本日の日経新聞朝刊に「三菱レイヨン、アジアで水処理膜開発、中国・清華大と研究所」という記事が掲載されていました。
「三菱レイヨンはアジアの有力大学と水処理膜を共同開発する。中国では4月、技術系大学として有名な清華大学と研究所を設立。ベトナムでも現地の有力大学と組む。水処理膜は地域や産業で異なる廃水を処理する技術の開発が必要。海外の大学との連携で製品投入を加速する。同社の水関連の売上高は年300億円程度。世界で最も高い成長を見込める中国などの事業拡大により2015年度に700億円に引き上げる。(中略)
特に中国は工場や家庭からの廃水による環境汚染が一段と深刻になっており、高性能の水処理設備のニーズが拡大する。三菱レイヨンは中国政府が次世代環境技術の中核開発拠点とし、大型の水処理プロジェクトを担う清華大と連携する。
まず中国浙江省に清華大と共同で水処理の研究センターをつくる。研究員は5〜6人。廃水の処理が難しい化学関連企業向けなどの製品開発を急ぐ。研究センターは顧客に水処理設備などを提案、三菱レイヨンとして受注も狙う。家庭用浄水器も開発する。水質データを調べ物質を除去する活性炭の量を変えるなどした複数のタイプの浄水器を開発する。(後略)」
出所:日本経済新聞(朝刊)2013年2月16日