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「中国人民銀行が14日発表した3月末の外貨準備高は、前年同期比24.4%増の3兆447億ドル(約254兆円)と初めて3兆ドルを突破し、過去最高を更新した。日本の3月末の外貨準備の2.7倍に達しており、世界一を維持したとみられる」と4月14日付の共同通信社が報じた。

この外貨準備高の拡大の理由を同日付の日本経済新聞は、「人民銀が元相場を実勢より低く保つために大規模な為替介入を実施しているためだ」としている。また、昨年秋に米国が行った6000億ドルの国債を買い入れる追加の量的緩和政策に踏み切ってから、「世界的にだぶついたマネーが利上げを続ける中国に流れ込み」、人民銀は介入の拡大を余儀なくされている。

今年1~3月に貿易収支で7年ぶりに赤字となったが、外貨準備の増勢に歯止めがかかっていない。 人民銀の為替介入が資金の市場流入を招き、「物価や不動産価格を押し上げる要因」にもなっている。これに対し、温家宝首相は、「13日に、『元相場の弾力性を高め、インフレの条件を取り除く』」と述べた。

同紙は、「人民銀は為替介入を減らし、元高を容認する時機を探っているとみられる」とした。

China Watch Times / An Arms Watcher

記事元
共同通信
中国外貨準備、3兆ドル突破 利上げで資金流入加速

日本経済新聞
中国外貨準備、初めて3兆ドル超す 「元安」政策に限界