有楽町にてツレとエスニックなものでも食おうかと考える。ビッグカメラを左手にガード下をホテホテとひたすら歩く。洒落たイタリアンの店やカンコク料理の店はスルーして東京駅方面にひたすら歩くと「全品630yenタイ料理」とでっかく書かれた看板が目に入る。目的の店「あろいなたべた」だ。
ガラス越しにタイ人シェフが調理したり雑談したりするのを覗きつつ、無機質なコンクリートの建物に吸い込まれると「イラッシャイマセー」と店員のお姉さんのアジアン・カタコト・ジェネレーションな挨拶とナンプラー臭がお出迎え。
細長い長方形の店内は1/3はキッチンスペースで、残りのスペースに8卓程度の丸いテーブルが設えられている。一番奥の席に腰を落ち着け、かなり品数の多いメニューからプレートセットのEセットと、タイお粥のセットを注文。料金はテーブルで先に支払う前払い制。食べ物は基本的に全品630円なので非常に明朗会計でよい。
実はこの店、以前からちょくちょく利用させてもらっていた。つい何年か前は、さらにお安く全品500円という価格設定で、なおかつ24時間営業だったりした。
テイクアウトをお願いすると、料理を普通のビニール袋にザクザク入れて口をゴムで縛って渡される。タイではそれが普通らしいが、東京のど真ん中だと、なかなか新鮮でドキドキする。真夜中のタイ料理欲を満たすのにかなり重宝したものだ。

ほどなくして運ばれてきた注文のEセット。
エビとナスのレッドカレーとタイ風豚の角煮、それにタイの高菜炒めがワンプレートに盛られている。
写真の色もアングルもグダグダなので、分かりにくいのだが、量はけっこう多かったりする。とくに角煮は丼にしたいくらいたっぷりだ。
長粒種のタイ米をカレーに浸し一口。ココナッツミルクの味とバイマックルーの香りがタイカレーを主張してくれる。辛さはほとんど感じない。マイルドで誰でも食べやすい。
角煮をつつく。うん、これも旨い。甘辛さと八角の香りがほどよく、小ぶりに切られた豚肉にはプルプルとした皮がついていて、これがまたゼラチン質で旨い。下茹でで余分な脂は抜ききっているらしく、脂っこさはみじんもない。この角煮はツレがお気に入りで、がんがん食っている。
高菜は日本の高菜炒めとさほど変わらないが、辛味がなくおひたしのようで、端休めにはちょうどよい。


白粥と6品の小鉢がセットになったお粥セット(写真左上から時計回りに「空芯菜炒め」「タイ風角煮」「挽肉と塩玉子炒め」「豚肉のアミ塩から炒め」「タイ風高菜炒め」「ニガウリと玉子炒め」)。
小鉢といっても、十分おかずになるボリューム。こいつをお粥に好きに混ぜて食べていけばいいという寸法。
この小鉢の中で一押しは、挽肉と塩玉子炒め。塩漬け茹玉子の乱切りと挽肉を炒め、ナンプラーで味付けしただけの代物なのだが、これがなんともうまい。これを買いに来るためだけに真夜中にバイクを飛ばしてきたこともしばしば。ついには塩玉子を自分で作るまでに至ったりもした(バカ)。
豚肉のアミ塩辛炒めもカピとか苦手じゃない人なら美味しいと思う。
自分が少食だったりするので、こういったセットで安くたくさんのメニューを楽しめるのは本当にうれしい。
と、ツレに目をやるとなんだか哀しい顔を。
理由を聞くと「お粥に味がない」
そらそうだ、白粥だもの。お姉さんにナンプラーをもらい、好きに調味させつつ、いろいろつまんで気づけば満腹になりました。ごちそうさま〜。
プーケットあろいなたべた有楽町店
東京都千代田区丸の内3-7-11
03-5219-6099
11:00〜23:00(無休)
URL:http://www.tabeta.com/yurakucho/
ランチにはもちろん、とにかくお安くメニューも豊富なので、飲み屋さんに利用してもいいですよ。辛いタイカレーが食べたいなら、グリーンが一番辛いのでオススメです。もっと辛い、ゲーンソム(魚とタケノコの塩漬けの辛いカレー)というのもありますが、メニューに”初心者注文禁止”と警告されるほどに辛い……というか、とにかくパンチが効いていてクセがあるので、何回か通ってからの方がいいかも。
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