ちなみに、ヘルスプロモーション活動を成功に導くために必要な3つの基本要素。
1 唱導
2 能力付与
3 調整
さらに、具体的な活動として5つの分野が必要。
1 健康増進のための公共政策づくり
2 健康を支援する環境づくり
3 地域活動の活性化
4 個人技術の開発
5 健康保健サービスの方向転換
この頃先天性~という症状を問うものが多い。一つ一つみていこう。
先天性風疹症候群 | エナメル質減形成 |
先天性表皮水泡症 | エナメル質形成不全、萌出遅延 |
先天性色素失調症 | 歯の先天欠如 |
先天性好中球減少症 | 好中球減少(21日周期で家族性)で免疫力低下にて歯周組織破壊 |
先天性掌蹠角化症 (≒Papillon-Lefevre症) | 歯の早期脱落、萌出遅延、位置異常 |
少し細かく覚える必要があるのは・・・
先天性風疹症候群(CRS)
・3 大症状として「先天性心疾患」「難聴」「白内障」
・その他、「血小板減少」「糖尿病」「精神発達遅滞」「小眼球」など多岐にわたる
先天性掌蹠角化症(Papillon-Lefevre症)
・常染色体劣性遺伝
・歯周病を伴う掌蹠角化症
・100万人に1人が発症
歯の早期脱落を引き起こすものとしては、
・Papillon-Lefevre症
・低ホスファターゼ症
・Coffin-Lowry症候群
1 水質汚染の目安
低下しているもの・・・溶存酸素量(DO)
|
2 健康危機管理体制について定めた4つ
・食中毒 ・飲料水 ・医薬品 ・感染症 |
「健康危機管理」とは、医薬品、食中毒、感染症、飲料水その他何らかの原因により生じる国民の生命、健康の安全を脅かす事態に対して行われる健康被害の発生予防、拡大防止、治療等に関する業務であって、厚生労働省の所管に属するものをいう。
3 食事バランスガイド
逆三角形の一番上の先っぽには「水・お茶」がある。 1番目の段は「主食」 2番目の段は「副菜」 3番目の段は「主菜」 4番目の段の左は「牛乳、乳製品」 4番目の断の右は「果物」
主食:ごはん、ぱん、麺 副菜:野菜、きのこ、いも、海藻料理 主菜:肉、魚、卵、大豆 |
4 地域包括支援センター
これは『介護保険法』で定められている!
名前が「地域」なので地域保健法と誤らないようにしよう。
その他、「口腔機能向上」「運動器の機能向上」「栄養改善」などの通所型(介護予防)事業も介護保険法で定められている。
5 クリニカルパス
定義
スケジュール表を利用して医療の介入内容を最適化したもので、評価・改善を行うことで医療の質を向上させるマネジメントシステムである。
メリット
・医療が標準化(質の保証)される ・チーム医療が推進される ・質の高い医療を提供できる ・新人職員や患者様への教育ツールとして使用できる ・在院日数が短縮できる ・医療費削減などの病院経営も改善される ・入院中の経過や治療内容がわかりやすくなる ・安心して質の高い医療を受けられる |
ちなみに、「バリアンス」とは、予測できなかった現象によってクリティカルパスから逸脱することをいいます。他学部の国家試験で過去に出題されました。
その他、過去に他学部の国家試験にて・・・
クリニカルパスで誤っているのはどれか.1つ選べ。
A 典型的な経過を示す疾患に用いられる。
B 医療者用と患者用の両方を作成する。
C 個々の患者の状態に応じて作成する。
D 標準的な治療・ケア計画を示す。
解答
:クリニカルパスは多数の患者に適応できるよう標準化されたものであり、個々の患者の状態に応じて作成するものではない。したがって、Cが誤っている。
研磨剤 | 不溶性メタリン酸ナトリウム、水酸化アルミニウム、無水ケイ酸、~カルシウム |
発泡剤 | ラウリル酸ナトリウム |
保湿剤 | ソルビトール、グリセリン、プロピレングリコール |
結合剤 | アルギン酸ナトリウム |
抗菌剤 | トリクロサン、クロルヘキシジン、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム |
歯垢分解 | デキストラナーゼ |
歯石沈着防止 | ポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム |
歯肉ひきしめ 【ペリオ予防】 | 塩化ナトリウム |
消炎 抗プラスミン 止血 【ペリオ予防】 | トラネキサム酸、カプロン酸 |
知覚過敏 | 硝酸カリウム、乳酸アルミニウム、塩化ストロンチウム、クエン酸 |
1 平均寿命と健康寿命
男性
平均寿命:80歳
(健康寿命:71歳)
女性
平均寿命:86歳
(健康寿命:74歳)
★平均寿命と健康寿命の間は、男性(約9年)より、女性(約13年)のほうが大きい。
2 巨舌を伴うもの
・Down症候群
・EMG症候群
・クレチン病(甲状腺機能低下症)
3 代生歯と加生歯
乳歯が脱落した後に萌出する永久歯を代生歯(名前の通り、乳歯に代わる歯)と呼ぶ。
➡上下顎の中切歯,側切歯,犬歯,第一小臼歯,第二小臼歯
先行乳歯がない歯を加生歯(名前の通り新たに加わる歯)と呼ぶ。
➡上下顎の第1,2,3大臼歯
4 デジタルX線
CCD/CMOSとIPの違い
CCD/CMOSの利点 | ・撮影終了後、直接画像化できる ・空間分解能優れる |
IPの利点 | ・撮れる範囲が広い ・違和感が少ない ・ケーブルがない |
それぞれの利点を反対にしたものが、欠点になります。
したがって、CCD/CMOSでは「撮れる範囲が少ない」「違和感がある(フィルムは小さいが厚みがあるため)」「ケーブルがあるため、撮影がすこし難しい」
★IPはポリエステルの支持板に輝尽性系抗体が塗布されており、レーザースキャナーで読み込む必要がある。
★CCDのことを固体半導体方式と呼ぶ。
5 焦点 ― 被写体 ― フィルム
焦点 ― 被写体 の距離が長いと、拡大率↓、半影↓、鮮鋭度↑
被写体 ― フィルム の距離が長いと、拡大率↑、半影↑、鮮鋭度↓
★ちなみに、散乱線に関しては・・・
被写体 - フィルム の距離が長いと、散乱線↓
★その他、散乱線を減らすには『グリッドの使用』『照射野を小さくする』などがある。
6 接線効果
歯槽硬線や歯根膜腔が明瞭にみえるのは接線効果による!
7 X線で「周囲に透過帯」がみられるもの
・腐骨
・残根
・歯牙腫
・歯根肥大
・セメント芽細胞腫
・根尖性骨性異形成症
など
★骨隆起や骨腫、骨硬化症では見られない!
8 フェールセーフ、フォールトトレランス、フールプルーフ
・フェールセーフ(Fail safe) :誤操作による障害が発生しても、安全(大丈夫)な設計。 ・フォールトトレランス(Fault tolerant) :障害が発生しても機能を継続させる(機能が縮小しない)設計。 ・フールプルーフ(Fool proof) :ユーザーがどんな操作をしても大丈夫(そもそも障害が起こらない)な設計。 ★フーリッシュのフールなので、愚か者が使っても大丈夫なのがフールプルーフ。 |
9 X線所見にて「玉ねぎの皮状」の骨膜反応をみるもの
・骨折
・慢性骨髄炎
・Garre骨髄炎
(骨肉腫は旭日像の骨膜反応所見)
10 MRIで無信号のもの
そもそも、MRIにはT1,T2強調像の2つがある。
MRIはプロトン(水)からの信号を画像化する!脂肪や水にはプロトンが大量にある。
T1は「脂肪」 T2は「水」 が強調される(白くうつる=高信号となる) |
したがって、水晶体や脊髄液では「T1は低信号」だが、「T2では高信号」となる。
なお、脂肪はT1もT2も共に高信号になる!(重要)
➡なぜ?水じゃないの? もちろん、水が強調される。専門的なことは省くが、MT効果というのがあり、脂肪もT2で強調されてしまう。そのため、敢えて「脂肪抑制」をしてT2を見ることがある。
★筋肉、神経、円板などはT1,T2ともに低信号
さて、本題の「無信号」のものは、「皮質骨、歯、空気」を覚えておこう。これらはT1,T2ともに無信号(黒色)となる➡プロトン(H)が含まれないため。