『犬山焼徳利盃館』へのご招待No.8

 

公共出版物での紹介・その3

平成1931日に発行した、美濃ミュージアム街道協議会の広報誌に紹介された『犬山焼徳利盃館』の記事をご紹介します。

 

 

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銹絵雪笹文徳利について

         犬山焼徳利盃館

 館長 土田 晃司

今日も、渋い犬山焼の代表、銹絵(さびえ)の徳利をご紹介します。

銹絵雪笹図は古い犬山焼を代表する絵柄で、徳利の他に皿・鉢・湯呑・水指などにも見られ、私の好みの図柄の一つでもある。

鉄釉の笹と白釉の雪の焼き上がりが、作品の出来を左右する。

濃く焼き上がれば力強く、淡く上がれば、渋く落着いた作品となる。


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注「銹絵」

犬山焼は、他産地で鉄絵と呼んでいる鉄釉を使い描く技法を、京焼同様「銹絵」と呼び慣わされている。犬山焼が京焼の流れを受けた事の表れであろう。

「銹絵」のルーツは乾山・道八に行き着くと言う。

 

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銹絵雪笹図徳利(江戸末期)

徳 利:66×高154

 右:TT0001E・左:TT0002E

 

 

 

 

 

 

 

 

このブログをご縁に犬山焼の徳利・盃にご興味をお持ち頂けたら、是非実物をご覧頂きたく、ご来館を心よりお待ち申し上げます。

 

尚、本館は年中無休・朝9時~21時開館・入場無料です。ご来館の節は、前もってご一報頂ければ幸いです。

 

            可児市塩河3431
    TEL&FAX0574-65-6416

      『犬山焼徳利盃館』館長