2006年03月12日

「アキバではなく秋葉原の風情漂う店」俵や@秋葉原

俵やいまやメイドだヨドバシだと、すっかり様相を変えつつある秋葉原。
選択肢が少なかった飲食関係も、新しい店が続々オープンして、逆に選択肢がありすぎて、なんだかなーという気がしないでもない。勢いでオサレな店作りすぎだよ、ホント。

すっかりオヤジな気分で気落ちしつつ、昭和通を越えるとアキバが秋葉原へと雰囲気も一変。
神田佐久間町や神田和泉町界隈は、昔ながらの町工場や問屋が残る、秋葉原の良心ともいえる風情のあるエリア。古い飲み屋も多く、新しい店にしても、そば専門の飲み屋や焼酎居酒屋など、なかなか気の利いた店が多い。

22時を過ぎ、友人と待ち合わせ迷わずに足を向けたのが、今回のお店「俵や」。以前一度来たことがあるのだが、なかなか美味しく飲ませていただいたので、つい再訪してしまった。
ガラガラと引き戸を開けると、狭い間口からは想像できないゆったりとした店内。手前に4人掛けのテーブル席が4卓と、奥に10人程度掛けられるカウンターがあり、カウンターと厨房の仕切りには煮物や魚の煮付けの入った大皿が並んでいる。
テーブル席に腰を落ち着け、飲み物を注文。この店はサワー類はすべて250円。けっこう濃い目なので、かなりのお得感がある。
いらっしゃーい」とニコニコしながら注文取りや配膳をこなす、御年70歳のおじちゃんがこれまた明るく愉快で話好き。かな〜り和む。

経木に書かれたお品書きから、新じゃがのそぼろ煮と、おじちゃんオススメの”へんなコロッケ”を注文。
和気あいあいとお通しのほうれん草をつまみつつ、2杯目のレモンハイを頼もうかというところで、食べ物が到着。
へんなコロッケへんなコロッケ(中身)「うわー、なんだこれー」コロッケのビジュアルに友人共々驚いていると、「変でしょー(笑)」とおじちゃんがうれしそうに笑う。
油揚げを裏返して、その中にジャガイモを入れて揚げた代物なのだが、コレが全然油っこくなくておいしい。そのうえ、中のジャガイモにはたっぷりの明太子が混ぜてあり、味付けも絶妙。変だけど、これなら変でいいや〜。
新じゃがの鳥そぼろ煮も、ほどよいとろみがつけられていて、ホッとするおふくろの味。やや濃い味なのが酒の肴にちょうどよい。量がたっぷりなのもうれしい。

新じゃがのそぼろ煮おじちゃん「調子よくお酒をおかわりしていると、おじちゃんがサービスで筍とがんもの煮物を出してくれた。さらにおじちゃんもお酒のおかわり(笑)。
連れて行った友人がヨドバシ関係の人間だったこともあり、おじちゃんも興味津々らしく妙に話が弾んだ。まったーりと楽しく飲み食いしているうちに「看板ですよー」と、調理担当のご長男に窘められる。いやはや気が付けば午前様だ。

味よし、人よし、雰囲気よしと、アキバじゃない頃の秋葉原に出会いたい方は是非。









俵や
東京都千代田区神田佐久間町2-11
03-3864-7868

煮付けや揚げ物、焼き物などメニューも豊富でどれも手作り。値段は300円から500円程度。料理を作っている長男さんもハンサムで、こちらもまた愉快な方です。お昼は500円ランチをやっているそうです。また歩いて数分の神田和泉町にも支店があります(弟さんのお店)。
banner
↑クリックしていただけると喜びます。

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
牡丹さん、初めまして!<(_ _)>
むねやけ六郎と申します。
先日は私のブログへコメントをくださり
ありがとうございました。

上野界隈を愛する同志の存在を確認し
嬉しい限りです。ヽ(´ー`)ノ


>秋葉原

確かに秋葉原は次第にその姿を変えつつ
ありますね。
牡丹さんが仰るように“秋葉原”から
“アキバ”へ、そして将来的には“Akiba”
へと世界的な街へと変貌していくのでは
ないでしょうか。

流行の最先端ではなく、サブカルチャーの最先端
を突っ走る現“アキバ”。
古き良き“秋葉原”はどこへやら。


牡丹さんが今回紹介されている『俵や』などは
まさに“秋葉原の良心”とも言うべきお店ですよね。
こういった風情あるお店は大事にしたいものです。
Posted by むねやけ六郎 at 2006年03月13日 23:10
>むねやけ太郎様

わざわざ、どもです。
かなり行動圏が被っているようで、すごーく参考になります。

秋葉原もこのまま開発が進むと、昔ながらって店は
衰退していっちゃうんでうかねぇ。

俵やおすすめなんで、是非機会があったらいってみてください。
Posted by 牡丹 at 2006年03月14日 16:49