『BRUTUS』のクール・ジャパン特集号はどれくらい売れているんだろう。日本文化が世界でウケている、という論調は日本人の耳に心地いいから、こういう特集は支持されやすそうだという気はする。
特集の巻頭ページで引用されているのは相変わらずダグラス・マッグレイの例の過去論文。古い。たぶん彼に新たな原稿やインタビューを依頼して断られたんだと思う。彼はもうジャパン・クールにさして興味がないから。特集自体も、情報収集の努力は伝わるものの、あくまで点の集合で面にはなっていない感じ。マンガやアニメといった個々の文化ならともかく、クール・ジャパンという現象に実体があるのかないのか相変わらずよくわからない。
クール・ジャパンというキーワードは、少なくとも欧米のメジャーなマスコミで使用されているのを過去2年で僕は見たことが無い(見たことある人は教えてください)。二年前の四ヶ月のニューヨーク滞在で感じたのは、日本がクールだということよりもむしろアメリカでの中国人パワー、韓国人パワーだ。マンハッタンのサムソンのショールームはソニーのそれより格段に出来がいいし、寿司屋のオーナーの多くは韓国人や中国人だし、ケータイショップを牛耳っているのも韓国人が多い。チャイナタウンはリトルイタリーを侵食して拡大しつづけているし、韓国人街も凄い賑わいだ。アジア系スポーツ選手としてはイチローやマツイよりもヤオミンのほうが遥かに人気があるというデータも見た。フォードの自動車「エッジ」がアジア系米国人向けに今月から展開し始めた広告に起用されているのは韓国人俳優のアン・ジェウク。「ロスト」に出てくるアジア人も確か韓国人。ちなみにセックスアンドザシティに出てくる日本人ビジネスマンはセクハラをする人として描かれていたりする。
中国パワー、韓国パワーに押されているからこそ、日本がアメリカあるいは世界に対して積極的に自らを「クール」とアピールする意義は確かにある。僕も最近某誌のコラムでクール・ジャパンを擁護した。それでもやはり、BRUTUSの特集を見て本気で日本文化が世界でウケまくっていると信じてウットリしてしまうのは、感覚が内向き過ぎると思う。外向きな日本文化で本当に凄いのはトヨタなんだから、クール・ジャパン特集を組むならトヨタを語る必要があったのでは。
特集の巻頭ページで引用されているのは相変わらずダグラス・マッグレイの例の過去論文。古い。たぶん彼に新たな原稿やインタビューを依頼して断られたんだと思う。彼はもうジャパン・クールにさして興味がないから。特集自体も、情報収集の努力は伝わるものの、あくまで点の集合で面にはなっていない感じ。マンガやアニメといった個々の文化ならともかく、クール・ジャパンという現象に実体があるのかないのか相変わらずよくわからない。
クール・ジャパンというキーワードは、少なくとも欧米のメジャーなマスコミで使用されているのを過去2年で僕は見たことが無い(見たことある人は教えてください)。二年前の四ヶ月のニューヨーク滞在で感じたのは、日本がクールだということよりもむしろアメリカでの中国人パワー、韓国人パワーだ。マンハッタンのサムソンのショールームはソニーのそれより格段に出来がいいし、寿司屋のオーナーの多くは韓国人や中国人だし、ケータイショップを牛耳っているのも韓国人が多い。チャイナタウンはリトルイタリーを侵食して拡大しつづけているし、韓国人街も凄い賑わいだ。アジア系スポーツ選手としてはイチローやマツイよりもヤオミンのほうが遥かに人気があるというデータも見た。フォードの自動車「エッジ」がアジア系米国人向けに今月から展開し始めた広告に起用されているのは韓国人俳優のアン・ジェウク。「ロスト」に出てくるアジア人も確か韓国人。ちなみにセックスアンドザシティに出てくる日本人ビジネスマンはセクハラをする人として描かれていたりする。
中国パワー、韓国パワーに押されているからこそ、日本がアメリカあるいは世界に対して積極的に自らを「クール」とアピールする意義は確かにある。僕も最近某誌のコラムでクール・ジャパンを擁護した。それでもやはり、BRUTUSの特集を見て本気で日本文化が世界でウケまくっていると信じてウットリしてしまうのは、感覚が内向き過ぎると思う。外向きな日本文化で本当に凄いのはトヨタなんだから、クール・ジャパン特集を組むならトヨタを語る必要があったのでは。
