花宴の台所便り

北米在住20年、世界の家庭料理を取り混ぜながらのうちの食卓です。 現在はカナダのトロント在住。

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今年の中秋は24日、トロントは残念ながら雨曇りでしたが、これは前日の23日の月の出。 冷えた秋の空にキラキラと輝くお月様。 私は太陽よりも月が好きです。
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気忙しい週末でしたので、特に凝った材料も使わず、手近なもので仕立てたお月見のお膳です。 V君が寮に戻って、お団子は食べきれませんのでお結びのお月様で!
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里芋の田楽、焼き獅子唐、薩摩芋の甘煮。
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小蕪の炊いたもの。 味は薄口、みりんでつけてあります。
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揚げ茄子の赤出汁、茗荷添え。
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鶏肉の丸の煮物椀。 隠元のススキ、大根のうさぎは京都の有次でみつけた型です。 
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有り合わせですが、和食は出汁さえきちんとひくと、ご馳走なお味になります。 
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菊と撫子はベランダ園芸から。 トロントの秋は早く、後2週間もすれば霜が降りるでしょうか? そろそろ片付けの算段をする季節です。   

トロントの9月は気温の乱高下が激しくて、湿度が高く熱風のような風が吹くべったりした昨日から今朝は一転、10℃近くまで気温が下がって来ました。 野菜も夏が終わると共に入れ替え時期、冷蔵庫に残った最後のキュウリを柴漬け、糠漬け、酢の物に使い回して、終盤の秋茄子を丸揚げにして献立を仕立てます。
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和食のご飯にはやはりお漬物が欲しいものです。  本格的な柴漬けにする程、紫蘇がなりませんでしたので、梅干しの複産品の紫蘇でキュウリ、茄子、獅子唐を漬けたもの。 味醂を少々差すとお味が和らいで柴漬けらしくなります。
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茄子は皮目を串で突いて穴を開け、油で揚げてしまいます。 6本くらい揚げて使い回しに。 オーブンで温め直して、大根おろしとポン酢醤油を添えて。
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キュウリは定番の若布と酢の物に。 出汁、薄口、米酢で割った地に浸けて。 海藻はたっぷりと摂りたいものです。
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タンパク質の補いに鶏腿肉の鍬焼き、獅子唐のオーブン焼き。
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蕪のおみおつけ。 洋食と較べると手間もかかれば器も多い和食のお献立ですが、贅沢な材料はなくとも、季節の野菜を使ったバランスの取れた初秋の夕餉になるものです。  

夜更けまで少女マンガナイトの翌日、少々疲れた眼を補足する気分で貝を探しに行きました。 お目当ての大浅利は見当たらなかったので、ムール貝を買ってワイン蒸しに! 
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貝と貝をこするように洗いますが、ムール貝は殻が柔らかいので壊さないように。 髭が出ていれば引っ張り出して準備します。 
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香味野菜はポロネギ、エシャロット、好みでニンニク少々。 セロリの芯の柔らかいところも向きます。 ムール貝が入りそうな鍋にオリーブオイルで弱火で蓋を掛けて蒸し炒め。 野菜がじんわりと柔らかくなったら白ワインをたっぷり注いで強火にし、アルコールが飛んだ頃に貝を加えます。 一般には白ワインですが、私は日本酒も美味しいと思います。
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パクッと口を開いたら出来上がり。 仕上げにパター、パセリにみじん切りなどを添えて。
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貝のお味が入ったスープが美味しい! 本来はこれにはフレンチフライを添えるのですが、揚げ物の元気がなかったのでパンとサラダ添え。
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シーズン終盤のトマト、セロリ、きゅうり、インゲン、小蕪。   

先日、スタッフ二人と珍しい車での出張に向かった主人に持たせたサンドイッチです。 こちらで一般にサンドイッチと呼ばれるのはランチ向けのがっつりしたタイプなのですが、パンが厚かったり中身がたっぷり入っているのは車内向きではありませんので、薄めのパンでアフタヌーン・ティー風に。
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やはり味違いで種類があると楽しいです。 生ハムとルッコラとチーズ、スモークサーモンとケイパー、クレソンはクリームチーズを塗って全粒粉のパン、きゅうりは塩で水気を抜いてから胡椒を効かせてバターで、ローストターキーは甘みが欲しいので千切りのニンジンをドレッシングで和えたものと一緒に。 添えたのは季節の葡萄、自家製の柴漬け、隠元の梅煮。 

V君は大学の寮に戻っていますし、主人は出張、久し振りの一人の週末になりましたので、私は懐かしい少女マンガの全巻読み尽くしナイト(笑)。
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冷蔵庫のラタトゥイユも添えて! 先月、ニューヨークで立ち寄った日系書店で見掛けた”はいからさんが通る”、昔持ってたなあ〜とつい懐かしさ半分で1冊買ったのが長編マンガの落とし穴、結局全巻並べる事に・・・(汗)。 このブログを見てくださってる方は子育て真っ最中の方が多いですが、こんな気楽な日も先々にはやってきます(笑)。 世の中に出て行く前の女子校時代、主人公に自分を重ね合わせていた頃の自分が切なく、懐かしいのです。 

 

プーラッタ・チーズですが、トロントのスーパーマーケットで手に入る程度のものはやはり真っ白な中身と外身の硬さが違います。 前菜でパンなどと一緒に頂く場合、柔らかい中身がなくなって、外皮が残りがち。 これは冷凍して後日、トマトスープに溶かし込むと美味しい♩
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ポロネギは薄切りにして弱火でじっくり蒸し炒め、皮を湯剥きして種を外したトマトを加えて軽く煮込みます。 バーミックスかミキサーで滑らかにして仕上げにブーラッタ・チーズの皮とクリームを加えて味を調えます。 コクのある美味しいトマトスープが完成!
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トマトの季節も終盤、たっぷり食べておきたいですね♩
 

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