2013年05月31日

大きな祈り

日曜日の集まりでは使徒言行録を読んでいる。先週と今週は、27章を読んだ。新共同訳が、出来事の順番に「パウロ、ローマへ向かって船出する」「暴風に襲われる」「難破する」と標題をつけている個所。▼パウロはエルサレムで民族の裏切り者としてユダヤ人に告発され、今は未決囚として船でローマへ護送されて行くところである。船は暴風に襲われ、どこの海とも分からぬところを彷徨する。▼「ところが、船員たちは船から逃げ出そうとし、船首から錨を降ろす振りをして小舟を海に降ろした」。パウロはこれを百人隊長たちに告げると、「兵士たちは、綱を断ち切って、小舟を流れるにまかせた」。そのようにして船のものたちは「全員が無事に」陸に上ることができた。▼船には背景を異にする種々雑多の人々が276人同船していた。「呉越同舟。We are all in the same boat.」の運命共同体。今日の地球共同体の縮図をそこに見る思いだ。どの海を航行しているのかさえ定かでないこの時代の船で、われわれは運命を共有する同時代人と共に生きている。▼が、我々は、小舟で脱出を図る小さな群れになり下がっているのではないか。我々の間で交わされている祈りは、小さい祈りだけである。真の意味での大きな祈りがないのだ。▼ペテロをはじめとするガリラヤの漁師たちのイエスの召しを受けた時の最初の具体的な行動は、家族や小舟を棄ててイエスの後について行くことだった。▼大きな祈りとは、主の祈りのことである。世界を包む大きな祈りである。そこに、小さな祈りも隠されてもいる。 (2012/07/23)

7月の聖書会は27日(金)10:30am. ヨハネ5:31-47

聖書友の会(多摩ニュータウンみどりの教会) 通信61

朝山正治 多摩市豊ヶ丘6-3-2-308 Tel.042.373-2710



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