プレヒアリングとは、19894月のブックビルディング方式の入札制度導入に伴って開始された制度で、バイサイド機関投資家のアナリストとファンドマネージャーに対し、企業が目論見書の範囲内で会社説明を行い、適正株価(フェアバリュー)を評価、その評価を仮条件決定に反映させるという試みです。

 

具体的には、幹事証券会社と企業が同行して機関投資家を個別訪問するのが一般的です。通常は10数社の訪問を実施しますが、これがしっかりと行われずに形式だけで終わっているのではないか?とする疑問の声が多いです。

 

IPOは期間リスクや、価格形成が無い事もあり、POよりもディスカウントされた仮条件をプレヒヤリング後に決めます。
 ベイカレント・コンサルティング(6532)では、2,100円~2,360円の仮条件が決められました。公開価格は2,100円でした。

上場時は売り気配となり、1,963円になってシンジケートカバー取引で買いが入ってやっと初値が付きました。現在の株価は、1,500円台です。2,300円でも安いとした機関投資家は、何故買ってこないのでしょうか?プレヒアリングは本当に実施されたのでしょうか?の疑問が出てきます。

 

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