裏庭からMTVへ。OK Goという名のシカゴ在住のマイナーバンドが、"A Million Ways"という曲のビデオをメンバーの自宅裏庭で自ら撮影(推定予算5ドル)してサイトで公開したところ、クチコミで世界中に広まった。ビデオはコミカルかつワンダフルなダンスの一発撮りで、これを真似したビデオがYouTubeに次々とアップされ、それを見たバンド側はYouTubeを利用したダンスビデオ・コンテストの開催を発表。これは自分達のダンスを真似たビデオをYouTubeに公開した人の中から優勝チームを選び、勝者は自分達のライブステージで踊る権利を得る、というもの。この企画で更にウワサに火がつき、ビデオのダウンロード数は900万を超えたらしい。

彼らが最近公開した二作目の自作ビデオ"Here It Goes Again"の出来は更に凄く、ランニングマシーン八台を利用した幾何学的なダンスをまたしても一発撮り。もう感動的ですらある。これで人気が決定的となり、数ヶ月前までマイナーな存在だったにもかかわらず、先月末に開催されたMTVのVideo Music Awardsに出演するという快挙を成し遂げた。ちなみにビデオ中であたかもボーカリストであるかのようにクチパクで歌っているゲーハーのオッサンはボーカリストではなくベーシスト。ボーカルの姉がダンサーで振り付けを担当したらしい。

OK Goは、ブロードバンド時代ではアイディアとエネルギーさえあれば一夜にしてスターになれるということを証明したバンドとして、そしてYouTubeを利用したバイラル・キャンペーンで成功した初のバンドとして、歴史にその名を刻むだろう。ていうか本当にバンドなんだろうか、この人たちは。


A Million Ways


Here It Goes Again



※ネタ元はadage.comの9月6日付記事。記事の中で(このビデオが話題になる前の)OK Goの認知の低さを示唆する箇所があったため、彼らのことを「無名バンド」と表記したところ、読者から「OK Goは無名ではない」という指摘があったため、「マイナーバンド」と表記を改めました。OK Goファンのみなさんゴメンナサイ。