November 23, 2010

CARNET D'ESQUISSES ET DE CROQUIS (スケッチとクロッキーの手帖)


スケッチとクロッキーの手帖

CARNET D'ESQUISSES ET DE CROQUIS
(スケッチとクロッキーの手帖)

(商品リンクなし)



salabert社から出版されている楽譜。「エスキースとクロッキーの手帖」とも訳される。

1897年から1914年にかけてサティがノートにメモしていた小品を、弟子のキャビーがまとめて出版したもの。タイトルもサティ自身によるものでないことに注意。

日本の出版社からは出版されていない珍しい曲集で、録音も全集以外では極めて稀。20曲からなるが、17年に渡る作曲期間のため曲調は様々。和音を並べる形の神秘主義的作品から、大衆受けしそうな雰囲気の作品まで幅広く、寄せ集めであるため当然全体の構成美やまとまりはない。しかし、各曲を取り出して個々に着目すると、全てがサティらしさに溢れる珠玉の作品たちであり、無名であるのがもどかしい。

録音は、低価格でかつ入手しやすいナクソス版がお奨めできる(過去記事参照http://blog.livedoor.jp/inubuyo/archives/1092208.html)。

なお、ドレミのサティ ピアノ全集第1巻にこの曲が掲載されている、という情報をネット上でけっこうな頻度で見かけるが、間違いなので注意してほしい。当該楽譜の目次に「スケッチとクロッキーの手帖(未掲載)」と記載があるが、恐らく(未掲載)を見逃してタイプしたことによるのだろう。



最後に、各曲の日本語訳を付録しておく。ご興味がお有りの方は「続きを読む」よりどうぞ。



01.歌(アリア)
02.エッセイ
03.ノート
04.ノート(ポルカのテンポで)
05.むっつりした囚われ人
06.エスキース(大猿)
07.演習
08.ノート
09.ハーモニー
10.ジャックへの夢想
11.切れっ端
12.コラール
13.演習
14.習作
15.演習
16.演習(アレグレット)
17.蝿氏の死への小前奏曲
18.いくぶん生き生きと
19.エッセイ
20.小舞曲

(邦題はエリック・サティ覚書http://blog.livedoor.jp/inubuyo/archives/621443.htmlより)


inubuyo at 13:20│Comments(0)TrackBack(0) 楽譜 

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