳ではなく美尻を武器として「尻ブーム」に火をつけた。今年も尻上がりに調子を上げるか?