
今は昔、竹取の翁といふものありけり。(竹取物語)
今となってはもう昔のことだが、竹取の翁と呼ばれている人がいた。の意で
中学生の頃、「今は昔」のこの意味がわかりませんでした。
15年前の今日、平成7年1月17日は、阪神大震災の日であります。
平成22年の今日からしたら、もはや、今は昔、なのでしょうか。
今からみれば、昔というには、早いですが、でも、もう15年。
15年という年月が過ぎ、時代の趨勢と時の流れの中で
6434人の命が失われた現実が風化しつつあると感じます。
私は、15年前の今日、午前5時47分、
西宮の当時住んでいましたマンションで激しい揺れに襲われました。

寝入りばなだったので、横揺れが来て、すぐに縦揺れとなり、
家中のあらゆるものが倒れ、その下敷きになって、
体は動けず、四つんばいになるのがやっとでした。
何が起こったのか、全くわからず、地震ともわからず、
マンションに何か隕石か飛行機が衝突したのか、と思ったほどでした。
私は、ほんの少しの偶然のおかげで、今、生きているのだと感じます。
人が亡くなることは、その悲しみは、限りなくつらいもので、
まして、震災のように、突然、多くの大事な人を失ってしまうということは、
とても、言葉にできるものではありません。
街には、風景には、人の思いがあるもの。思い出の香りがするもの。
自分の長年住んだ西宮の街と好きだった神戸の街が、
消えてしまったショックは、想像以上でした。
いつも何気なく目にしていた建物や道路が無くなるだけでも寂しいのに、
思い出の場所が何もかも無くなり、残ったものも在りし日の面影も無い有様で
何もかも無くなってしまうこと、その辛さは半端ではなかったです。
15年が過ぎようとも、昨日の事のように思い出します。

不幸にも社会党の党首が首相だったということも、悲劇なことでした。
自衛隊反対しか唱えないような人間が首相だった。
自衛隊の最高指揮官は首相です。
自衛隊の最高指揮官でありながら、自衛隊は憲法違反だと叫ぶ
国民の生命財産に、命の重みに対して、きわめて偏ったイデオロギーを
優先させるという驚くべき国民軽視の行動を取り、
地震の初期で生き埋めになった人に対して、自衛隊の救援を阻止したのです。
地元消防署や警察官も被災者でもあり、自衛隊に頼る他無かった。
自衛隊の速やかな救援で多くの尊い命が助かったはず。
と思わずにはいられません。
非武装中立と憲法9条だけを信じる政党にとって自衛隊は無用の長物。
何千人もの命に関わる緊急事態に
どうしていいかわからず、自衛隊の派遣要請も渋る。
その背景には、社会党の狂信的夢想平和主義であるのは明らかです。
自衛隊の派遣を逡巡し、在日米軍の救援申し出を拒否して、
犠牲者増大させたのは、時の首相=日本社会党です。
阪神大震災に関しては自衛隊出動が遅らされたことにより、
少なくとも2000人の命が失われたと
国会でも取り上げられたこともあります。
国民を災害から守ることを任務とされているはずの自衛隊が、
自衛隊は、むしろ積極的に当日の朝から「出動命令」を督促していたのに
国による命令を受けて救援に向ったのは、数日を経て後のことでありました。
刻々と時間だけが過ぎ、人命が失われていく中、
出動命令を待機するしかない自衛隊は無念だったでしょう。
自衛隊を認めないから、人を助けないという歴史に残る大犯罪。
確信犯の社会党が社民党に名前を変えようが罪は消えるものではありません。
当時、震災をリアルに体験した被災者のひとりとして、
いまでも怒りが込み上げてきます。
また、スイスの救助犬部隊は発生から8時間以内に、
被災地のすぐ近くまで来ていたのに、
上陸許可が得られなかったり(結局48時間を過ぎて上陸許可が出たが、
48時間を過ぎると生存率がとても低くなり、遺体発掘しかできない。)
ケガ人続出で医師・ベッド・救護スペースが
圧倒的に足りず治療ができない時に、
米軍の空母インディペンデンスの救護要請を断り、
自衛隊の救援物資を積んだヘリ着陸許可を1カ所にとどめたり。
15年が過ぎようとも、暗澹たる気持ちに言葉にもなりません。
震災直後、同盟国である米大統領クリントンは村山首相に
「救援のため第7艦隊を向かわせた。」との申し出をしました。
米空母インデペンデンスは出動態勢に入っていました。
インデペンデンスは、医療設備も充実していたし、
ヘリで怪我人の移送もできました。
しかし、あの未曾有の事態のさなかアメリカの援助の申し出を断り、
国民の生命よりも自らのイカレタ思想を貫く村山首相に、
クリントン大統領は激怒したと言われます。
社会党つまり社民党が政権をとれば、大災害はもちろん、紛争や戦争に、
なす術なく国民の命は奪われていくであろう。と当時思ったものでした。
旧社会党の議員が7割を占める民主党と
旧社会党から名前だけ変わった社民党が
失われた6434人の尊い命に何の謝罪もなく、
政権与党に居座っているのはこれぞいかに。
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