こんばんは。本日は京たんイェイ~♪ですね。いぬもにです。

咲実写で出番が全くなかった京ちゃんですが、Twitterでは京ちゃんのお誕生日を
お祝いする方も多くてホッとしました。

「良かった・・・ 京ちゃんいらないって人ばかりじゃなかったんだ・・・!」
と思うと、京咲派の私はとっても嬉しいです


京ちゃんのお誕生日なので、京咲SSをアップします。

「響け!ユーフォニアム」一期5話を見ていたら、「これ、完全に京咲じゃん!」
と思ったので、ユーフォパロSSになりました。

ユーフォパロですが、ユーフォネタを知らなくてもまったくもって問題ありません!
ご安心ください。

むしろ、風越女子の文堂星夏ちゃんが咲ちゃんと同じ中学出身と言う設定を
受け入れてくだされば・・・

清澄が七久保駅最寄りだったら、同じ飯田線の飯田駅最寄りの風越女子と
わりと近いし。って安直な理由で、咲ちゃんと星夏ちゃんは元同級生です!

更についでに、この話の後日談でもあったりするので、こちらもを先にお読み
頂けると幸いです。


ではでは、「京咲なんてSOA!」「文堂が宮永と同じ中学とか有り得ないし!」
という方とは、ここでお別れですのだ・・・!



【京咲SS】「リセット」


高校に進学した4月のある土曜日。

帰宅途中で、ちょっと遠回りして飯田駅近くにある本屋さんに行くことにした。
ついでに古本屋さんにも寄ろうかな。部活に入っていないから、たっぷり
時間があった。

飯田駅の改札を出ると、

「咲ちゃん、久しぶり」

同じ中学だった文堂星夏ちゃんがいた。


まだ、卒業式から一ヶ月経っていないのに懐かしく感じた。
星夏ちゃんも同じ気持ちだったようで、改札の脇に移動して立ち話を始めた。

「星夏ちゃん、風越女子に行ったんだ」

星夏ちゃんが着ていたのは、茶色と白とピンクで構成された可愛いセーラ服。
中学では、風越女子の制服が可愛いって評判だったから、私でも知っていた。

「うん。本格的に麻雀をしたくなって」

風越女子は麻雀の名門校。中学の時にプロ麻雀カード集めを熱心にしていた
彼女が進学先に選んだのも納得できた。

「まだ、部内ランキング78位だからレギュラーには遠いんだけど、いつか
インターハイに行きたいんだ!」

本当に麻雀が好きなんだなあ。細い瞳をキラキラさせて話す星夏ちゃんが
眩しかった。


「咲ちゃんはどうして飯田駅に?」

「飯田駅の本屋さんに行こうと思って」

「咲ちゃんらしいね。そういえば、清澄高校に須賀君が行ったよね?」

「きょ、す、須賀君?う、うん、いるよ」

危ない。うっかり、京ちゃんと言っちゃうところだった。 星夏ちゃんは
気にしなかったようで、そのまま話し続けた。

「須賀君、ハンドボールの強豪校からの推薦を蹴って清澄に行ったって
聞いたんだ。清澄にもハンドボール部があるの?」

「え?推薦を蹴った?」

初耳だった。
京ちゃんからは清澄に行く理由をリセットしたい以外に聞いていないから。

「みんなで話してたんだよ。清澄がハンドボール部に力を入れ始めたのか、
ハンドボールの強豪クラブに通うのかって。須賀君から聞いてない?」

リセットしたいと聞いていたから、どちらでもないなと直感した。
でも、この場は知らないフリが一番だろうな。

「知らないよ~。須賀君が推薦を蹴ったのも、たった今聞いたばっかり
なんだから」

「そっかあ。あとね、清澄にはインターミドルチャンプの原村和もいるって
聞いたんだけど、一体、清澄には何があるの?」

いんたーみどるちゃんぷ?それはともかく、京ちゃんから話題が逸れて
ホッとした。

「そんなすごい子がいるのも初めて知ったよ~」

これは本心。そんな子が清澄にいるのは本当に知らない。

「そうなの?何かわかったら教えてね。それじゃ!」

「うん、またね」
 
改札の中に消えていった星夏ちゃんを手を振りながら見送る。「また」は
あるのかな、なんて思いつつ。


本屋さんや古本屋さんに行っても、さっきの星夏ちゃんの言葉が頭から
離れない。京ちゃん、ハンドボールの強豪校の推薦を蹴ったんだ。
以前、リセットしたいって言ったのは本気だったんだ・・・

京ちゃんが推薦を蹴った話ばかり頭の中を回っていて、インター何とか
のことはすっかり忘れていた。


夕方、七久保駅に戻ったら、京ちゃんと駅前でバッタリ会った。


「よお!」

「京ちゃん」

「また、本屋か?」

「またって、ひどいよ、京ちゃん!その通りだけどさ」

「奇遇だな。俺も本屋に行ってきた」

これを買いにな、と見せてくれたのは何かの入門書だった。麻雀っぽい本に
見えたのは、きっと麻雀が好きな星夏ちゃんと会話したせい。


「新しいことを始めるのって面白えのな!」

「そうなんだ」

でも、何の入門書か突っ込んで聞かなかった。聞いたら悪いというより、
なんだか怖くて聞けなかった。


「咲は何か新しいことを始めたか?」

「新しいミステリー作家さんの本を読み始めたぐらいだよ」

「咲らしいな」

「そう簡単に新しいことなんて見つからないよ」

「まあ、そうだよな。俺も半年探してやっと見つけたからな、ハンドボール
よりも夢中になれることをさ」

「そっか」

やっぱり、京ちゃんはハンドボールは完全にやめて、リセットして新しい
何かに進んでいるんだ。どうして、清澄なのかは全くわからないけれど。


「じゃあ、また月曜日な!」

「うん、またね」

結局、京ちゃんにハンドボールの強豪校の推薦を蹴った理由も聞けなかった。
ううん、聞いてはいけない気がしたし、新しい何かを始めた楽しそうな顔が
答えだと思った。

この時の私は、何で京ちゃんに推薦を蹴った理由を聞きたいと思ったのか、
聞きたいのに怖くて聞けなかったのかがわからなかった。京ちゃんとは、
同じ中学出身のただのクラスメイトなのに。

<カン>


ここまで読んでくださり、有難うございました。感謝のぺっこりん! 




《ユーフォパロだなーとわかった方用の蛇足の超蛇足》

1期5話のサンフェスの久美子ちゃんと梓ちゃんの会話パロでした。

役割は、

咲ちゃん→黄前久美子
星夏ちゃん→佐々木梓
京ちゃん→高坂麗奈

にしました。

最初、佐々木梓ポジションは、名前がない中学の同級生Aにしようかと
思ったのですが、下書きをしたら意外と重要な役割だなーと気づきまして。

じゃあ、他校の1年生で誰かいるかなあと探していたら、風越女子1年の
文堂星夏ちゃんがいました。

上記にも書きましたが、飯田と七久保は同じ飯田線にあるのです。
50分ぐらいなら、私立に通う子なら有り得る通学時間かなあと。

あと、佐々木梓ポジションにいる子には、立華にあたる強豪校にいてもらい
たいという願望もあったので、風越女子のレギュラーの文堂星夏ちゃんは
これ以上ない人材でした。


このSSを書いたら星夏ちゃんサイドの話も書きたくなったので、いつか
星夏ちゃん目線の話を書こうかなと思います。


超超超どーでもいい蛇足までお付き合いいただき、有難うございました!