俺が生きようと思ったのは

ここでは「死にたい」と思いながら「生きたいと」願い、色んな人や物事に生かされている、鈴木一平の物語を綴ったものです。 ゲイと発達障害と、精神疾患に悩む私を、皆さんはどのように見るのでしょうか? そして同じように悩む方の力になれたらと、始めました。 コメントはウェルカムです。一つづつ、丁寧に返信致します。

死にたい。でも死ぬ勇気が無い。 死にたい。でも親が悲しむ。 生きていても良い事が無い。 誰もいない。誰も分かってくれない。 孤独。淋しい。独りぼっち。 なんで俺(私)は同性愛者なのだろう。 分かります。 だからそんなあなたの支えになれたら、俺は自分を愛せる気がする。

想い事。





どうも、三日ぶりです。一平です。




言い訳タイム発動!! 



いやぁ、ここんところ忙しかったんですよ。ぼちぼち。


でも、忙しくて、時間が作れなくて、ブログを更新しなかったわけではありません。



考え事をしていました。



別に考え事をしながらでも、ブログは書けるのですが、どうしても、その考え事を文章にしてからでないと、過去の話とか書けないなと思っていまして。





2月になって、もう14日が経ちました。



あっ、バレンタインデーだ、どうでもいいけど。本当に。






それで、その考え事ですが、なかなか纏まらないんですよね。


思いや考えを整理して、言葉にすることは得意としていますが、色んな人達から、色んな事を聞いてて、色んな考えが思い浮かんだんです。





ブログやtwitterやFacebookや実際会って、2月になってから色んな話を聞きました。



悲報や朗報、近況や悩み事。本当、色々聞きました。


それをすぐにでも消化できるほど、俺の頭は良く出来てないので、一つ一つを噛み砕くのに時間を要しました。





さて、今も考えながらカタカタとキーボードを打ってるんですが、まず言いたい事としては、最近自分の中で変化が現れました。



その変化も、フワフワしたもので、実に形容し難いのですが、自分が変わったように思えてならないのです。



地に足が付いたと言うところでしょうかね。



そして、「安心」とか「幸せ」と言うより、「安寧」を実感しています。



余裕が出来ましたかね。さっき噛み砕くのに時間を要したとか言ったくせに笑






俳優で、演技をする一種の傾向で「憑依型」と言うものがあります。


演技が始まると、役柄が魂魄のようなものになり、憑依されて、そのものに成り切る。と言う演技の仕方です。




俺は演技するような仕事に就いてはいないのですが、人から話を聞くときに、なんとなく、その話してくれる人の側に立って聞くことが多いです。


綺麗事かもしれませんが、その人の立場になって考えます。


そうすると、話を聞いて、心が痛むこともあります。


何故なら、話している側の心が痛んでいるから。




俺は、それを正しいと思っていました。



痛みを共有している気でいました。



それが正攻法なのだと思っていました。






でも、最近は違います。




どんなに痛みが分かったとしても、どんなに痛みを共有したとしても、その人の痛みは知ることも、経験する事も、安らかにする事も出来ない。



それは何故か。



「その人と、俺は、違う個体だから。」




そして、俺が痛んだとしても、傷付いたとしても、血や涙を流しても、なんの意味も無い。




それは何故か。




「自分を大事にしなければいけないから。」










今年、一番最初の記事で「ポジティブに生きよう。」と宣言しました。


勿論それを目指しました。



でも、どんなに宣言したとしても、その言葉一つで、今まで30年間培ってきた性格や価値観などが一変すると言う事は在り得ないのです。



多分、俺が思うに、人が何か変わる時と言うのは、自分で何とかするより、自分以外の誰かの影響で変わっていくものなのだなと知りました。


それは、良くも悪くも。






そして話を戻しますが、2月になり、色んな人の「人生」とまでは言いませんが、経験や生き方や、今歩んでいる道を聞きました。





多種多様だなぁ。と思いました。



当たり前だ。みんな違うのだから。





まぁ、嬉しかったのは、色んな辛い経験があったとしても生きているのは確かだし、「幸せだ。」と言う発言も多々聞けた事ですね。




俺は、その発言を聞く度に、嬉しいと思いながらも、どこかで嫉妬していました。


羨んでいました。



でも、今は嫉妬してません。




それは俺自身が安寧を感じているからです。



自分を大事に出来ているからです。



自分の幸せも願っているからです。





それは俺が頑張ったからではなく、多くの人のお陰です。




元来短気な方ではなかったのですが、日々にストレスをあまり感じませんし、苛々する事もなくなりました。




夜もしっかり眠れていますし、嫌な夢を見る事もなくなりましたし、目覚めたら襲う焦燥感も無くなりましたし、やるべきことはやっていますし、たまに自分を甘やかせてますし。




16歳から止まっていた、時間も、ようやく動き始めました。



そう、ようやく。











昔から、明るい曲を聴くと淋しさを感じていました。


希望にあふれた歌を聴く度に、そんなに上手くいくはずがないと思っていました。


自分の幸せなど、ありえないと思っていました。








人間、まぁ、このブログを読んでくれている人の平均年齢が仮に30歳だとして、30年生きていると多分、誰かの死別を味わったことがあると思います。


勿論、俺も体験したことがあります。




ある、死別で、俺は心から願ったことがあります。



俺の命とか、未来とか、幸せとか、そんなもの全て棄てていいから、生き返ってほしいと願ったことがあります。


まぁ、そんなことは出来るはずもなく、その人は生き返りませんでした。


その時、改めて、神様なんていないなと思いました。



ただ、その人の死によって、今生きている人全員の幸せを願いました。自分以外の。






そして、大人になって、立派に生きると思っていました。


立派に生きて、誰かの役に立つと思っていました。


と言うか、誰かの役に立ちたいと思っていました。


だから俺は、教員を目指しました。


自分が高校時代苦労した分、似たような境遇にいる生徒を救いたいと思っていました。



「救いたい」なんて烏滸がましいのですが、まぁ、若かったので。



でもまぁ、教師になると言う夢も破れ、どうして生きているのか悩み続けた時期もありました。


自棄になって薬や酒に溺れた時期もありました。



ラリって4階から落ちたこともあります。



ボロボロの、泥だらけの人生でした。





でも、今思うと、それも必要な時期だったのかもなと思います。


すげぇ辛かったけど笑







本を読むことは嫌いではないので、色んな知識を身に付けようと思いました。


その知識が役に立ったこともありましたし、そうでもない時もありました。


それに、知らないことは山ほどありますしね。


全知全能もまた、無理な話なので。












さて、いつも以上に内容が右往左往していますが、何が言いたいかと言うと、「変わった」と言う事です。




以前にも書きましたが、俺は、神様になりたかったのです。


無力なくせに、神様になりたかったのです。


神の子イエスのように、自分の血で、誰かの罪や傷を拭いたかったのです。




それは、分かってましたが、無理でした。




だって俺、神の子じゃねぇもん。













そして、自己犠牲を止めました。


「止めた」と言うより「しなくなった」の方が正確ですが。




そう、新劇場版のエヴァンゲリオンのミサトさんの言葉のように



「行きなさいシンジ君!誰かのためじゃない!自分自身の願いのために!」



と言ったところでしょうか。




俺は強欲なので、願いは二つあります。



一つは、誰かが幸せになる事。


もう一つは、自分が幸せになる事。




どちらも願います。












さて、最後に言いたいことがあります。



今、死にたいと思っている方。

今、絶望の淵にいる方。

今、どうしようもない迷路に迷っている方。




自分を殺してみてください。

絶望から這い上がろうとしてください。

正しい出口を模索してみてください。




「やれっ!」って言われてすぐ出来るほど人間ってすぐ行動に移せないと思います。


ただ、しようとしないと、いつまでもそのままなんですよ。


例えば、誰かが手を差し伸べたとしても、その手を掴まなければ、意味が無いんですよ。







俺がどれくらいのレベルで辛かったのか、誰かと比較することは出来ませんが、そんな俺でも、安寧した今が訪れているわけで、去年の6月5日に死ななくて良かったと思っています。




俺以外にも、死にたいとか、絶望しか感じないとか、迷ってると言ってた人間でも、生きてて良かったと聞くことも少なくありません。



生きてたら、何かしらあるんですよ。


絶対とは確約できませんが、きっと。



そうです、俺は綺麗事を並べる、偽善者です。

詐欺師と大して変わりません。


自分の欲のために生きてます。



だから、あなたも自分の欲のために生きてください。












そんな人間が、一人でも増えますようにと、切に願います。




そのために、俺は、生きています。





















































もしも暗闇が君を包んでも、私が君の瞳になる。
もしも哀しみで言葉失くしても、私が詩にして伝えるから。

仲間







どうも一平です。




実は昨日、2月10日(日)元バイト仲間たちと集まって飲み会があったんです。



ある友達が、「皆と会いたいなぁ」と言い出したので、「じゃあすっか。」と即行動。



つまりは俺が幹事です。



三年前にも似たようなことあったんですよ。



「あー、大井町の美味しい焼き肉行きたい。」


ってtwitterで呟いたら、「私も行きたい!」って声が二人いまして。



「じゃあ皆誘うか。」


と元バイト仲間ほぼ全員に声かけて。



そう、その時も俺が幹事。



その時集まったのが24人。



三年後の今集まったのは14人。



一月中旬から俺が誘い出したんですが、ビックリするほど既読スルー。



完全に俺なんか過去の人になってる訳ね。一夜限りの関係だったわけね。(?) 





それでも数日経ってからもう一度声かけて、出席欠席が分かったんですが、集まったのが前回より10人も少ない事が、やっぱり、少しショックで。



もしかして、俺が幹事じゃなかったらもっと集まったのかなぁなんて、自虐も織り交ぜつつ当日を迎えたわけですよ。





「17時30分に大森駅北口改札集合です。」と言ってあって、当日に「遅れる人は連絡ください。」と言ったら




「すみません、30分遅れます。」



「仕事の都合で18時ごろになります。」



「ごめんね、遅れそうだから直行するね。」



「ごめん、少し遅れるわ。」



「すみません!遅れます!先始めててください!」



「一平さん、すみません、遅れます。」



と、次々と連絡来まして。






17時30分に大森駅北口改札に集合したのは14人中俺入れて3人。








うわぁ、凄い。言っても仕方ないけど、だったら店の予約もう少し遅い時間にしたのに。






お前等、居酒屋の元アルバイトだよね?客が時間通り来なかった時、ちょっと面倒臭いの知ってるよね?


5分10分の遅刻は許容範囲内だけど、30分は話が違うよね?




まぁ、俺の行きつけの店で、今日は俺達以外予約入ってないから、大丈夫だが。







3人で店に行って、ちらほらと集まりだして、先飲み物頼んじゃって、料理持って来てもらってもいいなってなったのは18時30分前。




本当はさっさと集まって、皆で色んな人の結婚やら出産やらご懐妊おめでとー!かんぱーい!



ってしたかったのに、誰かが来る度乾杯と言う流れに。







なんだこりゃ。







でも安心したのは14名でも十分楽しめたと言う事。





馬鹿な話をする奴もいれば、教員(小学と中学英語)の人もいて、今の教育現場の内情や、現状を聞けたり、思わぬ職に就いていた奴がいたり、話を聞いてて俺も楽しかったです。





これでも元教師志望なんでね。教育の制度やら決まり事やらには関心があるわけですよ。




俺は幹事と言う事と、最近酒が飲めなくなってきてるので、終始ウーロン茶だったんですけど






あれですね、もう酔っぱらっちゃうと元飲食店定員とか忘れて、完全に「ただの客」になっちゃうんですね。



まぁ、仕方ないかと温かい目で見ながら、店員さんと店長に平謝り。



そこは勿論、飲食店従業員現役ですから「いいんですよ。」と言ってくれるが、本当申し訳ない。





でもねぇ、俺も客の立場だし、13人全員目配せ出来る訳でもないし、途中から諦めました。






皆が楽しければいっか。





ミイラ取りはミイラになるもんだ。






一番しみじみと思ったのが、皆変わってないなぁと言う事。



三年前にも集まったけど、みんなが勤めていたのはもう、6、7年前。





俺も「一平さん全然変わってないね。」とか言われたけど







お前も変わってねぇよ。





と思いました。良い意味でね。





全く変わってないと言うわけではない。あの頃みたいに学生は一人もいなくて、皆、俺も含めて社会人。



そこそこ出世してたり、主婦やってたり、子どもがいたり。




一番驚いたのが、俺の二つ上の人が小二の息子がいると言う事。






小二ぃ!?





と、皆で驚いた。もうそんなに大きくなったのかと。




小二の母親になっても、マイペース。






「一平今何してるの?」




「あぁ、俺の仕事は、簡単に言うと」



「その髪、何色?」



「これはインディゴブ」




「今日誰来るの?」




「えー・・・今日は」




「何でこの店にしたの?」




「ノートにも書いたけどここにしたのは」




「一平変わらないね。」









変わんねぇのはお前だ!!俺が質問の回答する前に次の話題に移るな!!!







子育てって人それぞれなんだろうなと思いました。うん。強く。こんなんでも小学生の面倒見てるんだって。



良い意味でね!!











本当は全員とちゃんと話したかったのだが、席の都合上、ちょっとそれが難しく、解散してからもっと話したかったなぁと思いました。






会ってなかった時間に、何があって、どんな嬉しい事があったか、どんな困難を乗り越えたか、聞きたかったなぁ。







皆楽しんでくれたかなぁ?




それだけが気がかり。



まぁ、心配性なんでね。










帰り道、シラフだし、俺は楽しんだから、とても幸福感にあふれてた。





幹事しんどいなとも思ったけど、やって良かった。





また、何年後かにやるかぁ。





いつもより遅いペースで帰りました。





まだ、帰りたくないなぁなんて思いながら。





もう解散したって言うのにね。






楽しかった。嬉しかった。面白かった。幸せだった。





充実した、一日でした。








また、皆で、集まろう。






































また、会おうね。ありがとう。みんなで生きること、自分に優しくね。
ゆっくり続ける事。答えが見たかったら生きること。
生きていれば答えは見つかるよ。
またや!

卓球の人生48(うつ病になった経緯)ダブルスパートナー


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お客様も来てくださったり、大学に練習をしに行ったりして、俺は技術は着々と身に付いていた。



だが、永田さんの言った通り、俺はカットの粘りが出来ていない。


やっているつもりではあったが、まだまだ足りない。




しかしいつも通りの練習ではカットの粘りを習得するのは難しい。



俺のカットをドライブできる部員が龍田さんしかいないからだ。




強くなりたい。結果を出して、両親を安心させたい。



両親を安心させたいと言うところでは違っていたかもしれないが、久保田さんも強くなりたいと思っているのは感じた。




龍田さんもそう思っていただろうが、俺はそれに負けないつもりでいた。




大浦さんもちょくちょく顔を出してくれたり、永田さんや熊谷さん(全員北海OB)も北海に来てくれた。




それを利用しない訳がない。




この人たちのお陰でカットの粘りも少しずつ出来るようになっていった。



と言うか、甘い球が殆どないので、攻撃が出来ない。


まぁ、それでもするんだけど、性格的に。





強くなっているという実感は感じる事が難しい。



数値で表せられるわけではない、目に見えないため、実感は無かった。




それでも、練習サボるよりかは前に進んでいるだろうと思うしかなかった。






そして俺は決めたことがある。









部活後だった、久保田さんと居残り練習をしている時









「久保田さん、僕、ダブルスの件考えたんですけど・・・」




「おっ、俺と組むか?」




「いえ、やっぱりクボタツのままでいてください。パートナーの足引っ張るのは嫌なんです。」




「足なんか引っ張んないって。」




「攻撃ばかり出来る訳でもありませんし、攻撃とカットマンが組むって久保田さんが思っている以上に難しいんですよ。それに、学年的に龍田さんと組むのが自然ですし。」





「じゃあ真鍋のまま行くのか?」





「いえ、違います。」





「じゃあ誰と?」





「高井です。」





「高井!?なんでだ!?」





「カットマンとショートマンが組む方がまだ自然じゃないですか。」




「だけど、高井と一平じゃ実力差が・・・」




「実力のない奴と組んで結果を残した方が格好良いじゃないですか(笑)」






「お前なぁ、分かってると思うが、高井は村岡と同じくらいのレベルだぞ?そんな奴と組んで勝てる訳ないべ?」





「僕が、高井の良さを引き出します。」




「良さってどこ?」





「僕と同じ、ドライブを打たれる戦型というところです。」





「そりゃ、ショートマンだからな。だけど、高井だぞ?想像もできない。」




「やります。こうする事によって、高井の意識も変わるかもしれません。」




「それは俺の仕事なんだけど・・・本当に良いんだな?」




「はい、久保田さんには申し訳ないのですが、決めました。」




「勿体ないなぁ。うちにもう一人カットマンがいればなぁ・・・」




「いないという現実です。高井と組みます。」




「俺じゃ駄目なのか?」




「はい、『駄目』です。」





「お前が判断したんだから、そうしてみるか、今度北里さんが来た時に報告するよ。」



















夜の練習の日になった、北里さんが来る日だ。





久保田さんは休憩中に北里さんと何やら話していた。






多分俺のダブルスパートナーの件だろう。





部室にいた俺は久保田さんに呼び出された。






「北里さんが話があるって。」






思い返してみれば、北里さんと話すのはこれが初めてかもしれない。




急いで北里さんのもとへ向かった。






「一平。高井とダブルスを組みたいと今久保田から聞いた。」




「はい、その通りです。」




「駄目だ。」




「何故ですか?」




「もっと強いショートマンとなら納得したかもしれんが、高井は駄目だ。」




「それは、高井が弱いからですか?」




「そうだ。引き続き真鍋と組め。」




「嫌です、真鍋と組んでも伸びしろを感じないからです。」




「じゃあ何か?高井の方が伸びしろがあるとでも言いたいのか?」




北里さんは大きく煙草を吸いこみ、消した。




「分かりません。でも、高井が足りない分、僕が補います。」





「お前はどんだけ自分を強い選手だと思ってるんだ?思いあがるな。」





「少なくとも、高井よりは強いですし、松浦さんに3-0で勝ったと言う実績はあります。」




「シングルスとダブルスを一緒にするな。だったら、久保田と組む方がよっぽど現実的だ。」








久保田さん、余計な事言ったなと思った。








「久保田さんには龍田さんがいます。それに、僕と組むことによって高井の意識が変わるかもしれません。」





「お前は実力だけでなく、主将だとでも思いあがってるのか?」






「そんな事ありません、一個人、一部員です。」






「とにかく駄目だ。お前は真鍋だ。」





「ではこうしてみてはいかかでしょう?高井とダブルス組んで、秋季でベスト8入らなかったら高井の話は無しです。真鍋と組みます。一度機会をください。」






「・・・無駄だ。」






「無駄でも、秋季は全道や全国がありません。別に結果が出なくても構わないでしょう?」





「秋季の結果も、後々シードに絡んでくる。お前はそんな事も分からないのか?」






「そうなったら、真鍋と組んで、シードを打ち負かせばいいです。そして僕は馬鹿なのでそんな事も分かりません。」







「・・・高井を呼んで来い。」






「はい。」





部室にいる高井のもとへと向かった。







「高井、北里さんから話がある。ちょっと来い。」






「俺?なんで?」





「お前以外に高井がいたらそいつを呼んでる。とにかく来い。」







高井は怒られるとでも思ったのか、不安そうな顔をしていた。






多分高井も北里さんと話すのは初めてだろう。











「はい。呼ばれて来ました。」






阿保か、なんだその嫌味を含んだ言い方は。




大人しく、はい、とだけ言っとけ。









「高井、勝ちたいか?」





「勝ちたいです。」





「嘘をつくな、久保田から普段の練習態度聞いている。」






「すんません。」





馬鹿か、「すんません」じゃなくて「すみません」だ。






「ダブルスで勝ちたいか?」






「はい。」





「村岡と組んでて勝てると思うか?」






「いえ。」







「じゃあなんで村岡と組んでると思う?」





「分かりません。」










分かれよ。









「実力的にお前は村岡が相応しいからだ。」






「・・・はい。」






「もし、一平と組んだとしたら、どうなると思う?」






「えっ!?」






「一平はお前と組みたいそうだ。」







「マジで!?一平!?」






「まぁ、今この時にやっぱり止めようとも思ったが、概ねそうだ。」







「一平と組めば勝てます!」







うわぁ、何その無駄な自信。俺は勝てるとは言ってないけどな。






「一平とお前、実力差があることは分かっているな?」





「でも、同じ一年です!」









やっぱ止めようかな・・・







「真鍋も一年だ。」






北里さんは煙草に火を付けた。






「そうですけど、勝ちたいです!」





「それはお前の欲求だ。負けたいと思う奴なんていない。一平は馬鹿だが、お前はもっと馬鹿だ。」






あっ、生まれて初めて人から馬鹿呼ばわりされた。







「一平、どうする?真鍋か、久保田か、高井か。」






「・・・高井にします。」





「よっしゃぁ!!!」





自ら言ったのに貧乏くじ引いた気分だ。







「一平から条件を出された。秋季でお前と組んでベスト8入らなかったら、お前はまた村岡だ。」






「入ります!絶対に!」








だからその自信どっから湧き出てるんだよ。









「一平がカバーしてくれてか?」





「違います、一平と力を合わせてです。」





「もう一回言うが、一平とお前の実力差は分かっているな?」





北里さんは煙を大きく吐き出した。









「分かってます。」




「そんな二人をカットマンとショートマンと言うだけで組ませるだけだからな。しかも条件付きだ。一平に感謝しろ。久保田、そう言う事だ。」





「分かりました。」




「僕も分かりました。北里さん、ありがとうございます。」




「よっしゃあ!!」





嗚呼こいつ真性の馬鹿なんだな、と思った。











話を終えて部室に戻った。







「一平、お前、俺と組みたかったのか!?」





「そんな訳あるか。物凄く大雑把な消去法で考えただけだ。」




「またまたぁ、素直になれよぁ。」




「はいはい、組みたかったです。」




「よし!これで俺にもチャンスがある!」




やっぱ他力本願じゃねぇか。




「高井、お前がサボればサボるほど、遊べば遊ぶほど勝てなくなるんだからな?」




「お前こそサボるなよ?」






うーん、やっぱ今からでも止めようかな。






「分かった、サボらん。秋季ベスト8目指して頑張るぞ。」



「おー!」




「まず、ブロックとプッシュを磨け、話が進まないから。」




「大丈夫、出来るって!」






はい、俺深呼吸ぅ。






「足りない。もっとだ。今までみたいに適当に練習相手を選ぶんじゃなくて、しっかり課題を持って練習相手を選べ。」



小さな声で言った。




「分かった分かったって。そのうち俺がお前を引っ張っていくようになるから。」




あー、話の通じない奴は疲れる。




「あぁ、期待しているよ。」








「休憩時間終わりだ、練習するぞ!」



久保田さんが声を皆にかけた。




「はい!」




高井の声だけが大きかった。



これでやる気になるのなら、御の字だ。






さぁ、課題がまた増えた。




ショートマンとのダブルス・・・どういう展開になるんだべか・・・




自力もつけないとな。






課題だらけの毎日だった。






酒飲みてぇと思った日だった。





































ただ通り過ぎただけ、君が回るため。
どこ吹いた風でした。くるり、かざぐるま。

卓球の人生47(うつ病になった経緯)北海学園大学での練習


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久保田さんはあれから、吹っ切れたように練習に励んだ。



「フォア前にサーブだすから、フリックしてくれ、ドライブするからそれから俺のフォアコース、ミドルも含めて、とにかく動かすようにブロックしてくれ。」



「分かりました。時々、反撃してもいいですか?」



「いいな、そっからオールだ。」



「オッケーです。」




練習の声出しも誰よりも出してた。



全国と言う目標と、主将と言う立場がそうさせたのだろうか。




久保田さんが主将になってから大きく変わったことがある。




それは、練習に緊張感が出た。



遊んでいた、村岡や高井は注意されることが多くなり、「そんなに遊びたかったら俺と練習しろ」と久保田さんの相手させられたり、俺や龍田さんにもその役割が来たりした。



三年と佐藤さんと村石さんがいなくなった部活は、広く感じた。実際人が減ったから、広々と使えているのだが。






変わらずに嫌なところもあった。



それは、北海は週に一回、夜に練習することがある。北里さんが見に来る日に合わせて。



その時北里さんは何をするかと言うと、何もしない。体育館だと言うのに、煙草を吸いながら俺達を見ているだけだった。




それが俺はどうしても嫌だった。



頑張って練習しているところを煙草吸いながら見ると言う行為は、頑張っている俺達を見下している様に感じるからだ。



それで、練習の最後に一言言うだけ。




逆にそんなんで、週に一回よく来ようと思うよな。










練習に緊張感が出る事によって、士気が高まった。



だからと言って、チャック塗らなくなった輩が塗るようになったかと言うとそうではないのだが・・・




でも、少なくとも、前より雰囲気は部活らしくなった。





俺も、数ある課題を一つ一つ出来るようになっていった。




そして、久保田さんと時々、北海学園大学に練習に参加させてもらっていた。




大学のレギュラーの方々には、俺も久保田さんも歯が立たなかった。



少し、お門違いかもしれないが、悔しいと思った。



これだけ頑張っても、勝てないのか。



北海学園大学にはカットマンはいないと言うのに、皆カット打ちが上手い。



パワーもあるので、俺のぶつ切りカットも平気でドライブされる。



攻撃しても、平然とブロックされて反撃される。



対応しきれない。何をどうしても、自分の得点源が無い。




「アドバイスお願いします。」




と言うと、丁寧にアドバイスしてくれる。




「攻撃するってみえみえなんだよね。コースも分かるから、別に困らない。カットも威力は確かにあるけど、だったら打たなければいいし、つっつきには威力がないから、それを狙われてしまう。ただ、前陣の攻撃は良いね。なかなかいないから、良いと思う。」





「ありがとうございます。攻撃するのが見え見えって、どうしたらいいでしょうか。」




「あからさまに前に出すぎ・・・なんだけど、前陣だから仕方ないとして、ラケットをつっつきするような構えで待っていたら、少し誤魔化せる。あとコースは、バックスイングの大きさでストレートかクロスか分かる。あっ、それか、急に前に出て、前陣すれば良いかもね。」







むじぃよ!





かなり的確なアドバイスかもしれんが、難しい事を平気で言ってくれる。





これも課題か・・・





「ありがとうございます。本当に勉強になります。」




「次、永田と試合してみ?そろそろ交代だから。あいつの方がいいアドバイスくれるよ。」





いやいやいや、あなた様で十分ひれ伏しますよ。





永田さんは、俺は中二から北海高校に練習に来ていたので、何度もお世話になっていた。




全っ然敵わなかったが、今はどうだろうか・・・?






「永田さん、次僕とゲームしてもらえませんか?」




「おう、一平。いいぞ。活躍してるらしいじゃん。」




「いえいえ、まだまだです。」




「どうやって、攻めたらいい?」




もう、実力差が大きくあるので、ゲームでも手加減ではないが、身になる方法で相手してくれるのだ。




「僕が最も点数の取れない攻め方でお願いします。」




「分かった。聞くけど、お前が最も得点出来るのは何だ?」




「えー・・・んー・・・」




色々悩んだ。やっぱりカットをミスさせる事か?つっつかれたら攻撃する事か?前陣での攻撃か?意表を突く事か?






「それがすぐに言えないことが駄目だ。」






目から鱗。かなりへこんだ。





「すみません・・・」




「いや、それを今気付けて良かったよ。自分の一番の強味を決めておけ、それが駄目だったら第二候補、それも駄目だったら第三候補。それが馬目だったら、考え直す。」




「はい、すみません・・・」




「いや、謝る事ないって(笑)俺もそう思ったのは高二からだし、高一で気付けたお前はラッキーだな。」





いや、ラッキーじゃねぇよ、あなた様のお陰ですよ。





「分かりました、今決めました。ただ、それは言いません、それで相手してください。」




「分かった、ただ、今この場で決めるのは、早すぎるから、一旦それだと仮定して、やってみ。やってみてから変えてもいいから、試行錯誤だ。」






えー、人間四つも歳が違うとこんなに大人になれるの?


俺、四年後、こんな事言えるかな?






「はい、分かりました。お願いします。」




「本気で行くけど、へこむなよ?」





いや、既にへこんでるんですがね。




お手柔らかにと言いそうになったが





「へこみません。」




とだけ言った。










永田さんとのゲーム、俺はカットをネットミスさせることを一番として考えた。




二番は意表を突く。



三番は前陣速攻。









「お願いします。」








永田さんは俺のバックにロングサーブを全然出さなかった。



そりゃあ知ってるでしょうね、それが最も俺が得意としていることは。




とにかくフォア前、バック前。




永田さんサーブ上手すぎ、レシーブミスしないことがやっとだ。





フリックも何度か練習がてらやったが、意味がないと言うか、ドライブで返される。



それを前陣速攻するしかなかった。



つっついて、カットに持ち込んで切ってネットミスを誘うが、全然ネットミスしない。



そうですよね、永田さんの筋肉量は知ってます。あと何故か靴のサイズが人より少し小さい事も知ってます(笑)




ドライブも重い。とても。龍田さんより、もっと。




それをフォアカットは良い。でも、バックカットを切るのがとてもとても難しい。




これも課題か・・・



じゃあ、意表をついてみるか。





カットを切らない、ナックルにする。



それを後陣で軽く攻撃した後、素早く前に出て、速攻。



決まった。これ、いんでね?



と思ったが、意表はパターン化してしまえば意表ではなくなってしまう。



次、何ができる?



ストップして、バックフリックして、攻撃連打。




あかん、全然効いてへん。



なら、回り込んで・・・



と思ったところにフォアに打たれる。




全然バレてる・・・






じゃあ前陣で点数を取る。




これは嫌と言うほど練習している。




特にバックハンドは実は厚さが薄だからか、表のようにナックルで攻撃が出来る。



ナックルで攻撃が出来ると言うより、勝手にナックルになってしまう癖玉だった。




これがなかなか効いた。ネットミスしてくれた。






1-3で負けたが、0-3じゃなかったことに、情けないが、安堵した。






「一平、強くなったなぁ。あの頃(中二の頃かな?)とは全然違うよ。うん、高一でこれだけ強ければ北里さんが期待するのも当然だわ。」




北里さんは、学園大学でも監督をしていた。





「北里さんが期待?初耳ですね。」



「まぁ、表には出さないが、少し話はしている。」




「そうですか。それよりも、アドバイスお願いします。」





「まず、カットがキレてるのが分かるから、それを打たなければいいと思ってしまうな。」




俺の持ち味は、バックカットが切れているか切れていないか分かりにくいところが強みだったのに・・・





「ただ、フォアカットの威力には驚いた。つっつきしても、ラバーがすべる。これは良いな。見た事ない。攻撃は、んー、言いにくいんだが、所詮カットマンの攻撃力じゃ、ドライブマンのようにはいかないんだよな。対応出来る。でも、前陣って言うのは良い。打点がかなり速いな。付いていくのがやっとだったわ。あと何でバックハンドナックルなんだ?」




「僕も分からないんですが、薄だからか、ナックルになるんですよね。謎です。」




「それは使える。実際、何度も俺ネットミスしたしな。と言うか、所詮とは言ったが、ここまで攻撃出来るようになるのに、かなり練習したんじゃないか?下手な前陣速攻よりよっぽど速い。」




「後陣は、何て言うんでしょうか、好きじゃないんですよね。反射神経が良い方なので、前陣で攻撃するのが楽しいんです。あと・・・カット打ちが嫌だから、練習したくないと言われて、攻撃するので相手してくださいと言って、攻撃の練習が自然と重点的になったりしたと言うのもあります。」




「そんなこと言う奴がいるのか、お前も大変だな。だからか、攻撃が良い分、カットマンとしての本領が足りないな。」




「つまり、カットが効いてないと言う事でしょうか?」



「そう、粘りも足りないし、威力も分かるし、コースも甘い。」




へこむな俺。




「はい。それはあると思います。」




「特に高くカットしてくるときは誘ってるなと見え見え。まぁ、高校生ならそれに手を出すかもしれないが、俺はその誘いには乗らない。もう少し、自然に。あとナックルも増やせ、分かりにくく。攻撃してくる時も見え見え。もっと分かりにくく。」







むじぃよ!!






「分かりました。」




「なんで俺が1セット取られたか分かるか?」




「カットと攻撃を混ぜたからでしょうか?」




「おっ、分かってるじゃん。そう、単調なやり方じゃなくなったからだ。俺の想定外の事をしてきたし、バックハンドのナックルが嫌だった。更にはカット打ちした後の攻撃への対応って、やっぱり難しいんだよ。テンポが違うから。それを活かしていけばいい。」




「本っ当に勉強になります。ありがとうございます。」




「まぁ、辛辣な事も言ったかもしれないけど、お前は十分強いよ。本当だぞ?お世辞じゃなくて。俺もそっちに練習しに行ってお前の様子見るようにするわ。」







あなたは神ですか?





「ありがとうございます!」




「言いたいことはこれくらいかな。あとは自分で考えろ。」





「はい!ありがとうございました!」




深々と礼をした。


















「久保田さーん・・・」




「ん?なした?」




「もう、毎日練習ボイコットして、ここで練習しません?」




「分かるわぁ。それが出来たらしてるわぁ・・・」



「ですよねぇ・・・」






大学での練習は刺激的で、本当に楽しかった。



へこむけど。































追いかけて、追いかけても、掴めないものばかりさ。
愛して、愛しても、近付く程見えない。

ヘアカラー~インディゴアッシュへの旅~





多分誰も覚えてないだろうし、俺も遡るの面倒だからスルーなんだけど、以前髪をマッドに染めたって言ったじゃないですか。






いや、言ったんですよ。はい。絶対言った。






結構気に入ってたんですよ。くすんだ感じがおっしゃれー、とても30歳がする髪色じゃないよね♬って一人キャピキャピしてたんですよ。三十路が。



緑と黄土色足した感じだったんですね。




まずそっから説明すると、 本当は18トーンのアッシュにしたかったんですよ。



でも、自分で染めるなんてしたことないから、床屋にお願いしようと思って、即電話したんですね。






「もしもし、一平ですけど、あっ、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今日って時間問わないんですけどカラーとカットお願いできます?」




「これからですか?」




14時なうでした。




「はい、何時でもいいんで。『始まりはいつも雨みたいに』」



「えっ?」




「あっ、えっと・・・『始まりはぁ、いーつも雨ぇ』って歌知りません?あっ、知らなくていいです。何時でもいいって意味です。はい。」



星をよけてぇの何処が何時でもいいのか、完全に滑ってしまったので無かった事に。




「ちょっと確認しますね?・・・カラーとカットなら、17時からでしたら大丈夫ですよ。」



「因みにカラーは18トーンのアッシュでお願いしたいんですけど。」



「18トーンですか・・・少々お待ちください。」





この時、自分の知識の無さが露呈しましたね。ブリーチすれば行けるべくらいに思ってたんですよね。







「もしもしお電話変わりました、正義(まさよし)です。18トーンとなりますと、ブリーチを5回してから色入れますんで、時間と値段がかなりかかってしまうんですけど・・・」








正義さんは店長で、俺の担当で、互いに名字が鈴木なんです。






「5回!?えっ、ブリーチを!?」





「はい、18トーンは5回はしますね。」






なん・・・だと・・・(BLEACH)






「えっ?ブリーチ5回って死にません?毛根と言うか、生命に異常きたしません?」





「死にませんが、死ぬ程痛いです。18トーンとか入れるとなると、かなり気合とお金がかかります。」





「カット込みでいくらですか?」






「そうですねぇ・・・28000円ですね。」






「28000円!?お財布が死んじゃうじゃないですか!!えっ、お洒落ってそんなにお金かかるんですか!?ちょっと待ってください、ストップ!!ストーップ!!無理です!止めます!じゃあ、せこいんですけど、ブリーチは自分でします!」






「そうした方がいいと思いますが、5回は本当に痛いですよ?」






「じゃあ出来る範囲でしますんで、色だけ入れてください。っで17時に行きますので。」




「では、要相談って事で、17時にお待ちしてますね。」





「はい。失礼します。」






薬局へダッシュ!!





パルティとギャッツビーのブリーチ購入。









初めての自分での髪染め。








大丈夫だ、説明書通りにすれば・・・








一回目塗りたくる。






ブリーチのツーンとする香りがきつい。





そして一回目にして、既に痛い。でもまぁ、我慢は全然できるレベル。






30分放置してシャワーで洗い流す。






おぉ、金髪だ。







乾かして、二回目を塗りたくる。






3分後










えっ、待って待って待って、痛い痛い痛い!!






10分後







痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!無理!!死ぬって!!


でも我慢だ。耐えろ一平。忍耐だ。





なんとか30分放置。






シャワー





あー、沁みるすっごい沁みる!!なんだこれ、俺の頭皮大丈夫!?


これ大丈夫なん!?死なない?死なない!?




水を足してぬるま湯に。それでも沁みる。






乾かす。







「うわ、金って言うか、白に近いじゃん。ブリーチすげぇ。」







こんだけやりゃあいいべ。と時間が迫って来たんで床屋へ。








「お待ちしておりましたー。うぉ、一平ちゃん頑張りましたね。」






「滅茶苦茶痛かったよ!!5回とか死んじゃうじゃん!!」





「本当に死ぬ程痛いんですって。まぁ、こちらへ掛けてください。」





「っで、この色にアッシュ入れたら、何トーンになります?」





カラーのバリエーションカタログみたいなもの見せられて




「結構頑張ったんで、12トーンは行けるんですけど・・・」




「これで12!?これで!?12!?」





「あっ、でも自分でやったにしてはムラ無く、綺麗に脱色出来てますよ。」





「塗りたくって、サランラップ5重くらいして30分放置×2したんで。」






「っで、アッシュって赤みがかった日本人には入りにくい色なんですよ。だからこの色にしようとすると・・・難しいんですよねぇ。アッシュ入れて、このマッドの色になる予感がしますね、経験上。」




「あっ、マッドでもいいですよ。くすみがかってていいです。」




「ただ、絶対とは言えないんですよ、もしかしたら、この色の仕上がりになるかもしれません。」





「え?これ、黒髪と違い分からなくないですか?」




「そうなんですよ。どうなるか、一平ちゃんの髪質との勝負になるんで。」





「もう、やりましょう。レッツチャレンジ!」






「了解です。では、ここに一筆を。」





「一筆?何故に?」







「思ったような色にならなくても訴訟されないようにです。」






「訴訟って・・・俺弁護士雇う金無いですよ・・・」





「でも、皆さんにお願いしてるんで。」





「えっ?ガチで?」







「ガチで。」









「そんな髪の色ごときで訴訟なんてしないのに・・・はい、書きました。」






「はい、確かに。ではレッツゴーと行く前に、先にカットしましょう。どうします?」





「伸ばしたいんで、空くだけでいいです。トップ短めに。」





ちゃちゃちゃっとカット終了。





「じゃあ、カラーに入ります。これも言っておきますが、痛いです。





「ブリーチ2回目より?」







「痛いです。」






「忍耐の一平と言う二つ名があるんで大丈夫です。・・・多分。痛くても痛いと言いません。」







「はい、じゃあ塗っていきますね。」





と、二人掛かりで塗り塗り。








すんごい痛い。でも、痛いとは言わない。







塗り塗り。








滅茶苦茶痛い。本当に痛い。









「痛くないですかぁ?」







我慢我慢。






頑張れる子、俺。
























「いってぇよぉ!すんげぇいってぇよぉ!!泣今すぐ止めたいよぉ・・・」







「止めます?」








「いえ、忍耐の一平なんで。んで、何分!?何分放置!?」






「今から20分です。」







「死なない?俺、死なない?」









「死なない死なない。死ぬ程痛いだけ。






「命さえあれば、人生なんとかなると思ってるから。・・・建前は!!





10分後、色確認。








「おっ、一平ちゃん、良い感じですよ。暗くはならなそうですよ。」








「あと何分!?あと何分!?」







「あと10分でーす。」







「おっけ、俺、頑張れる子。」










10分後







「はい、オッケーです。洗い流しますね。」






「ぬるま湯で、ぬるま湯で!!優しく!!優しくね!!」






「はい。大丈夫ですよ。」






「あぁ、凄い、あの、凄い、いや、別に痛くないんだけどね、こう、襟足がね、別に痛くないんだけど・・・こう、台に触れると・・・」





「痛い?」








「いっだい!!」







「はーい、我慢してくださーい。首上げちゃ駄目ですよぉ。」






「はい・・・」







んで、洗い終わって、乾かしてみると。










「素晴らしい・・・」





本当にカタログ通りの色やん。






「上手くいきましたね。」




「はい、訴訟しないんで、安心してください。」








と言う事で、万々歳だったんだけど、二週間程した今、緑が大分落ちてきまして、こう、何とも個性の無い色になりまして。




マッドもまた、儚いのね。と実感しまして。




んでジャスティスさんが言ってたんですけど、お店でするカラーよりも、市販のカラーリング剤の方が実は強かったりするらしいので、今度は自分でカラーしてみようと。






ドン・キホーテに売ってたインディゴアッシュなるものを一昨日買いまして。









レッツカラー!!となった訳です。





まぁ、別にブリーチとやり方はなんも違いはありませんし、塗りたくって、またサランラップ5重にしてたんですね。





サランラップ巻いてると変化が。






サランラップが青くなっていく。






大丈夫?これ大丈夫?俺がなりたいのは青じゃなくて、アッシュだよ?









大丈夫?ねぇ、大丈夫だって言って・・・





サランラップはどんどん青くなっていって、巻きすぎているからラップが乱反射して髪がどうなってんのか全っ然分かんないけど、大丈夫だよね?





乱反射と言えば、やっぱり猫が好きと言う番組で、白いものだけで洗濯機回してて、レイちゃんが適当にそこに真っ赤な服入れて、色落ちで全部ピンクになったと言う回がありまして。




かーやが「何で確認しないで入れるのよぉ」と言って







「あたしが赤い服入れたら乱反射して全部が赤いものに見えたのよ!!」






とレイちゃんが物凄い言い訳で逆切れしてたけど、本当、乱反射でなんも分かんねぇわと思いました。





まぁ、いい、30分放置だ。





もみあげだけ確認できたけど、黒く感じましたが、まぁ仕上がりはあくまでも乾かしてからだしな。






そして今回は痛くない。




30分後ラップから脱皮。







うむ、黒い。まぁ、青いより良いか。






とにかくシャワー。








くそぅ、沁みる・・・





我慢我慢。




よく流してシャンプー。






どんな色になるかちょっと楽しみだったのと、まぁ念のためシャンプーは二回しようと思ってたんで、そのシャンプーを流しながら、大塚愛よろしく



「もーいっかい!♬」



って歌おうとしたら、滅茶苦茶シャンプーががっつり口に入って







「もーいガブルゴケるちゃ!」






とかアローラ地方に生息している準伝説のポケモンみたいな悲鳴上げて、急いで口ゆすいで、




何やってんの俺?




と自分に危機感持ちました。なんで上向きで歌うの?死ぬよ?





落ち着いて二回目のシャンプーも念入りにして、トリートメントを。






買っといてなんなんですけど、今俺が使ってるトリートメント二段階するんですよね。何故か。


一回目と二回目で保護するところが違うのか知らんけど、面倒臭いんですよね。


買う時は「良いじゃん!髪に優しいじゃん!」とか思ってたけど、普通に面倒だよね。



でも、ちゃんと従う辺りが俺らしいよね。




ただ、シャンプーも念入りにしたもんだから一回目のトリートメントの時点でのぼせてきてしまいまして。


水を少し足したんですね。



寒い。



水止める。



暑い。



もう良い、洗い流す。




二回目塗りたくる。



暑い。



水を少しだけ足す。



寒い。





我慢。





洗い流す。







そう言えば、カラーリング剤の中に、アフターヘアパックとか言うのあったな。





はぁ?めんどくせぇよ。




それして何か変わるの?





美容室でするトリートメント並みの効果あんの?





絶対無いよね?




一時の効果だよね?まやかしだよね?





とか思いつつもちゃんとする辺りが俺らしいよね。





塗りたくる。




あっ、すっごいいい香り。




これは、フルーティフローラルの香りだ。




分かる。素人には分からないかもしれないが、俺には分かる。





すごーい!フルーティフローラルのかほりだ!





あはは、俺には分かる!







だってパッケージに書いてあるもん!







いや、それより、寒ぃよ。



冷静に考えてみれば、シャワー止めればいいんだ。




シャワー止めて、2分程放置。





よし、体の熱も大分逃げた。





お湯を出す。





冷水じゃばー。




ん?10秒ほど待てばお湯出るべ。







「すこーしもさむく♬ねぇ分けねぇだろ!!」




急いで止める。




ユニットバスの扉を少し開け、確認。






「相方ぁ、もしかしてお湯使ってる?」



「うん、食器洗ってる。」



「ふぅん、どうしていつもやらないことを、このタイミングで?」



「飯食いたくなって、茶碗が無かったから、それで。」



「実はさぁ、今俺頭ゆすぎたくて仕方がないんだよね、いや、本当、三大欲求並みに。」



「うん、俺も腹減ってる。」




「分かるわぁ。でも、俺ちょっとエマージェンシーなんだよね。」




「俺の空腹よりも?」




「どうかなぁ?いや、分からないなぁ。」




「全部洗うから。5分程で終わる。」




「あぁ、そう、助かるわぁ。うん、絶妙なタイミングだね。」





5分程顔がぬるぬる。




「終わった。」




「はい、ありがとう!」





即お湯。即洗い流す。






寒ぃよ!!







まぁ、何とか流し終えて、乾かしてみる。


















ん?


















あれ?













青?




















これ黒・・・だよね?











これ黒くね?










「あれ、髪黒くしたんだ。」





「いやぁ、そんなつもりは毛頭も無かったんだが・・・」








灯りのある、バスの鏡で確認。






黒い。







間近で見てみる。














あー、成る程。














あー、確かに、アッシュかも。









分かる人には分かるな。











つまりは分からない人には分からないな。











そう、これが、あえてのお洒落!








15センチほどの近距離じゃなきゃ分からないアッシュ。








あえてのアッシュ?








気付かれないあえてのアッシュ。










あえての気付かれないアッシュにスリーニキータ。







サンクススリーニキータ。









もうやんない!!
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