2016年10月04日
インドネシア空軍、最大規模の演習を行う=南シナ海
インドネシア空軍は、今週過去最大規模の軍事演習を南シナ海上の同国領土周辺で行っていると10月4日付のロイター通信は報じた。
この訓練には、2000人以上の人員と同国が保有するスホーイ戦闘機とF16戦闘機などの航空部隊が参加。2週間にわたって行われる予定。
去る今年6月、ジョコ・ウィドド大統領はインドネシア海軍と中国漁船の対立後、インドネシアの領土であるナトゥナ諸島周辺の同国の領有権、ガス開発権と軍事施設を支援するため過去最大級の演習を行っている。
中国はインドネシアと南シナ海の島しょで領有権を争っていないが、ナトゥナ諸島近海でインドネシアが設定しているEEZが、中国が管轄権を主張する九段線と一部重複しており、係争海域となっている。
インドネシアは、このナトゥナ諸島の空軍施設の強化を計画するなど警戒を強めている。去年9月、一連の同国海軍と中国漁船および武装艦の間で発生した衝突後、リャミザルド国防相は、同諸島を視察し、新たに海軍艦船3隻と特殊部隊、さらに空軍の戦闘機4機を追加で配備する計画を表明している。
An Arms Watcher
記事元
Reuters
Indonesia air force holds its largest military exercise in South China Sea