2013年05月31日

エルサレムの非聖地化

間もなくオリンピックが始まる。世界中の人たちが自国の選手たちの活躍を期待しありったけの愛国心を燃やして熱狂することだろう▼この愛国心というものは、いろいろな状況のもとで自然に湧き上がる情動。あおったり強制したりする必要はない。わたしは夏になると高校野球が気になる。母校の桜美林が優勝した時は小躍りして喜んだ。愛国心もせいぜいそれくらいのものと考えれば丁度いいのではないか▼そもそも民族とか国家とか領土とかは、それ自体を過度に神聖視してはならない。だからわたしはかねがね「エルサレムの非聖地化」を提唱している。聖地と言われる地域の周辺は、いまも騒乱が絶えない。この地に平和が訪れるのはいつの日か▼土地はもともとだれのものでもない。分かりやすい話。アメリカは、もともとアメリカ人のものではない。ヨーロッパからの渡来人が彼らにとっての新大陸を「約束の地」と呼んで、先住民のことなどお構いなしで築き上げたのがいまのアメリカである▼「約束の地」といえば、イスラエルはその御本家だ。エルサレムはシオンの丘とも呼ばれ、神さまが約束に基づいて賜った土地だという。弱小な人間集団を神は偏愛し生きる道を備えてくださったのであるけれども、今日のイスラエルの言い分については再解釈が必要である▼イエスがもたらした神のお取り仕切りを意味する「神の国」の福音は、人々がそれぞれに絶対化し神聖視しているこの世の国々のありようを根底からひっくり返し、歴史を新しく切り開いて行く道を示しているのである。(2012/06/19)

6月の聖書会は22日(金)10:30am. ヨハネ5:19-30

聖書友の会(多摩ニュータウンみどりの教会) 通信60

朝山正治 多摩市豊ヶ丘6-3-2-308 Tel.042.373-2710



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