「こびりつきにくいフライパン」の代名詞はながいこと「テフロン加工(フッ素樹脂加工)」が主流でした。
しかし、以前のエントリーにも記しましたが、フッ素樹脂のフライパンはアルミ等の本体の熱伝導を妨げる断熱材(フッ素樹脂は鉄と比較すると1/217の熱伝導率)となってしまうので、美味しい調理には本来不向きと述べておりました

ジルコニア・コート26-330しかーし、フライパンは進化しています!
セラミックです。それも従来の「セラミック」ではなく「ナノサイズ」まで小さくしてコーティング素材とした「ナノセラファインコーティング」があります。
更にセラミック特有の遠赤外線効果を高めるためにジルコニアもナノ粒子化してセラミックに混入してコーティングした「ナノセラファインコーティング ジルコニアコートⅡ」


「ナノテクノロジー」とは物質を限りなく小さくする事で新しい可能性を追求する技術を言います。「1ナノメーター」というサイズは「10億分の1メーター」のことで、これは原子のサイズに相当します。「ナノセラファインコーティング」はセラミックをナノサイズまで小さくしコーティングしました。その結果、セラミック特有の遠赤外線の放射は黒色体が放射する「理想曲線」に限りなく近い「放射曲線」を示しました。おまけに、ノンスティック性能(こびりつかない)も従来のセラミックコーティングとは比較にならないレベルに到達したのです。

(この「ナノテクノロジー」を利用したセラミックコーティング「ナノセラ」はリバーライト専用使用の特許技術です)

と、少しばかり難しいかもしれませんが、要は

備長炭のような遠赤外線効果
備長炭で焼く焼き鳥が美味しいのと同様にセラミックを熱すると得られる遠赤外線で表面だけでなく食材の芯にまですばやくしっかりと火が通すことが可能になりました。

こびりつきにくい
コーティング素材がナノ粒子化されているのでノンスティック性能(こびりつかない)も格段にレベルアップ。フッ素樹脂加工のフライパンと同等以上のノンスティック効果を実感。

長持ち
高熱に弱いフッ素樹脂加工のフライパンは痛みやすく使い捨て感が強いのですが、ナノセラミックコーティングはより熱に強く、適温でお使い続けいただければコーティングが剥がれることはありませんので、長く長くご愛用いただけるフライパンです。

美味しい
肝心の熱伝導についてもセラミックは鉄と同等の熱伝導率といわれておりますので、フッ素樹脂とは違ってフライパン本体が受けた熱をそのまま効率よく食材に伝えることができるのです。
例えば、中火でフライパンを予熱し油を回しいれた後に火加減を少し落として食材をフライパンに投入してもフライパンの内面温度が下がることがなく
あわてて火加減を強く調整する必要がないのです。
これが、フッ素樹脂のフライパンだと食材を投入するとフライパンの内面温度が急激に下がり、あわてて火加減を強くする必要があり、結果食材への熱の伝わりにムラがでたり、火加減を強くしすぎて表面は焦げても中は“生”だった、ということがおこりうるのです。

そして、何度も何度も「火加減」といっておりますが、

最適な火加減とは!
火加減特大
  • フライパン調理の正しい調理温度は170度~180度です。
  • 180度にするための予熱の目安としてはフライパンをコンロにおいて、中火で約1分で180度前後の適温になります。
  • 火加減を間違えて強火で熱すると1分以内でフライパンの表面温度は200度を超えてしまいますので充分に火加減はご注意ください。

メーカーさんより新製品のご紹介を受けた時、「セラミック」と聞いて「むむ?」と思った当初。
といいますのも、数年前にと別のある商社さんより「セラミック加工のフライパンです」と試供を依頼されたことがありました。
そのフライパンは火加減や油の量を調節しようと、ほとんどの食材がこびりついて(鶏肉のソテー、目玉焼き、パスタ)、ことごとく惨敗した記憶があったので、「セラミック」という素材にNGな先入観がありました。
しかし、今回「ナノセラファインジルコニアコート」を実際に使用して本当に驚きました。以前のセラミックとは全くの別物であると。
こびりつきがせず、スルリスルリと食材がフライパンの中で動くのはもちろんのとこ、中火で予熱した後に弱火に落として食材を投入してもフライパンの内面温度が落ちないのです。弱火のままでもジャッジャッジャッとフライパンが適温の際にする、水分をはじく音がずーっと続くのです。ですので、フライパンでの調理中に火加減調整が楽なことったら!
出来上がりは、もちろんモヤシやキャベツは芯まで火が通って甘みが増しているにもかかわらず、ヘタッとせずにシャクシャクと歯ざわりがいいまま。これは感動でした。
確実に従来のフライパンとは一線を画する新しいフライパンです。
久しぶりに感動の新商品との出会いでした

~余談ですが~
昨今、地球環境保護の面からもフッ素樹脂のフライパンがアメリカヨーロッパの市場からなくなってきているようです。
世界のコーティングフライパンの主力は完全にセラミックコーティングとなってきています。

日本の市場はどうでしょう。まだまだ低価格ばかりを追いかけ新素材の質の高い商品がなかなか店頭に並ばないのが現状です。
決して値段が高ければいい、というものではありません。質の高い、
最も優れた商品が認められ、売れる国であってほしいと思います。日本は「ものづくり」の国で「質の高い技術」をもつ国と世界から認められ、自負してきたのですもの。