事前にお電話で伝えてね

やあやあ☆お久し振りね読者諸君!

常に諸氏の期待を裏切るHでも何でもない
ダラダラした薀蓄を語るのコーナーが
また!
はじまるわよ!
ん? ついてこれない?
お店の人も苦い顔してる?
あ そう

では本日もいってみようかしら
戦国時代の兵糧丸レシピを
比較してみようのコーナァー

SMにかすりもしないこのコーナー。
以前731部隊のお献立を語った事が
かなーり前だけどありました

覿面に怒られたけど(笑)
わたくしはブレない(いい笑顔☆)
フフーフ!

というわけで日本国の戦国時代、
武士達は何を食べて戦っていたのでしょう
要するに400年以上前のレーションね

各陣営ごとにちょっとずつレシピが違うので
比較して面白がってみようじゃないの
ん?
面白くない?
あ そう

では甲斐の国 武田信玄からいくわよ

甲斐は山国なので塩の調達に苦労しました。
結晶塩がとれないために信玄公が重視したのが
『味噌』です。
今で言う信州味噌ね。

『味噌が切れれば米なきよりくたびれるもの也』
と兵法書なんかで述べられているのは
戦国武将の運動量が半端じゃないからです。

超重い鎧兜つけて武器持って走り回るの。
いっぺん甲冑つけて走れば分かるけど
ものすごーく汗をかきます。
つまり塩分がめちゃくちゃ必要なわけ。

なので信玄は有機塩に目をつけました
それが今の信州味噌。

戦国時代は陣立(じんたて)味噌と言ったり
訛って『じんたみそ』と言ったりして
それはもう大切にしました。

一種の糠味噌なんだけど
まぁ作り方はこんな感じ↓

①大豆を一夜水に浸す
②4~5時間ぐつぐつ煮る
(指でつまんで潰れるくらいの柔らかさ目安)
③煮上がったのを潰して米麹と塩をIN
(大豆330に米麹360に塩100位の比率)
④丸めて味噌玉にする
⑤味噌玉に竹の筒をさす
⑥油紙で包みさらに布で包む
⑦竹筒に笹の葉を詰める
⑧3週間くらい放置
⑨竹の筒から味噌の匂いがしてきたら完成

軍馬にも薬飼として食べさせていた模様
そこは流石に人馬一体の武田騎馬隊。
というわけで
武田は馬と一緒に仲良く味噌味の兵糧丸。

翻って此方、北の上杉はどうだったでしょう

好敵手の信玄が『疾きこと風の如し』と
風林火山を旗印にしていましたが
毘沙門天の『毘』を旗印とする上杉軍の方が
神がかっている分だけかも知れないけれど
疾くて特に神出鬼没なので恐れられました。

謙信公もまた、兵糧丸のたぐいを
『腰の小袋に蓄えておくのも武士の才覚』と言った
くらいに非常携行食である兵糧丸を重視しました。

そのレシピがこちら
『上杉家兵法書』によると以下の如し↓

①皮を剥いた麻の実と黒大豆とそば粉を用意
②上記を砕いて粉にして混ぜ混ぜ
③酒に浸す
④よく浸したら天日干し
⑤再度酒に浸す
⑥これもまたよく干してから酒で練る

…ウン、謙信公お酒大好きみたいですね(笑)
そば粉と麦粉を等分にして酒に浸して練った
とか
そんなレシピも上杉方には遺されています。

武田と上杉の兵糧丸のレシピだけを
比べてみても結構違うから面白いです
私はね(笑)

では明日は天下人のレシピもさらっといってみよう
徳川に豊臣とかどう?

これも結構違うので面白いです
私はね(笑)

兵糧丸は男の強精剤としての使い方もあるので
そっちも語ってみましょうか。
ほら、エッチなお話よ これならいいんでしょ
フフーフ!

では次回を乞うご期待。

ごきげんよう☆☆☆



伊織