2月2日に放映された『特命係長 只野仁SP08』が20.2%という高視聴率を記録したらしい。その日の朝日新聞朝刊のテレビ欄コラムでは、岩本哲生という人が「このドラマは、女性たちが露出するお色気や只野たちのコミカルな変装、アクションシーンがあるから飽きられないようだ。そういう期待は出来ても、まじめに批評するものではない。」などと高みから見下ろすような感じで書いてるんだけど、本当にそうなんだろうか。テレビ離れの囁かれる昨今、視聴率20%を超えるコンテンツは真面目に批評するに値すると思うんだけど。
ここ十年の間でサラリーマンを主人公としたドラマで成功したものは、サラリーマン金太郎と特命係長只野仁だけだ。映画では60年代に植木等の無責任シリーズがあり、70年代はちょっとわからないけど80年代にはふぞろいの林檎たち供△修靴90年代までトレンディドラマ。90年代後半は、踊る大捜査線がサラリーマンドラマの変形として愛された。そうしたリーマンドラマの系譜の上で只野仁も捉えていいんじゃないかという気がしている。気がしているだけで、まだ別に考えてはいない。
ひとつ思うのは、普段はうだつの上がらないリーマンが、実は仕事以外の世界では大活躍、というのは僕を含めたほとんどの普通のリーマンのファンタジーである、と。それはネットで得意分野を自在に発信するブログを書くときの気持ちになんとなく似ている。