suffocation











SUFFOCATION---Effigy Of The Forgotten (1991 ROADRUNNER)
1. Liege of Inveracity 04:30
2. Effigy of the Forgotten 03:50
3. Infecting the Crypts 04:49
4. Seeds of the Suffering 05:52
5. Habitual Infamy 04:16
6. Reincremation 02:54
7. Mass Obliteration 04:32
8. Involuntary Slaughter 03:02
9. Jesus Wept 03:42
Total playing time 37:27

91年というと、リズムチェンジを繰り返す複雑な曲構成と超テクニカルな
リフワーク、そしてGrowlと言われるデス声にブラストビートを取り入れた
今では当たり前になったテクニカルデスメタルスタイルが産声を上げ始めた
時期である。そして、革新的なそんな時期に早くもテクニカルデスの元祖で
その後もテクニカルデスのお手本となる様な傑作を作り上げてしまった
バンドがアメリカはニューヨークにいた。それが今回紹介するSUFFOCATION
である。その後も活動を続けつい先日再結成アルバムを叩き出した彼等で
あるが、91年作のこのファーストを越えるアルバムは出せていない。
逆に言えば、このファーストが凄過ぎるんだろう。

プロデューサーは有名なスコット・バーンズだが、音作りが絶妙だ。
ずっしりとヘビーでちりちり、みしみしと歪みまくったギターサウンドが
素晴らしい。粒の細かい激烈にテクニカルなリフを難なく次から次へと
繰り出している。当時デスメタル界では珍しかった黒人ドラマー、
Mike Smithのドラムスも半端じゃない。痙攣ブラストビートの部分では
マシンの様に正確にリズムを叩き、ブラスト時は聴こえにくくなりがちな
肝心なスネアの音もしっかり聴こえてくる。右利きドラマーの場合、左手
でスネアを叩くことになるので、普通は早いビートの時はスネアの音が
小さく弱くなりがちなのにだ。全くもってすごいドラマーだ。

捨て曲が1曲も無く全曲いいが、特に好きなのはデビュー12インチにも
収録されていたInfecting The Crypts, Mass Obliteration, Jesus Wept
などだ。ギターはちりちりと歪み、痙攣ブラストパートとリズムチェンジ
をしてずっしりとヘビーに聴かせるパートも絶妙のタイミングで取り入れ
られていて、たまらない。

この後のアルバムは悪くはないが、このファーストを越えられてはいない。
これ以降のギターサウンドは歪みが足りず何か物足りない。
ブラストを取り入れたテクニカルなデスメタルのお手本的アルバムとして
外せない1枚だし、このジャンルに要求される全てがこの1枚には収められて
いる。大好きな1枚だ。