『犬山焼徳利盃館』へのご招待No.8
公共出版物での紹介・その3
平成19年3月1日に発行した、美濃ミュージアム街道協議会の広報誌に紹介された『犬山焼徳利盃館』の記事をご紹介します。
銹絵雪笹文徳利について
犬山焼徳利盃館
館長 土田 晃司
今日も、渋い犬山焼の代表、銹絵(さびえ)の徳利をご紹介します。
銹絵雪笹図は古い犬山焼を代表する絵柄で、徳利の他に皿・鉢・湯呑・水指などにも見られ、私の好みの図柄の一つでもある。
鉄釉の笹と白釉の雪の焼き上がりが、作品の出来を左右する。
濃く焼き上がれば力強く、淡く上がれば、渋く落着いた作品となる。
注「銹絵」
犬山焼は、他産地で鉄絵と呼んでいる鉄釉を使い描く技法を、京焼同様「銹絵」と呼び慣わされている。犬山焼が京焼の流れを受けた事の表れであろう。
「銹絵」のルーツは乾山・道八に行き着くと言う。
コレクション紹介0008 |
銹絵雪笹図徳利(江戸末期) |
徳 利:径66×高154 右:TT0001E・左:TT0002E |
このブログをご縁に犬山焼の徳利・盃にご興味をお持ち頂けたら、是非実物をご覧頂きたく、ご来館を心よりお待ち申し上げます。
尚、本館は年中無休・朝9時~21時開館・入場無料です。ご来館の節は、前もってご一報頂ければ幸いです。
可児市塩河3431
TEL&FAX:0574-65-6416
『犬山焼徳利盃館』館長
涼しくなったら実物を拝見のため博物館へ行きたいと思います。