インド軍の増強
2018年03月18日
インド、F/A-18戦闘機も視野に=次期主力戦闘機の選定続く
インド政府は、同国空軍の次期主力戦闘機の候補に、ボーイング社製F-18スーパーホーネット戦闘機をあげていると3月15日付けのロイター通信は報じた。
インドはこれまで、単発エンジン戦闘機であるロッキード・マーティン社のF-16かサーブ社のグリペンが候補に挙がっていた。両社とも、インドからの条件である現地生産に了承していた。
しかし、2018年2月に入り、インド国防省が双発エンジン戦闘機も候補に入れると発表。ボーイング社製F/A-18スーパーホーネットが候補に浮上している。
(F/A-18戦闘機 写真:米国総省)
同省は、数週間のうちに、RFI(情報開示要求)を発表する予定だという。今回のインド側の選定条件の変更によ
り、ボーイング社にとっては、大型受注の機会を得た。F/A-18戦闘機を採用しているのは、オーストラリア空軍だけ。
15年近くインド空軍の次期主力戦闘機を巡って、議論が続けられており、同国空軍は、必要とされる機数の3分4ほどしか保有できていない。
国産軽戦闘機「Tejas」の開発も、35年経った今でも実戦配備に至っていない。
インド空軍関係者はロイター通信社の取材に対し、「戦闘機の調達は喫緊の課題だ。ソ連製のMiG-21戦闘機が退役し、実戦配備されている作戦可能部隊は大幅に減り、現在は33個航空隊だけ。これは、過去40年で最低のレベル」だと話した。また、「インド空軍は、この数週間でRFI(情報開示請求)を行ってほしい。しかし、問題は政府だ。彼らは、要求を変えてばかりだ」と話したという。
今後10年でさらに、さらに13個飛行隊が保有する戦闘機が退役する予定だ。国防省は、インド空軍の戦闘機近代化計画については、ロイターの取材にコメントを述べていない。
(F-16戦闘機 写真:アメリカ国防総省)
ロッキード社は、米国テキサス州フォート・ワースにあるF-16戦闘機の生産ラインをインドに移転する案をインド側に提示していたが、同国の戦闘機選定候補条件の拡大にともなう変更はないという。
「『インドへのF-16戦闘機の協力体制の我々のスタンスには変わりない』」とロッキード社の担当者はロイターの取材に応えた。「『インド政府はまだ、公式な要求書を提示していないが、インド企業のF-16生産への参加と政府間の協議へ引き続き支援していきたい』」と述べた。
2017年に、ロッキード社は、タタ・アドバンス・システムズ社を現地パートナーとして選択している。
(サーブ社製 グリペン戦闘機 写真:インターネット)
「『我々は、インド国内の報道を見ているが、戦闘機調達計画についての公式な打診はない』」と、サーブ社のアジア太平洋地域のコミュニケーション部長ロブ・ヒューソン氏はロイターの取材に応えた。
インドの今回の調達計画を注目しているのは上記の3社だけではない。ラファール戦闘機やユーロファイター戦闘機の製造元である仏国のダッソー・システムズ、ロシアの航空機メーカーもこの行く末を注視している。
米太平洋軍司令官ハリー・ハリス海軍大将は、米下院軍事委員会において、インドはF-35戦闘機の取得を考えていると述べた。しかし、今のところロッキード社には何ら打診は無いという。
(インド空軍戦闘機 写真:インターネット)
2007年に、インドの戦闘機126機調達計画が始まり、ダッソー社のラファール戦闘機が選ばれた。しかし、現地生産と価格により、わずか36機(87億ドル)で調達を終えた。
理想的には、空軍は軽量の単発戦闘機と双発の戦闘機、ステルス戦闘機など多機種を保有することが理想とされるが、そのような贅沢な装備は到底価格面で対応できないという。
インドの装備品の年間調達額は140億から150億ドル。この中から陸軍、海軍、空軍、国内軍事兵器開発へと振り分けられる。
「『作戦活動コストは、インフレと人件費の高騰で上昇している。空軍の航空部隊の戦力が低下している中で、国防省は贅沢を言っている場合ではない』」と、KPMGのインド航空安全保障業界のコンサルタントの、アンバー・ドゥベイ(Amber Dunbey)は、ロイター通信の取材に応えた。
an Arms Watcher
記事元
Reuters
India eying Boeing’s Super Hornet in Latest twist to air force procurement
2017年01月06日
インド空軍、国産AWACSを配備へ=中パの脅威に対応
インド空軍は国産の全天候で運行か可能な早期警戒管制機を今月末に導入する予定だと1月5日付のThe Economic Times紙は報じた。
この早期警戒管制機の導入により、パキスタンや中国から飛来してくる巡航ミサイルや戦闘機、無人機の探知能力が強化されるとみられる。
現在インド空軍は、ファルコン空中警戒管制システムを(AWACS)搭載したIL-76輸送機3機を保有している。
(エンブラエル145機にAWACSシステムを搭載した機体 開発中のインド機とみられる 写真:インターネット)
ベンガルのAirborne Systemsセンターで開発した早期警戒システムを、、ブラジルのエンブラエル社製のエンブラエル145型航空機に搭載している、テスト飛行は既に終了している。価格は、1機220億ルピー(3.23億ドル)。
「『1号機は、すでに配備への準備は整っており、2号機もすでに承認済みだ』」とインド空軍関係者は同紙に話した。
(インド空軍がすでに保有しているファルコン社製のAWACSを搭載したIL-76 写真:インターネット)
イスラエルのファルコン社製警戒システムは、360度の範囲約400kmにわたり監視する事が出来るが、インド国産の警戒システムは、240度。「『新しいシステムは、複数の通信設備が備わっており、脅威と対峙する戦闘機のパイロットを直接警告・管制する事が出来るデータリンクシステムもある』と、インド軍関係者は話した。また、同システムは、攻撃作戦または戦闘地域への支援作戦に従事する航空部隊へのサポートも行う予定だ。
(中国が保有するKJ-2000AWACS 写真:インターネット)
インド空軍が早期警戒機部隊を増強させているが、中国やパキスタン空軍の保有数には遠く及ばない状態だ。中国は少なくとも20機の早期警戒機を運用しており、その内の数機は470kmの範囲の60の飛行物体を追跡する事ができる。
(パキスタン軍が保有する中国製ZDK-3 AWACS機 写真インターネット)
パキスタンも現在スウェーデンのサーブ社製のSaab-200 AeW&C警戒機4機と中国製ZDK-03/AWACS機を4機保有している。
2016年3月に、インドの国防装備品調達議会は、エアバス社製A-330の機体に360度の範囲を警戒する事が出来るレーダーシステムを搭載した早期警戒管制機2機を国内で生産する事を決定している。なお、今後7年間で約7億5135万ドルを投じて、AWACS機を8機を追加で調達する計画が進行中だ。
an Arms Watcher
記事元
Economic Tiems
IAF will soon have desi ‘eye in the sky’ to track Paskitan & ChinaCenter for Air Power Studies (CAPS)
Pakistan’s Chinese AWACS ZDK-03 Karakoram Eagle関連記事
インド、単発戦闘機200機の公募間もなく始まる
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インド、単発戦闘機200機の公募間もなく始まる
インド政府は、同国空軍向けの国内で生産が可能な外国製単発戦闘機の公募を行うと発表したと1月3日付のDefense News紙は報じた。
マノア・パリカールインド国防大臣は、最終選定に残るのは、技術移転と価格が焦点となると述べた。調達機数は200機で、搭載兵器を除いた価格は1機4500万ドルを想定していると、インド空軍高官は話したという。
生産拠点となるインドの民間企業は、2017年年末に議会で承認され決定される予定だ。
(F-16戦闘機 写真:インターネット)
ロッキード社はF-16/Block70戦闘機を、サーブ社はグリペン戦闘機を応募するとみられる。
機種の選定は2018年の初旬には明らかになるとされる。同時に、2-3年かけて様々な技術や資金面での査定が行われ、戦略パートナー製造局となる企業を選定する。
2021年に機種選定の最終合意がなされ調印される見通しだ。
インド政府は、2016年9月には88億ドルでフランスのラファール戦闘機36機の購入を決定したが、現在ラファール戦闘機を追加取得する見通し。
今回の公募により、インドが開発しているテジャス戦闘機の開発状況に疑問を投げかけている証拠であるが、この計画は続行するという。インド海軍は、この開発計画を支援しているが、ダッソー社製のラファール戦闘機の取得も視野に入れていると、UPI通信は報じた。
インド空軍は現在、ロシア製のミグ21と27戦闘機からなる11個航空隊(1個航空隊に、18機)がああるが、これらは10年後には引退する予定で、この調達計画はその後継機探しという事になる。同空軍は33から34個の実戦用戦闘機航空隊を保有しているが、すでに、戦闘機の不足に直面しているとされている。空軍関係者は、中国やパキスタンとの武力衝突の可能性を考慮すると45個航空隊の保有が望ましいとしている。
最近のラファール戦闘機の取得、200機の生産予定のインド国産のテジャス軽戦闘機そしてロシア製のSu-30MKI戦闘機では、中国やパキスタンとの空軍力の戦力差を埋めることはできないとインド空軍関係者は同紙に話したという。
もしインド空軍が単発ジェット戦闘機を購入した場合、Su-30MKI、ミラージュ2000、ジャガー、ミグ29、ミク27、ミグ21戦闘機に加えて、同国空軍は9つの異なった戦闘機を保有することになる。
an Arms Watcher
記事元
Defense News
Parrikar: India to Kick Off Competition for New Foreign Single-Engine FightersUPI
India seeking a new foreign single-engine fighter関連記事
インド空軍、新たな戦闘機調達計画を発表
2016年11月02日
インド、T-90戦車を追加調達へ
(ロシアのT-90SM戦車 インターネット)
インド政府は同国陸軍向けに、ロシア製のT-90戦車を調達を発表する見通しだと、11月1日付のロシアのSputnik Newsが報じた。
インド陸軍は、夜間暗視システムと対戦車ミサイルに対抗するアクティブ防護システムを装備しているT-90戦車の最新型に強い関心を示しているという。同軍幹部は、武器調達委員会に最終許可書を申請している。
インド軍事レビューの編集長で元陸軍少将、R・K・アオラは「『我々は、次期主力戦車についてどうなるかまだ決定していない。国産戦車「アージュンMk2」の開発は、時間がかかっているという事は、次期主力戦車が実際に配備されるまで、5年以上のギャップが存在する。このギャップを埋めるために、T-90戦車を更に調達する。政府は現在、460台のT-90戦車を調達し、わが軍のT-90戦車の保有数は1300に登る』」とSputnikNews紙にこたえた。
460台のT-90戦車の調達価格は21億ドル以上とされる。インド軍の設計局の管理下で、国内で生産する予定だ。インドは、T-72戦車の生産を担当していた重車両工場(Heavy Vehicle Factory)で以前T-90戦車のライセンス生産をしていた。しかし、今度の追加の調達計画で、HVFで生産されるかどうかは、明らかではなく、民間企業に発注される可能性もあると同紙は指摘する。
国防安全保障分析研究所(Institute of Defense and Security Analyses)の副所長、ルメール・ダヒヤは、「『当初のT-90戦車の調達契約の一部には、技術移転が含まれていた。移転は行われ、その技術は有効だと思っている。つまり、我々の手で戦車を国産する事は可能になった。多くの部品は、国内の企業で作られており、今輸入を強いられている部品も、近々国内製品に変わるだろう』と話したという。
現在、インド陸軍は、T-90戦車62台で一つの連隊を13個編成し、これは、2020年までに21個連隊まで拡大するとみらる。2006年11月、インドは330台以上のT90戦車を調達し、その一部はインド国内企業で組み立てられ、アクティブ防護システムや熱画像センサーが装備されている。
an Arms Watcher
記事元
Sputnik News
India to Clear $2.1 Billion Defense Purchase Contract with Russia
2016年10月14日
インド空軍、新たな戦闘機調達計画を発表
インド政府は、新たに単発ジェットエンジン戦闘機の調達計画を開始したと10月13日付のDefense Newsは報じた。この戦闘機は、海外の技術をベースとして、インド国内で生産される事を予定しており、すでに在外インド大使館を通じ参加各国を通じて通達したという。
候補の中には、ロッキード・マーティン社製のF16 / Block 70戦闘機とサーブ社製グリペンE戦闘機が浮上している。
「ロシアを含む参加国だけが今回の競争への参加を表明するのであれば、ロッキード・マーティン社とサーブ社は一次選考を通過するだろう」と、同国の元空軍関係者は話した。
今回の調達計画の発表は、インドが85億ドルを支払い36機のラファール戦闘機購入に踏み切ってからわずか一か月以内のことだ。
インド空軍は現在、ロシア製のミグ21と27戦闘機からなる11個航空隊(1個航空隊に、18機)がああるが、これらは10年後には引退する予定で、この調達計画はその後継機探しという事になる。同空軍は33から34個の実戦用戦闘機航空隊を保有しているが、すでに、戦闘機の不足に直面しているとされている。空軍関係者は、中国やパキスタンとの武力衝突の可能性を考慮すると45個航空隊の保有が望ましいとしている。
最近のラファール戦闘機の取得、200機の生産予定のインド国産のテジャス軽戦闘機そしてロシア製のSu-30MKI戦闘機では、中国やパキスタンとの空軍力の戦力差を埋めることはできないとインド空軍関係者は同紙に話したという。
もしインド空軍が単発ジェット戦闘機を購入した場合、Su-30MKI、ミラージュ2000、ジャガー、ミグ29、ミク27、ミグ21戦闘機に加えて、同国空軍は9つの異なった戦闘機を保有することになる。
同紙は、インド空軍が国内で生産が可能な戦闘機を探す中で、政府は現在進行中の航空宇宙産業プログラムに技術面での恩恵を得られるような選択を行う事ができると専門家は指摘した。
an Arms Watcher
Defense News
India Launches Global Search for Single-Engine Fighter Jets
2013年03月04日
インド、国防費5%増加
ウォールストリートジャーナル紙によると、予算の約42%(8674億ルピー=1兆4792億円)は2013年度内の装備品調達に当てられる、今年度の調達総額24%増加になる。
仏ダッソー社製のラファール戦闘機126機の購入が来年度予算の主な支出となりそうだ。また、インドは戦闘機やミサイル、戦車など多岐に渡る兵器を購入し軍備を増強している。
この背景には、毎年二桁の国防費を増額させる中国のほか、パキスタンなどの周辺国との関係緊張化があると見られる。
チダムパラム財務相は議会への説明で「『国家安全保障に関して追加の必要があるならば制限を課さない』」と延べ更なる国防予算の拡大を示唆。
WSJによると、このまま国防費を増加しつづけると2020年までにアメリカ、中国、ロシアについで国防予算世界4位になるという。
なお、インドの会計年度は日本同様4月から新年度を迎える。
訳・編集 an Arms Watcher / China watch times
記事元
時事通信社
インド国防費5%増へ=中国にらみー13年度予算
Wall Street Journal
India Increases Defense Budget to $37.7 billion
2012年04月05日
露原潜、インド海軍へー10年間リース契約
ロシア製アクラ級原子力潜水艦「ネルパ」は、インド海軍に近い将来インド海軍にリースされることが分かったとRIA Novosti通信は伝えている。
同潜水艦は、インド海軍に今後10年にわたりリースされ、その総額は9億ドルにもおよぶ。今年1月にインド側に引き渡され「シャクラ」と命名される予定だった。
排水量は8,140トン(水中)/12,770トン(水上)。最高速度30ノット、最深深度は600mを誇り、100日間の作戦航海を行うことができる。533mm魚雷発射管4基と650mm魚雷発射管4基を兵装として持つ。
今回のリースにより、インドは米国、ロシア、フランス、中国、イギリスに次いで世界で6番目の原子力潜水艦運用国となる。
An Arms Watcher
記事元
RIA Novosti
India to Commision Russia's Nerp Nuclear Sub
2011年07月14日
ロシア、インドの潜水艦増強に入札か
ロシアは2009年に行われた入札で落選しており、今回再び挑戦する方針だ。
同公社の社長オ―レグ・アジゾブ氏は、「新たな要求性能の今回の入札に、我が国はインド海軍向けのアムール級潜水艦の提案書を作成しているルビーン海洋工学中央設計局と共に臨む」とセント・ペテルブルグで行われたIMDS-2011海軍ショーで表明した。
アムール級潜水艦は、静寂性が高いと評されている同国製ディーゼル潜水艦キロ級潜水艦よりも静寂性が向上しているとされる。また、第4世代の潜水艦とされ、事なる目標に向け一斉にミサイルを発射する能力を備えている事から、アジゾブ氏は「ロシアはかなりの確率で今回の入札を落札する自信がある」と述べたという。
今回の新規次世代潜水艦6隻(総額110億ドル)に関する国際入札は、今年の2月に発表され今年末まで入札が行われるという。
インドは現在、フランスのDCNS社との契約で6隻のスコルペヌ級潜水艦(通常動力)を建造中だが、インド側は「高いステルス性、広範囲の探知範囲と戦闘指揮システムを持つ」潜水艦が必要だと 述べている。
ロシアのアムール級潜水艦は、その静寂性に加えAIP(非大気依存推進)機関を搭載する予定で、通常のディーゼル潜水艦よりも潜航日数が向上している。
今回の入札にはフランス、ドイツ、スペインなどの強豪が既に参加している。
インド海軍は今後10年で最低でも12隻の潜水艦を配備する予定で、同国海軍潜水艦能力の向上を図っている。
An Arms Watcher
記事元
RIA Novosti通信
Russia set to take part in new Indian submarine tender
2010年08月23日
ロシア、今秋インドに原潜をリース
「現在極東海域で試運転中のロシアのアクラ級原子力潜水艦のネルパは、10年間のリース契約に基づき今秋にインドに輸送される予定だと、アムール造船所の広報官が明らかにした」と、RIA Novosti通信の8月20日付記事は報じた。
現在行われている試運転中に、インド乗組員の訓練も並行して行われているという。
約9億ドルのリース契約は、2004年1月に印露政府間で、インドがネルパ建造の一部を負担する事で合意したものだ。ネルパは本来、2008年にインド海軍潜水艦チェクラとして就役する予定であったが、技術的なトラブルが発生し、引き渡しが遅れていた。
同艦は、2008年11月に20人の乗組員や技師が死亡する事故が試験航海中に起こしていたが、現在修理を終えて試験航海に臨んでいるという。
翻訳/編集 An Arms Watcher
記事元
RIA Novosti
India to get Russian nuclear submarine on lease in fall
2010年08月22日
インド、Su-30戦闘機アップグレードに20億ドル投資か
同近代改修は、2012年から始まり段階的に行われ、インドの航空機メーカーHindustan Aeronautics Limited(HAL=ヒンドスタン航空機)とロシアの戦闘機メーカーが共同であたると、ロシア国防省関係筋が同紙に明らかにした。
この近代改修は、Super 30計画と名付けられ、主に新型レーダーへの換装、新型機上コンピューターへの換装、BrahMos亜音速ミサイルの搭載等がインド空軍のSu-30MKI戦闘機40機に施される予定と、インドメディアは報じている。
インド空軍は、現在100機のSu-30MKI戦闘機を保有し、今後10年でやく170機をライセンス追加生産する予定だ。
翻訳/編集 An Arms Watcher
記事元
RIA Novosti
India may spend $2 bin upgrading Su-30 fighters