しかし、これが秋葉原から神保町と移動していくと、インド料理屋よりもご飯&カレーな専門店が増えてくる。やはり、学生さんは昔ながらのカレーに目がないか? まあ、兎にも角にも神保町・御茶ノ水・秋葉原・御徒町・上野といった専門店街にカレー好きが集まるのは間違いないようだ。
そんなインドな街・御徒町をツレとブラリ歩いていると「南インド・スリランカ料理」の看板が目に入った。なんとなくカレー気分だったもので、スーっと引き寄せられてしまい、階段を上りお店へ。
間接照明に照らされたやや暗めの店内には、4人掛けのテーブルが6卓ほどあり、外国の方や日本人のカップルが談笑している。
ちょっとしたサロンのような雰囲気で、あまりインド料理屋っぽくはない。
ホールを取り仕切るナイスミドルなギャルソンに、フードとドリンクを注文。柔らかい物腰が素敵だ。
さて、まずは生ビールで乾杯。普通の生だけど、いつもよりなぜか美味く感じるなぁ。
というのも、なんとこの店、アルコール類はほぼ原価という価格設定。
生ビール190円・サワー140円・カクテル220円・ボトルワイン1000円etc……ほとんど立ち呑み屋価格なのである。往々にしてエスニック料理店はアルコールが高かったりするので、これは本当に酒飲みとしてはうれしい。なにより、レモンハイ片手にマトンカレーとか食う機会ってのもなかなかないし。

ほどなくして、サモサ(480円)とシャンティスペシャルカレーセット(1600円)が運ばれてきた。スパイスの効いたサクサクのサモサを一口かじり、ビールをグビリ。薄めの皮がクリスピーで、なかなかいい感じ。
メインのセットは、ナンと選択可能な2種類のカレー(キーマとマトンをチョイス)、サラダ、デザートという内容。カレーの量は結構たっぷり。
キーマはやはりナンにはよく合う。つまみにもちょうどよい。しかし、スパイスが控えめなのか、ちとぼやけた印象を受けた。一方、マトンは羊独特の香りをスパイスがうまく引き立てていて、かなり好みの味。ナンにはもちろん、おもわず追加したライスにバッチリ合う。スリランカ料理の特徴なのか不勉強なものでよく分からないが、どちらのカレーも辛さはかなり抑えられているようだ。辛さにこだわる御仁は、注文の際に一言添えたほうがいいかも。
アルコールをたらふく飲みつつ、カレーをつまむ。ムスリムには申し訳ないが、これまた格別だったり。カレーとアルコールの値段が変わらないとこじゃ、酔うまで飲めないもの。
さらに追加でパラタと野菜のサブジカレー(980円)を注文。
ゴロゴロと大きめに切られたジャガイモやニンジン、グリンピースがたっぷり入ったサブジ(ベジタブルカレー)だ。
マイルドなスパイス使いで、ほっとする味。添えられたパラタ(フライパンで焼いた丸い薄焼きナンみたいなもの)との相性もいい。日本の家庭のカレーっぽくもあり、ライスと一緒に食べても美味しい。
かなり居酒屋的に満喫してしまったが、料理はかなり本格的で美味しい。あまりお目にかかれないスリランカ料理も多いので、次は何を食べてみようかと悩んでしまう。ごちそうさま。
南インド・スリランカ料理 シャンティ
台東区上野5-26-6 2F
03-3835-2977
11:30〜15:00 17:00〜22:00(不定休)
ランチタイムには880円〜1380円でセットメニューを提供。
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