20150321











アメリカ中央情報局(CIA)のホームページを訪問すると、「Kid's Zone」というコーナーがあって、子供向けに作られた簡単なゲームを楽しむことができる。暗号解読や航空写真の画像解析など、情報分析のセンスがあるかどうかを試すゲームも含まれていて、子供向けではあるが、やってみると案外、楽しい。時間のある方は一度、遊んでみるといいだろう。

こうしたコーナーは、国家安全保障局(NSA)や連邦捜査局(FBI)など、アメリカの情報機関のホームページにはよく見られるものだが、このほど、日本においても、公安調査庁がホームページをリニューアルし、インテリジェンス・オフィサーとしての適性や能力を診断するゲームを公開した。

ゲームの内容としては、「Mission 1: Aptitude Challenge」では、20問あまりの質問に答えることによって、自分の適性が情報収集担当者向きか情報分析担当者向きかを診断することができる。また、「Mission 2: Skills Challenge」では、設定されたシチュエーションのなかで、記憶力や分析力といったインテリジェンス・オフィサーとしての能力があるかどうかを診断することができる。

21日付の『産経ニュース』によると、今回のサイト・リニューアルは、5月から始まる新卒採用をターゲットにした取り組みだという。確かに近年、公安調査庁は、味も素っ気もない広報活動からの脱却を図っており、2014年に発表した職員採用パンフレットも、いわゆる「萌え絵」を使ったものであったことから、ネット上ではちょっとした話題になっていた。

また、2013年8月から開設しているツイッターでは、公安調査庁が参加するイベント情報を随時、流しており、インテリジェンスの業務に関心を持ってもらうと同時に、その理解を促す機会作りに努力している様子がうかがえる。その甲斐もあって、2014年の新卒採用活動時には、通常のほぼ倍にあたる約100人の希望者があったそうである。

今回、公開されたゲームは、言ってしまえば、お遊びのようなもので、結果について一喜一憂しなくてもよい。但し書きにも、「当コンテンツは、あくまでも体験型のゲーム・コンテンツとして開発されたものであり、当庁の職員採用活動とは一切関係ありません」と記されており、今後、公安調査庁の職員採用に臨もうと考えている人も、安心してチャレンジすることができる。ぜひ一度、試してみてはいかがだろうか。

ちなみに、この記事を書く前に一度、どんなものかと思ってやってみたところ、管理人(Ys-K)の場合、適性に関しては、情報収集担当者44%、情報分析担当者56%、能力に関しては「Standard」という診断になった。「Standard」・・・インテリジェンスに関するブログを運営しているにもかかわらず、この結果にやっぱりへこんでしまいました(>_<;)。

【関連ウェブサイト】
INTELLIGENCE SKILLS CHALLENGE
公安調査庁

【関連記事】
公安調査庁、ネットに『インテリジェンス体験ゲーム』公開 イスラム国事件受け、新卒採用を強化
『産経ニュース』(2015年3月21日)


Ys-K