多分誰も覚えてないだろうし、俺も遡るの面倒だからスルーなんだけど、以前髪をマッドに染めたって言ったじゃないですか。






いや、言ったんですよ。はい。絶対言った。






結構気に入ってたんですよ。くすんだ感じがおっしゃれー、とても30歳がする髪色じゃないよね♬って一人キャピキャピしてたんですよ。三十路が。



緑と黄土色足した感じだったんですね。




まずそっから説明すると、 本当は18トーンのアッシュにしたかったんですよ。



でも、自分で染めるなんてしたことないから、床屋にお願いしようと思って、即電話したんですね。






「もしもし、一平ですけど、あっ、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今日って時間問わないんですけどカラーとカットお願いできます?」




「これからですか?」




14時なうでした。




「はい、何時でもいいんで。『始まりはいつも雨みたいに』」



「えっ?」




「あっ、えっと・・・『始まりはぁ、いーつも雨ぇ』って歌知りません?あっ、知らなくていいです。何時でもいいって意味です。はい。」



星をよけてぇの何処が何時でもいいのか、完全に滑ってしまったので無かった事に。




「ちょっと確認しますね?・・・カラーとカットなら、17時からでしたら大丈夫ですよ。」



「因みにカラーは18トーンのアッシュでお願いしたいんですけど。」



「18トーンですか・・・少々お待ちください。」





この時、自分の知識の無さが露呈しましたね。ブリーチすれば行けるべくらいに思ってたんですよね。







「もしもしお電話変わりました、正義(まさよし)です。18トーンとなりますと、ブリーチを5回してから色入れますんで、時間と値段がかなりかかってしまうんですけど・・・」








正義さんは店長で、俺の担当で、互いに名字が鈴木なんです。






「5回!?えっ、ブリーチを!?」





「はい、18トーンは5回はしますね。」






なん・・・だと・・・(BLEACH)






「えっ?ブリーチ5回って死にません?毛根と言うか、生命に異常きたしません?」





「死にませんが、死ぬ程痛いです。18トーンとか入れるとなると、かなり気合とお金がかかります。」





「カット込みでいくらですか?」






「そうですねぇ・・・28000円ですね。」






「28000円!?お財布が死んじゃうじゃないですか!!えっ、お洒落ってそんなにお金かかるんですか!?ちょっと待ってください、ストップ!!ストーップ!!無理です!止めます!じゃあ、せこいんですけど、ブリーチは自分でします!」






「そうした方がいいと思いますが、5回は本当に痛いですよ?」






「じゃあ出来る範囲でしますんで、色だけ入れてください。っで17時に行きますので。」




「では、要相談って事で、17時にお待ちしてますね。」





「はい。失礼します。」






薬局へダッシュ!!





パルティとギャッツビーのブリーチ購入。









初めての自分での髪染め。








大丈夫だ、説明書通りにすれば・・・








一回目塗りたくる。






ブリーチのツーンとする香りがきつい。





そして一回目にして、既に痛い。でもまぁ、我慢は全然できるレベル。






30分放置してシャワーで洗い流す。






おぉ、金髪だ。







乾かして、二回目を塗りたくる。






3分後










えっ、待って待って待って、痛い痛い痛い!!






10分後







痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!無理!!死ぬって!!


でも我慢だ。耐えろ一平。忍耐だ。





なんとか30分放置。






シャワー





あー、沁みるすっごい沁みる!!なんだこれ、俺の頭皮大丈夫!?


これ大丈夫なん!?死なない?死なない!?




水を足してぬるま湯に。それでも沁みる。






乾かす。







「うわ、金って言うか、白に近いじゃん。ブリーチすげぇ。」







こんだけやりゃあいいべ。と時間が迫って来たんで床屋へ。








「お待ちしておりましたー。うぉ、一平ちゃん頑張りましたね。」






「滅茶苦茶痛かったよ!!5回とか死んじゃうじゃん!!」





「本当に死ぬ程痛いんですって。まぁ、こちらへ掛けてください。」





「っで、この色にアッシュ入れたら、何トーンになります?」





カラーのバリエーションカタログみたいなもの見せられて




「結構頑張ったんで、12トーンは行けるんですけど・・・」




「これで12!?これで!?12!?」





「あっ、でも自分でやったにしてはムラ無く、綺麗に脱色出来てますよ。」





「塗りたくって、サランラップ5重くらいして30分放置×2したんで。」






「っで、アッシュって赤みがかった日本人には入りにくい色なんですよ。だからこの色にしようとすると・・・難しいんですよねぇ。アッシュ入れて、このマッドの色になる予感がしますね、経験上。」




「あっ、マッドでもいいですよ。くすみがかってていいです。」




「ただ、絶対とは言えないんですよ、もしかしたら、この色の仕上がりになるかもしれません。」





「え?これ、黒髪と違い分からなくないですか?」




「そうなんですよ。どうなるか、一平ちゃんの髪質との勝負になるんで。」





「もう、やりましょう。レッツチャレンジ!」






「了解です。では、ここに一筆を。」





「一筆?何故に?」







「思ったような色にならなくても訴訟されないようにです。」






「訴訟って・・・俺弁護士雇う金無いですよ・・・」





「でも、皆さんにお願いしてるんで。」





「えっ?ガチで?」







「ガチで。」









「そんな髪の色ごときで訴訟なんてしないのに・・・はい、書きました。」






「はい、確かに。ではレッツゴーと行く前に、先にカットしましょう。どうします?」





「伸ばしたいんで、空くだけでいいです。トップ短めに。」





ちゃちゃちゃっとカット終了。





「じゃあ、カラーに入ります。これも言っておきますが、痛いです。





「ブリーチ2回目より?」







「痛いです。」






「忍耐の一平と言う二つ名があるんで大丈夫です。・・・多分。痛くても痛いと言いません。」







「はい、じゃあ塗っていきますね。」





と、二人掛かりで塗り塗り。








すんごい痛い。でも、痛いとは言わない。







塗り塗り。








滅茶苦茶痛い。本当に痛い。









「痛くないですかぁ?」







我慢我慢。






頑張れる子、俺。
























「いってぇよぉ!すんげぇいってぇよぉ!!泣今すぐ止めたいよぉ・・・」







「止めます?」








「いえ、忍耐の一平なんで。んで、何分!?何分放置!?」






「今から20分です。」







「死なない?俺、死なない?」









「死なない死なない。死ぬ程痛いだけ。






「命さえあれば、人生なんとかなると思ってるから。・・・建前は!!





10分後、色確認。








「おっ、一平ちゃん、良い感じですよ。暗くはならなそうですよ。」








「あと何分!?あと何分!?」







「あと10分でーす。」







「おっけ、俺、頑張れる子。」










10分後







「はい、オッケーです。洗い流しますね。」






「ぬるま湯で、ぬるま湯で!!優しく!!優しくね!!」






「はい。大丈夫ですよ。」






「あぁ、凄い、あの、凄い、いや、別に痛くないんだけどね、こう、襟足がね、別に痛くないんだけど・・・こう、台に触れると・・・」





「痛い?」








「いっだい!!」







「はーい、我慢してくださーい。首上げちゃ駄目ですよぉ。」






「はい・・・」







んで、洗い終わって、乾かしてみると。










「素晴らしい・・・」





本当にカタログ通りの色やん。






「上手くいきましたね。」




「はい、訴訟しないんで、安心してください。」








と言う事で、万々歳だったんだけど、二週間程した今、緑が大分落ちてきまして、こう、何とも個性の無い色になりまして。




マッドもまた、儚いのね。と実感しまして。




んでジャスティスさんが言ってたんですけど、お店でするカラーよりも、市販のカラーリング剤の方が実は強かったりするらしいので、今度は自分でカラーしてみようと。






ドン・キホーテに売ってたインディゴアッシュなるものを一昨日買いまして。









レッツカラー!!となった訳です。





まぁ、別にブリーチとやり方はなんも違いはありませんし、塗りたくって、またサランラップ5重にしてたんですね。





サランラップ巻いてると変化が。






サランラップが青くなっていく。






大丈夫?これ大丈夫?俺がなりたいのは青じゃなくて、アッシュだよ?









大丈夫?ねぇ、大丈夫だって言って・・・





サランラップはどんどん青くなっていって、巻きすぎているからラップが乱反射して髪がどうなってんのか全っ然分かんないけど、大丈夫だよね?





乱反射と言えば、やっぱり猫が好きと言う番組で、白いものだけで洗濯機回してて、レイちゃんが適当にそこに真っ赤な服入れて、色落ちで全部ピンクになったと言う回がありまして。




かーやが「何で確認しないで入れるのよぉ」と言って







「あたしが赤い服入れたら乱反射して全部が赤いものに見えたのよ!!」






とレイちゃんが物凄い言い訳で逆切れしてたけど、本当、乱反射でなんも分かんねぇわと思いました。





まぁ、いい、30分放置だ。





もみあげだけ確認できたけど、黒く感じましたが、まぁ仕上がりはあくまでも乾かしてからだしな。






そして今回は痛くない。




30分後ラップから脱皮。







うむ、黒い。まぁ、青いより良いか。






とにかくシャワー。








くそぅ、沁みる・・・





我慢我慢。




よく流してシャンプー。






どんな色になるかちょっと楽しみだったのと、まぁ念のためシャンプーは二回しようと思ってたんで、そのシャンプーを流しながら、大塚愛よろしく



「もーいっかい!♬」



って歌おうとしたら、滅茶苦茶シャンプーががっつり口に入って







「もーいガブルゴケるちゃ!」






とかアローラ地方に生息している準伝説のポケモンみたいな悲鳴上げて、急いで口ゆすいで、




何やってんの俺?




と自分に危機感持ちました。なんで上向きで歌うの?死ぬよ?





落ち着いて二回目のシャンプーも念入りにして、トリートメントを。






買っといてなんなんですけど、今俺が使ってるトリートメント二段階するんですよね。何故か。


一回目と二回目で保護するところが違うのか知らんけど、面倒臭いんですよね。


買う時は「良いじゃん!髪に優しいじゃん!」とか思ってたけど、普通に面倒だよね。



でも、ちゃんと従う辺りが俺らしいよね。




ただ、シャンプーも念入りにしたもんだから一回目のトリートメントの時点でのぼせてきてしまいまして。


水を少し足したんですね。



寒い。



水止める。



暑い。



もう良い、洗い流す。




二回目塗りたくる。



暑い。



水を少しだけ足す。



寒い。





我慢。





洗い流す。







そう言えば、カラーリング剤の中に、アフターヘアパックとか言うのあったな。





はぁ?めんどくせぇよ。




それして何か変わるの?





美容室でするトリートメント並みの効果あんの?





絶対無いよね?




一時の効果だよね?まやかしだよね?





とか思いつつもちゃんとする辺りが俺らしいよね。





塗りたくる。




あっ、すっごいいい香り。




これは、フルーティフローラルの香りだ。




分かる。素人には分からないかもしれないが、俺には分かる。





すごーい!フルーティフローラルのかほりだ!





あはは、俺には分かる!







だってパッケージに書いてあるもん!







いや、それより、寒ぃよ。



冷静に考えてみれば、シャワー止めればいいんだ。




シャワー止めて、2分程放置。





よし、体の熱も大分逃げた。





お湯を出す。





冷水じゃばー。




ん?10秒ほど待てばお湯出るべ。







「すこーしもさむく♬ねぇ分けねぇだろ!!」




急いで止める。




ユニットバスの扉を少し開け、確認。






「相方ぁ、もしかしてお湯使ってる?」



「うん、食器洗ってる。」



「ふぅん、どうしていつもやらないことを、このタイミングで?」



「飯食いたくなって、茶碗が無かったから、それで。」



「実はさぁ、今俺頭ゆすぎたくて仕方がないんだよね、いや、本当、三大欲求並みに。」



「うん、俺も腹減ってる。」




「分かるわぁ。でも、俺ちょっとエマージェンシーなんだよね。」




「俺の空腹よりも?」




「どうかなぁ?いや、分からないなぁ。」




「全部洗うから。5分程で終わる。」




「あぁ、そう、助かるわぁ。うん、絶妙なタイミングだね。」





5分程顔がぬるぬる。




「終わった。」




「はい、ありがとう!」





即お湯。即洗い流す。






寒ぃよ!!







まぁ、何とか流し終えて、乾かしてみる。


















ん?


















あれ?













青?




















これ黒・・・だよね?











これ黒くね?










「あれ、髪黒くしたんだ。」





「いやぁ、そんなつもりは毛頭も無かったんだが・・・」








灯りのある、バスの鏡で確認。






黒い。







間近で見てみる。














あー、成る程。














あー、確かに、アッシュかも。









分かる人には分かるな。











つまりは分からない人には分からないな。











そう、これが、あえてのお洒落!








15センチほどの近距離じゃなきゃ分からないアッシュ。








あえてのアッシュ?








気付かれないあえてのアッシュ。










あえての気付かれないアッシュにスリーニキータ。







サンクススリーニキータ。









もうやんない!!