こんばんは。いぬもにです。


ストーリーから「響け!ユーフォニアム」の
魅力を探るというテーマで喋ってきました。
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(講演が終わった今も、「もに氏」表記にキョドってます。

以下、喋ってきた内容ですよーぅ。


「北宇治高校吹奏楽部へようこそ
~秀一&葉月の場合」


前半では、表題の塚本秀一と加藤葉月が
それぞれ北宇治高校吹奏楽部に入部した
きっかけ
を考察します。

後半は、食べ物から見た原作
「響け!ユーフォニアム」シリーズの魅力に
ついて
お話しますね。

後半のお話で、アニメ「響け!ユーフォニアム」
シリーズ未登場の
『響け!ユーフォニアム 
北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』の内容
に触れます。
ご了承ください。



それでは、秀一と葉月が北宇治高校吹奏楽部に
入った
きっかけについて考察していきます。

秀一と葉月の組み合わせと言えば、縣祭りを
連想されるかもしれません。

今回は、縣祭りよりもっと前の話。ふたりが
吹奏楽部に入部を決めたきっかけのお話です。


まずは、秀一から。

秀一が吹奏楽部に入るきっかけは、原作では、
黄前久美子と

「また吹部」
やり取りをしてから、

「まあでも、お前が入るなら俺も吹部入るし」
と決めています。

久美子が
「そんなんで決めちゃっていいの?部活」
と聞き返しても

「ええって。俺運動できひんし、選択肢
ほとんどないからなあ」
当たり前のように答えています。

文化系の部活も演劇部など数多くありますが
彼には眼中にないようです。秀一が吹奏楽部に
入るきっかけは
久美子入部するからなのですが。

何故、彼は北宇治高校に進学したのでしょう?

秀一と同じ北中出身の久美子は北中出身で
立華高校に進学した佐々木梓と再会した時に

「久美子さ、なんで南宇治に行かんかったん?」
「南宇治の方が近いし、成績もたいして変わらんやん」
と聞かれています。

久美子は

「スタートしたかったの」
「知り合いがあんまりいない高校に行きたかった」
と答えています。


ちなみに、同じ北中出身の高坂麗奈は

「透さんが退職しちゃったから、代わりに息子の滝先生
に教えてもらおうと思って。それで
アタシわざわざ
こんな高校に来たわけ」

と『響け!ユーフォニアム』1巻で久美子に
打ち明けています。


でも、もうひとりの北中出身の秀一に関しては、
原作でもアニメでも
進学理由がわかりません。

理由がなければ、梓の言う通りに、近い南宇治で
良かったはずです。



ここから妄想。いえ、考察が始まります。
どうして、秀一は北宇治を目指したのか?


吹奏楽部が目的でしょうか?

先ほどの会話を振り返りましょう。

久美子が吹奏楽部に入ると言わなかったら、
入らなかった可能性まで
あります。
他に北宇治を目指した理由もないように思えます。

ここで、原作とアニメの彼の行動を思い出しましょう。
ずっと、久美子の近くにいるのです。

違うパートで違うクラスなのに、何故か、
久美子が帰る時は、宇治駅や電車内で、秀一と
バッタリ会うことが
多くありませんか?

アニメでは、久美子を後ろから見ている描写が数多く
あります。


何よりも久美子を縣祭りに誘うのに顔を真っ赤に
している
秀一。
間違いなく、秀一は久美子に好意を持っています。

秀一が好きな久美子と同じ高校に行きたいと
考えるのは、自然な流れだと思います。



では、秀一は友人の梓も知らなかった
久美子の進路をどこで知ったのでしょう。

久美子と秀一は同じマンションに住む幼馴染で
家族ぐるみの付き合いを
しています。
原作では、秀一の母親は噂話好きと書かれています。

「久美子ちゃん、北宇治に行くんだって」
などと、久美子の母親から聞いた秀一の母親
息子に話したのではないでしょうか。

秀一が久美子の進学先を知って、自分も久美子と
同じ
北宇治を目指したと結論に至りました。



秀一が北宇治高校吹奏楽部に入った理由を考察
したので
次は、葉月が北宇治高校吹奏楽部を
目指した理由について考えましょう。


まず、葉月が北宇治高校に進学したのは出身の
東中の
生徒の殆どが、北宇治に行くからという
理由だと思われます。

では、高校から吹奏楽部に入ったのは
何故でしょう?
中学時代は
テニス部でした。

「おもろそうやし」
理由で、高校から吹奏楽部に入ると久美子に
話しています。


「おもろそう」動機でおしまいにしても
いいと
は、思うのですが。
もう少し、葉月が吹奏楽部に興味を持った理由を
掘り下げようと思います。

そうそう。
「初心者キャラがいると、初めて吹奏楽に触れる
読者への説明が、物語内でスムーズにできるから」
の穿った考えも脇に置いておきましょう。


葉月は、原作でラッパのキーホルダーをバック
につけるほど、吹奏楽に
興味を持っています。

ですが、吹奏楽の専門知識は全くない初心者です。
上手な演奏をする学校も全く知りません。
また、誰かに憧れて入った描写もありません。

原作では、久美子や緑が下手だと感じた入学式の校歌
の演奏を
普通だと思いアニメでは、滝先生着任前の
かなりズレたチューニングですら感動しています。

滝先生着任前の演奏などに感動した葉月ですが。
マーチングで有名な
立華高校のサンフェスでの演奏
については、原作もアニメも
感動どころか無反応です。

北宇治と立華の反応の違いで、演奏の上手下手ではなく
葉月が北宇治高校吹奏楽部に何らかの思い入れがあると
感じました。
入学前に、どこかで
北宇治高校吹奏楽部の演奏を聴いた
からこそ、葉月は吹奏楽部
に興味を持ったと思われます


では、葉月は
どこで北宇治高校吹奏楽部の演奏を聴いたのでしょう?


吹奏楽部は、学校以外にも京都駅ビルなど様々な場所で
演奏会をしています。
北宇治高校のモデルでもある莵道高校は宇治市近辺の
お祭りで
演奏していると莵道学校のホームページにも
紹介されていました。

そのひとつが宇治駐屯地です。
宇治駐屯地の最寄りは
黄檗駅です。葉月の最寄りも黄檗駅
でしたよね。


アニメで綺麗な敬礼をしていた葉月。敬礼姿が決まって
いるのも、彼女が
地元の宇治駐屯地のお祭りに何度も
行ったからと
想像しています。


受験の息抜きに宇治駐屯地のお祭りに行った葉月が、
北宇治高校吹奏楽部の
演奏を聞いて入部を決めたと
考えました。

昨年11月に、宇治駐屯地の創立祭に行って、実際に
莵道高校の演奏を聴きました
自然と笑顔になる楽しい演奏でした。

実は、葉月が北宇治高校吹奏楽部に入部した理由を
考えたきっかけは、この演奏です。



宇治市内のお祭りやイベントに参加すると、
「響け!ユーフォニアムのキャラもこのお祭りに
行ったのかな?」
私の考察のきっかけになることが多いです

以上葉月が北宇治高校吹奏楽部に入部する考察です。


貧乏性なので、
「この考察を形にしないと勿体ない」
と、秀一と葉月が入部した経緯をSSにしました。

お暇な時に読んで頂けたら嬉しいです。


【秀久美SS】秀一「俺が北宇治に行った理由」

【響け!SS】葉月「入部!」



後半は、食べ物から見た、原作「響け!ユーフォニアム」
シリーズの
魅力について語ります。

原作『響け!ユーフォニアム3』までは、登場した
食べ物の表現は
アッサリしたものでした。

例えば、苺シェイクは「人工的な甘さ」の一言だけです。

他に、抹茶ソフトクリーム、卵焼き、栗まんじゅうなどが
登場しましたが、名前のみ登場か、一言だけの説明です

短編集『響け!ユーフォニアム北宇治高校吹奏楽部の
ヒミツの話』に登場した
パンケーキから食べ物の描写が
増えます。

そして第二楽章になると、食べ物の表現が更に細かくなり
ファンが読書後にファミレスなどに同じものを食べに行く
ほどなのです。

どんな表現か、原作の文章を引用しますね。

「銀色に光るスプーンが、ぐつぐつと匂い立つミートソース
の中に沈む。伸びるチーズが
糸を引き、その断面からは
ターメリックで色づけられた黄色の米がのぞいている。
目の前の後輩は
スプーンにかぶりつくとドリアの味を
堪能するように幸福そうに瞼を閉じた」

どうですか?
ドリアが嫌いでなければ、ファミレスに行き、
味わいながら確認したくなる描写だと思うのです。


実は、この飯テロとも思える食べたくなる描写も
武田先生の仕掛けと思われます。

第二楽章後編に登場する、ある食べ物は

「真っ白なかき氷がうず高く積まれていた。
雪片(せっぺん)を思わせる
氷の粒には透明な
液体が染み込んでいる」


と、先ほどのミートドリアと比べて淡白な
表現で、名前も
最後まで出ません。
この食べ物の名前だけは、隠す必要があり
第二楽章後編のキーポイントなのです。

むしろ、この食べ物を引き立てるために、
第二楽章で登場した食べ物
を細かく描写したのではないかと
思うのです。

今後も「響け!ユーフォニアム」シリーズの続編が出たら
食べ物の表現もチェックすると物語が更に面白く美味しく
感じると思います。おすすめな楽しみ方のひとつです。




今まで、お話したことは武田先生に直接確認していないので、
もしかしたら
全然違う解釈なのかもしれません。

原作や、アニメで表現されていない場面の

「あの時、このキャラは、こんな風に考えていたのかも」

には、武田先生のTwitterなどの発言や続編で明かされる
新事実がなければ、明確な答えは出てきません。

今日、考察したことも。
もしかしたら、将来明確にされる日が来て、違う
可能性も十分にあり得ます。

それでも、原作や吹奏楽、宇治市の状況など
照らし合わせて考察する遊びは楽しいです。

考察が間違ってもメゲずに、今後も楽しみたいです。


以上でした~。


SS紹介は、この記事のみです。

流石に、京都文教大学さん主催の講演で、
自作SSを披露する勇気はなく。

「考察を元にSSを書きました」

だけの発言にとどめました。


素人講演記録で恐縮ですが、楽しんで頂ければ
幸いです。


では、ここまで読んで下さり有難うございました。
感謝のぺっこりん。