ポスティング日記:今日までそして明日から の巻
本日のポスティングの舞台は某県某市。
昨日の寒さとは打って変わって今日は汗ばむくらいの陽気だ。
カラッとしていて非常に気持ちがいい。
年中こんな気候だったらいいのだが、どうせひと月もすればどんよりとした雲とじめじめとした空気、やまない雨、おれの1年で1番苦手な季節がやってくる。
どんな幸せも長くは続かないものなのだ。
まるで永遠に続くと勘違いできそうなくらいの今日のこの天気を、今は全身で享受しておこう。
去年の11月くらいに「これからはたくさんブログを書こう」などと日記に書いたのはどこの誰だったか。
結局あれから1本書いただけで日々のあれこれに追われ、気がつけばもう5月。
2023年ももう3分の1が終わってしまっている。
そうこうしている間にイヌガヨはニューアルバムを作り、ツアーが始まり、年末にはワンマンを3本やることになった。
世間では新型コロナウイルスの毒性の低下や抗体の行き渡りによりようやく長い長いコロナ禍から抜け、以前の日常に近い風景も見られるようになってきた。
ライブ会場では以前のように声も出せるし立ち位置の指定や人数制限も無くなって、あの長いトンネルからようやく抜け出せたかと全く感慨深い気持ちである。
このぽっかり空いた3年間とは何だったのか。
得たものもあるし、失ったものもある。
その割合で言えば失ったものの方が些か多かったようにも思えるが、その全てはもう過ぎたことである。
振り返ることは大切だけど、悔やんだところで何も戻ってはこないのだ。
取り戻そうとするよりも新しい世界を切り開く方をおれは選びたい。
今やれることをとことんやるしかない、そんな気持ちである。
元々それほど頭がいい方ではなく、世の中のトレンドと上手く付き合えるほど器用でもないし、大人にかわいがられて色々と世話をしてもらえるタイプでもない。
それでも音楽はやりたいし、今よりもっとずっとたくさんの人たちに聴いてもらいたい気持ちはとてもあるし、そんなら自分で楽しいことを色んな場所でたくさんやって、それをおもしろがってくれる人とたくさん出会えたらいいなあと思っている。
幸いにもそれができる仲間がいるし、今のところ元気にやれている。
このアルバムのツアーも年末までと長いけど、いいツアーになりますように。
終わったら「一瞬やったな」って思うんでしょうなあ。
などと考えながらホテホテとのどかな農村を歩き、チラシをまいた。
たくさんの飛び出し坊やと出会った。
昼にはモーコタンメンのカップ麺を食うた。
終わってからはほうじ茶を飲み、杏仁豆腐を食うた。
堺に帰ったらイヌガヨ練習。
今日は新しい曲でも作ろうかな。

















昨日の寒さとは打って変わって今日は汗ばむくらいの陽気だ。
カラッとしていて非常に気持ちがいい。
年中こんな気候だったらいいのだが、どうせひと月もすればどんよりとした雲とじめじめとした空気、やまない雨、おれの1年で1番苦手な季節がやってくる。
どんな幸せも長くは続かないものなのだ。
まるで永遠に続くと勘違いできそうなくらいの今日のこの天気を、今は全身で享受しておこう。
去年の11月くらいに「これからはたくさんブログを書こう」などと日記に書いたのはどこの誰だったか。
結局あれから1本書いただけで日々のあれこれに追われ、気がつけばもう5月。
2023年ももう3分の1が終わってしまっている。
そうこうしている間にイヌガヨはニューアルバムを作り、ツアーが始まり、年末にはワンマンを3本やることになった。
世間では新型コロナウイルスの毒性の低下や抗体の行き渡りによりようやく長い長いコロナ禍から抜け、以前の日常に近い風景も見られるようになってきた。
ライブ会場では以前のように声も出せるし立ち位置の指定や人数制限も無くなって、あの長いトンネルからようやく抜け出せたかと全く感慨深い気持ちである。
このぽっかり空いた3年間とは何だったのか。
得たものもあるし、失ったものもある。
その割合で言えば失ったものの方が些か多かったようにも思えるが、その全てはもう過ぎたことである。
振り返ることは大切だけど、悔やんだところで何も戻ってはこないのだ。
取り戻そうとするよりも新しい世界を切り開く方をおれは選びたい。
今やれることをとことんやるしかない、そんな気持ちである。
元々それほど頭がいい方ではなく、世の中のトレンドと上手く付き合えるほど器用でもないし、大人にかわいがられて色々と世話をしてもらえるタイプでもない。
それでも音楽はやりたいし、今よりもっとずっとたくさんの人たちに聴いてもらいたい気持ちはとてもあるし、そんなら自分で楽しいことを色んな場所でたくさんやって、それをおもしろがってくれる人とたくさん出会えたらいいなあと思っている。
幸いにもそれができる仲間がいるし、今のところ元気にやれている。
このアルバムのツアーも年末までと長いけど、いいツアーになりますように。
終わったら「一瞬やったな」って思うんでしょうなあ。
などと考えながらホテホテとのどかな農村を歩き、チラシをまいた。
たくさんの飛び出し坊やと出会った。
昼にはモーコタンメンのカップ麺を食うた。
終わってからはほうじ茶を飲み、杏仁豆腐を食うた。
堺に帰ったらイヌガヨ練習。
今日は新しい曲でも作ろうかな。

















イヌガヨ15周年を思うわたくし
イヌガヨ15周年ですって。
前のバンドを7年やって、名残惜しさもあったけどえいやっと岡部と一緒にスッパリ辞め、こいつで一旗あげてやるんだという強い意志とともにイヌガヨを始めたのが2007年の夏。
あれは7月のことだった。
あれからもう15年も経ったのか。
まだ2、3年くらいしか経っていないような気がする。
まあとにかく、そう思おうがなんだろうが15年やってきたことは紛れもない事実。
そして15年もやってりゃ本当に数え切れないくらいたくさんのことがあったのである。
脳細胞全部覚醒するくらい興奮する夜があったこと、精魂つき果てて床にうずくまったこと、自分の不甲斐なさに涙が出たこと、信じてた人に裏切られたこと、ライブ中に転んでギターが喉にめり込んで声が出なくなったこと、コロナに感染して死にかけたこと、大きなチャンスをみすみすフイにしたこと、何度も解散しそうになったこと、音楽もバンドもほんとに嫌になったこと、遠征先に着いて鞄を開けたら機材ではなく玉子がふたパック入っていたこと、新しいギターを買ってわくわくしたこと、見たこともないような景色に心を奪われたこと、めちゃくちゃアホなことを思いついてめちゃくちゃ笑ったこと、人の優しさに何度も助けられたこと、心が折れても再び繋ぎ直すことができると知ったこと、ちょっと思い返しただけでも本当にたくさん。
自分は古いライブハウスが好きで、その柱や壁には今までそこで音を出し続けてきた人たちのエネルギーが染み付いているような気がしていて、それが今の音と共鳴しあって新しいハコでは出ないような波動みたいなものを発しているような気がするのである。
たった15年だが、イヌガヨもそんな色んな人や場所のエネルギーを吸収して今の自分たちなりの音を発することができるようになってたらいいな、そんなことを思ったりする。
たまに。
7月から毎月自分で自分を祝っていたこの15周年イヤーも早いものでもう終わる。
気がつけば梅田クアトロでのワンマンまでもうあと10日を切ってしまった。
この15周年の今しか出せない今のイヌガヨの音を感じに来て欲しい。
15年色々あったけど岡部はずっとイヌガヨをやってくれてるし、ミゾーチくんも頼もしいドラマーとして一緒にバンドをやってくれている。
メンバー3人ともクアトロでワンマンをやるのが楽しみで仕方なく、興奮して嬉ション寸前の犬みたいになってる毎日です。
古い曲もやるでしょう。
新しい曲もやるでしょう。
昔から知ってくれてるあなたも、最近知ってくれたあなたも、よくわからんがなんとなく来てみましたというあなたも、きっと何かを感じる夜になるはずである。
ノスタルジーに浸るような時間にするつもりは無し。
でかい音で君たちをお迎えいたします!
梅田にて待つ!

前のバンドを7年やって、名残惜しさもあったけどえいやっと岡部と一緒にスッパリ辞め、こいつで一旗あげてやるんだという強い意志とともにイヌガヨを始めたのが2007年の夏。
あれは7月のことだった。
あれからもう15年も経ったのか。
まだ2、3年くらいしか経っていないような気がする。
なんなら音楽自体をやり始めてからまだ2、3年くらいの感覚である。
健忘症なのか、それとも脳の一部が破損しているのか。
それは医者にでも診てもらわないとわからないことだが。
まあとにかく、そう思おうがなんだろうが15年やってきたことは紛れもない事実。
そして15年もやってりゃ本当に数え切れないくらいたくさんのことがあったのである。
脳細胞全部覚醒するくらい興奮する夜があったこと、精魂つき果てて床にうずくまったこと、自分の不甲斐なさに涙が出たこと、信じてた人に裏切られたこと、ライブ中に転んでギターが喉にめり込んで声が出なくなったこと、コロナに感染して死にかけたこと、大きなチャンスをみすみすフイにしたこと、何度も解散しそうになったこと、音楽もバンドもほんとに嫌になったこと、遠征先に着いて鞄を開けたら機材ではなく玉子がふたパック入っていたこと、新しいギターを買ってわくわくしたこと、見たこともないような景色に心を奪われたこと、めちゃくちゃアホなことを思いついてめちゃくちゃ笑ったこと、人の優しさに何度も助けられたこと、心が折れても再び繋ぎ直すことができると知ったこと、ちょっと思い返しただけでも本当にたくさん。
自分は古いライブハウスが好きで、その柱や壁には今までそこで音を出し続けてきた人たちのエネルギーが染み付いているような気がしていて、それが今の音と共鳴しあって新しいハコでは出ないような波動みたいなものを発しているような気がするのである。
たった15年だが、イヌガヨもそんな色んな人や場所のエネルギーを吸収して今の自分たちなりの音を発することができるようになってたらいいな、そんなことを思ったりする。
たまに。
7月から毎月自分で自分を祝っていたこの15周年イヤーも早いものでもう終わる。
気がつけば梅田クアトロでのワンマンまでもうあと10日を切ってしまった。
この15周年の今しか出せない今のイヌガヨの音を感じに来て欲しい。
15年色々あったけど岡部はずっとイヌガヨをやってくれてるし、ミゾーチくんも頼もしいドラマーとして一緒にバンドをやってくれている。
メンバー3人ともクアトロでワンマンをやるのが楽しみで仕方なく、興奮して嬉ション寸前の犬みたいになってる毎日です。
古い曲もやるでしょう。
新しい曲もやるでしょう。
昔から知ってくれてるあなたも、最近知ってくれたあなたも、よくわからんがなんとなく来てみましたというあなたも、きっと何かを感じる夜になるはずである。
ノスタルジーに浸るような時間にするつもりは無し。
でかい音で君たちをお迎えいたします!
梅田にて待つ!

★12月22日(火) UMEDA CLUB QUATTRO
『路地裏午前6時vol.64〜クアトロワンマン!イヌガヨ15周年漂流記 の巻〜』
[出演]
イヌガヨ
19:00/19:30
¥3000/¥3500(+1d)
※学生証提示で¥1000引