特定ブランドにマーケティング投資を集中させることで話題を呼んだ、資生堂の「メガブランド戦略」。六つのメガブランドの中で最も苦戦していたのが男性化粧品ウーノだった。05年のリニューアル直後はトップシェアを獲得したものの、翌年にマンダム・ギャッツビーがキムタクを起用してから再びシェアを抜かれ(キムタクにまだまだモノを売るパワーがあるというのも凄い)、後塵を拝していたため、先月から商品も広告もガラリと変えてきた。

05年のウーノのキャンペーンはお笑い芸人を大量に投入し、「カッコイイ」一辺倒だった男性化粧品広告に対して「オモシロイ」で挑んだ画期的なものだったけれど、やはり持続力の無い奇策だったというわけだ。確かにクオリティ感が無いというか子供っぽいというか、20代以上のユーザーが買いにくくなるような広告ではあった。

その結果、大物タレント+定番洋楽+クールな映像という、あからさまにキムタクのギャッツビーを意識したであろう王道の男性化粧品広告にウーノはシフトした。しかも超大作。120秒特別版CMなんて、オーランド・ブルーム主演の映画の予告編みたいだ(キムタクに対抗しうるのがハリウッドスターしかいないというのも凄い)。「どこかで見たことがある感」は否めないけれど、メーカー側のアニマル浜口ばりな気合は十分に伝わってくる。さて売れるかどうか。

ソフトバンクがキャメロン・ディアスを起用して成功し、そしてもしこのウーノが成功すれば、ハリウッドスターのCM起用が一気に増えるような気がする。

uno