不妊手術の重要性
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不妊手術の重要性は
このブログでも
何度も何度も
訴えておりますが
世の中には
まだまだ浸透していないので
繰り返し
繰り返し
不妊手術の重要性を
訴えたいと思います。
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広島本部TNR一斉
明らかに
授乳していたと思われる猫
お世話をしている
餌やりさんの話では
「子猫は生まれたけど
１ヶ月もしないうちに
みんな死んじゃって」
そ～なんです。
１０年前なら
食べ物さえあれば
育っていた子猫たちが
今は
食べ物があっても
育たないのです！！
１０年前と今とでは
えらい違いなんです。
産んでも育たない
子猫のために
母猫の体は
ボロボロになります。
それでもあなたは
子猫を産ませたいですか？
私の手と比べてください。
小さい小さい子です。
こんな体で
子育てなんて無理じゃろ？
もう産まんでええよ
これからは
自分のためだけに生きんさい。
この黒い点々は
ノミのフン
２１世紀の
この平和な日本で
今でもノミにかまれ
痒い毎日を送っている猫が
いるのかと思うと
いたたまれませんね・・・
うちのTNRに来た猫には
せめてもの気持ちで
全頭に
ノミマダニ駆除の薬をつけますが
日本中の猫に
これだけでもしてあげたい
・・・と
いつも思います。
歯石がついて
虫歯になっていました。
猫の口腔内ケアは
重要な問題なので
TNRに来た猫には
できる限りのケアを
おこないます。
歯を
４本抜きました。
お世話さんには数日
口腔内専用の抗生剤を
飲ませてもらいます。
うちのTNRに来ると
いろんなケアをしてもらえるので
猫にとっても
利益はじゅうぶんあります。
せめて
野良猫の
不妊手術だけでも
日本の隅々に
浸透していきますように・・・
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ツカ
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２年前の夏
猟犬だったツカは
なんの理由か知りませんが
飼い主（猟師）に
捨てられました。
家に戻られたら困るから
・・・と
背骨を
棒状のモノで叩き割られて・・・
※
イノシシやシカなど
生きている野生動物を
平気で撃ち殺せる人は
犬も猫も殺せると私は思います。
害獣だから殺すって
そんなもんテイのいい
言い訳じゃと思うとります。
うちに来た当初のツカ
飼い主の仕打ちに
完全に人間不信でした。
当たり前ですよね
私がツカなら
気軽に抱っこする忍を
咬み殺すかも知れん・・・
「人間なんか大嫌いじゃ！」
この時のツカの心境です。
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それでも
「ツカ！」「ツカ！」
・・・と
辛抱強く
ツカを抱いていた忍
あるドカ雪が降った日
忍はツカを抱いて
外にいました。
『なにしとん？』
「ツカに雪を見せようと」
『バカ！寒いじゃろ～が
すぐ帰れ！！』
ツカは
オシッコもウン〇も
自分ではできないから
忍が全部
出していました。
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以下は
忍コレクションの中の
ツカです。
爪が長いのは
勘弁して見てください。
ツカに
多飲多尿の
傾向が見られたので
私は忍に
あきらめるよう言いました。
「なんでダメなんですか？」
『ツカは
背骨が折れとんよ
いろんなとこに
ヒズミが来るじゃろ？』
忍は
なかなか納得しませんでした。
「中谷さん！
昨日から
ツカが復活しました！
何を食べさせたら
ええですかね？」
『ツカは復活せん！
それは寛解じゃ
ツカの寛解は短い
心しとけ！
何でもええ
ツカが好きなもんを
食べたいだけ食べさせんさい』
忍は毎日
補液して
ご飯を食べさせ
オシッコさせて
ウン〇させ続けましたが
男らしかったツカが
見る見る小さくなりました。
昨日のTNRの最中
忍が電話してきました。
「中谷さん！
ツカのところに来れますか？」
『１分なら』
ツカは顔を上げ
私に
「撫でろ」
・・・と言いました。
あんなに私のことを
「怖いオバサンが来た！」
・・・と逃げまくっていたのに
ツカは
たった２年しか
うちには居ませんでしたが
私たちに
多くのことを学ばせてくれました。
中谷ツカ・永眠
合掌
私たちは一蓮托生
また来世で
同じところに生まれます。
そこに忍がおるかどうかは
・・・んんんん
微妙（笑）
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つかくんの背骨を折るような人間の皮を被った化け物を、絶対に私達は許さないよ。つかくんが、許したとしても、宇宙には法則のようなものがあるというから、恩を仇で返すような、これ以上ないほどの悪いことをしたその化け物は、これ以上ないほどの悪い報いを必ず受けることになるから、つかくんは安心して、今度は、良いところに気をつけて生まれておいでねと言ってやりたいです。
365日の紙飛行機という歌を今日は娘が歌っていました。その中の一節に、....人生は、紙飛行機、どれくらい長く飛んだかではなく、どこを飛んだのか、どんな風に飛んだのかが大事なんだ....という内容の歌詞がありました。つかくんのことだなあと思いました。
私の娘も、学校の男の子の上級生にやめてと言ってもなんども蹴られ、小学校一年生だった娘は、親の言うことをよく守って、一切やり返さなかったのに、その後死ねと言われ、心も身体も今も、完全には回復出来ずにいるので、つかくんのことをブログで読むたびに、涙が止まりませんでした。いるんですよね。人間の姿をした化け物が、この世には。本当に残念なことに。
でも、つかくんは、立派でしたね。狂気に遭遇した後も、痛かったろうに、自分は狂気にならずに、きちんと迷惑をかけずに生き切ったのですから。
私は、凡夫なので、やるせない怒りや恨みのエネルギーだけは、たっぷりあるのでそんなものを使ってでも、そういう悲惨なことがない世の中にするために、微力ながら、尽くしていこうと思います。つかくんに、どこかで、いつかすれ違っても、笑われることがないように。