●国美電器、最終赤字に 1~9月
中国家電量販店の国美電器控股が19日に発表した2012年1月~9月期決算は、最終損益が6億8670万元(約89億円)の赤字となり、前年同時期の約18億円の黒字から大きく転落したと、11月20日付の日本経済新聞は報じた。
今年1~9月期に赤字幅が拡大。背景には、「景気減速による消費意欲の減退に加え、従業員の賃金や店舗賃料の上昇や電子商品取引事業での先行投資もかさんだ」事がある。
同時期の売り上げ高は360億5700元で前年同期比18%減少。中国政府による農村の家電普及策などの一連の消費刺激策が昨年末までに終了した事も、大幅な減収につながったという。
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2001M_Q2A121C1EB2000/
●中国の富裕層、2020年までに2億人を突破
中国の富裕層消費者は2020年までに2億8000万人に達し、現在の1億2000万人から2倍以上に増える事がボストン・コンサルティング・グループの最近の調査でこのような見通しを明らかにした。
BCGはこうした中国の「豊かな層」を家計の年間可処分所得が2万~1000万ドル(約160万~8120万)の人々と定義した。この年間可処分所得が4万~100万ドルの上位の富裕層は、2億8000万人全体のうち40%を占める見込み。
ウォール・ストリート・ジャーナル
中国の富裕層、2020年までに2億8000万人に
http://jp.wsj.com/World/China/node_551141
●鉄鉱石生産会社の減税検討
工業情報省は、国内の鉄鉱石生産会社に対する現行税率は合計25%前後だが、これを最大で半分にすることを検討している。
これは、国内の鉄鉱石生産会社は生産コストが高く、豪リオ・ティントやBHPビリトンなどの海外勢との価格面で競争できない現状がある。また、国内の鉄鋼メーカーも鉄鉱石の調達を輸入に依存している。
国内企業の平均生産コストは「1トン当たり90-100ドル」、豪大手は「30-50ドル」。
ロイター
中国、鉄鉱石生産会社の減税検討=中国証券報
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK827581720121120