10月7日に、辰美中学校跡地利用についての南あわじ市の説明会が行われた。「企業誘致をするなら、幼稚園は廃止」という説明だったそうだ。
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11月9日の南あわじ市議会報告会でこのことについて質問をした。
それに対し、登里議員は「1校区1園の原則がある」「地域が企業誘致を選んだ」と回答をした。
「1校区1園の原則がある」というのは、「現在辰美校区には伊加利認定こども園と津井幼稚園があるので、どちらか1つにしなくてはいけない決まりだ」と言っているのだろう。
「1校区1園の原則」は平成26年3月に出された「南あわじ市保育所のあり方検討委員会」の提言書によって示されたものだ。
しかし、この提言書には「検討するにあたっては、保護者に事前に情報提供し、丁寧に説明しながら理解を得ること」と書かれている。
もともとこの話は、地区長と副市長の話の中で「企業誘致か幼稚園か」のどちらかを選ばざるを得なくなり、「企業誘致」を選んだというのが本当のところだと聞いた。地域の人たちはそれを聞いて、びっくりし、怒っているのが実態だ。
地域住民のほとんどは「企業誘致は歓迎、幼稚園廃止に反対」だ。
地域への事前の情報提供や丁寧な説明がされておらず、理解を得ることもできていない。
登里議員の「1校区1園の原則がある」「地域が企業誘致を選んだ」という発言は、まったく地域住民を無視した発言であると言わざるを得ない。
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また、阿部議員(産業厚生常任委員会委員長)からは、「委員会では、サッカー場の件しか出ていない」との発言があった。
平成25年の9月の議会で「(幼稚園は)辰美中学校跡地に建設予定である」旨の発表があったが、園保護者の「民家から離れていて防犯上問題がある」「野生動物の出没がある」「現段階では、辰美中学校跡地を了承しづらい」という声により、もうその話はなくなったということだろう。
しかし、企業誘致の話は10月7日の住民説明会でも出されたわけだから、早急に話し合ってもらいたいと思う。
しかし、そのときは、幼稚園廃止の話はまったくの別問題として切り離して、論議すべきことなのは言うまでもないことだろう。
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